君へ。: つたえたい気持ち三十七話 (ダ・ヴィンチブックス)
- KADOKAWA(メディアファクトリー) (2004年3月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840110556
感想・レビュー・書評
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〜2005.6.1
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撮影/西郡友典 装幀/小林正樹
田口ランディさんの「モーニング・コール」、よかったです。短い文章だけれどそれぞれに個性が出ていて、とても温かい気持ちになりました。 -
電話。手紙。今じゃ携帯でどっちもできてしまうけど。
「伝えたい気持ち」は変わらないらしい。 -
コミニケーションをテーマにした37人の作家によるエッセイ&ショートストーリー。田口ランディと高橋源一郎と藤田宜永のが良かった。…ってコミニケーションなのに人が死ぬ話なんだけど。あとは、江國香織と松尾スズキのが好き。全て好きとは言わないが、時間が空いたときに手軽に読めるのと、日頃読まない作家に興味が湧くところがいいっすね。
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2007.06.07
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これは超短編集です。
1つのストーリーが2ページちょっとしかないの。
私が買ったのは、私の好きな作家さん、この日記にもよく出てきますが、
山本文雄さんと唯川恵さんが入ってるのもあって読んだんですが、
基本的に長編が好きな私・・。
まさか短編で、しかもこんな短い文でどう伝わるんだろうって思ってた。
これに入ってる高橋源一郎さんの「白紙」っていうのを読んで泣きました。
こんな短い文章でこんなにも気持ちが伝わるんだね。
まるで歌詞みたいだなぁ〜と思ったのでした。
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小説、エッセイ、ショート・ショート… さまざまなかたちで描く、それぞれの「つたえたい気持ち」。
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一話ごとが短いから
はやかった
通信技術についていろいろと考えた -
コミュニケーションをテーマにしたオムニバス短編集。
37人の著者が数ページにそれぞれの気持ちを込めている。
作家だけではなく,大槻ケンヂなどバラエティに富んだ37人,
それぞれに楽しめた。
個人的には,藤沢周「教えない」,高橋源一郎「白紙」,
重松清「朝日が向かっています」などが良かった。 -
「なんとなく、でもいつまでも心に残る」そういうさりげなく心を揺さぶる話が三十数編おさめられている。繰り返し読んだとしても、自分のいま置かれているそのときどきの状況で、まるで感じる話が違って、それがまた面白い。