蚊がいる (ダ・ヴィンチブックス)

著者 :
  • KADOKAWA/メディアファクトリー
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本棚登録 : 978
感想 : 138
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840154307

感想・レビュー・書評

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  • にょっ記のような感じが欲しかったなー。面白かったけど、半分くらいは流し読みしてしまった。

  • 2014年夏現在、やけにタイムリーになってしまった「蚊がいる」というタイトルに惹かれて読んだ歌人穂村弘のエッセイ集。

    自意識過剰で内気な著者の言動には「わかるわかる」というものも多かった。
    「距離感のマナー」では大人は無意識に人との距離をその場その場できちんと理解している、という事に納得した。

  • 優しい文章が心地よかった。「パッチワーク紳士」をはじめ、共感できるものが多かった。ジャケ買いして正解!

  • エッセイ。

  • 納豆とブラジャーに納得。ピース又吉さんとの対談もあり。二人とも普通のことが普通に出来ない人たち。ちょっと変わってるかもしれないけどホムホムは十分普通の人ですよ。

  • 又吉さんと穂村さんの対談。
    この人たちしか通れない秘密の扉があるみたい。

    いつまでも聞いていたい会話。

    エッセイでは
    長友(102頁)
    他人はどれくらい苦しいのか(203頁)

  • ふわふわ人間ホムラsanの集大成。横尾忠則sanの装丁で巻末の対談は又吉san!完全永久保存版です☆

    Special Thanks
    http://booklog.jp/users/barner/archives/1/4840154309

  • +++
    日常生活の中で感じる他者との感覚のズレ、居心地の悪さ、「ある」のに「ない」ことにされている現実……なぜ、僕はあのとき何も云えなかったのだろう。内気は致命的なのか。自称“ふわふわ人間"穂村弘のあたふたっぷりに共感しつつ、その鋭い自分観察と分析は、まさに“永久保存用"の納得感。
    フリーマガジン『L25』で連載していた「蚊がいる」、読売新聞「○○のマナー」、週刊文春「かゆいところがわからない」、文芸誌『GINGER L.』の「この辺に埋めた筈」などの人気連載に、ピース・又吉直樹との対談を加えて刊行。
    装丁=横尾忠則
    +++

    折しもデング熱騒動のさなかの現在、いささか物騒なタイトルではある。だがもちろん、デング熱とは露ほどの関わりもない。相変わらず全開のほむほむ節が小気味よい。肯ける部分が多いのはいいことなのかどうなのかは別として、ついつい、そうそう、と膝を打つことも多い。世渡り下手なすべての人に勇気を与える一冊である。ピースの又吉さんとの対談も、うっすらとテンションが低くて好みである。

  • 変な人だということは知っていたけど、初めて読んだ穂村さんの本。あまりにも「おま俺」的瞬間がありすぎて笑ってたけど、たぶん笑ってる場合じゃない。
    自分以外にもこれを考えてる人っていたんだ、という感覚が、中村文則を読んだときと同じだった。と思ったら対談相手が又吉直樹という。すべてはつながっているんだな。
    そして『長友』に出てくる女の子が最高に最高。付き合いたい。

  • 寝不足の原因は”蚊”。永久保存用穂村弘随筆集。

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著者プロフィール

穂村 弘(ほむら・ひろし):1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論、絵本、翻訳など広く活躍中。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』、『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『絶叫委員会』『にょっ記』『野良猫を尊敬した日』『短歌のガチャポン』など多数。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、2017年、エッセイ集『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。

「2023年 『彗星交叉点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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