断章のグリムI灰かぶり (電撃文庫 こ 6-14)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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感想 : 154
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840233880

感想・レビュー・書評

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  • 久々に読んだホラー。
    トラウマになりそうです。

  • 「missing」から比べたら戦闘もの? っぽくなって俗っぽくなっちゃったかなあと思いつつ、でもこの世界も好きです。
    現在7巻まで所持、読破。

  • ちょっと借りれてないんで途中から読んでないんですけど。

    今度はグリム童話とかを元に書いてあるんですが。やっぱりグロじゃないけどグロ系駄目な人は駄目かもしれない。面白いのに。

  • 独特の世界観や専門用語が多いので、最初は戸惑います。
    でも切ない苦悩がとても素敵な作品です。
    灰被りの潜有者である杜塚眞衣子の
    母から逃れられないと知った時の絶望
    そして王子である蒼衣に拒絶された絶望が悲しかったです。
    少女らしい歪みが返って切なく思えました。

    私は風乃が好きですが、出番が多くて個人的に嬉しかったです。
    雪乃を騎士たらしめる要素の全てが風乃の物であるという
    雪乃のコンプレックスや
    雪乃の復讐者としての不健全な強さに
    蒼衣はどう答えを出すのかが気になる所です。
    雪乃を守る為にはそれ以外を否定し続けなければいけないでしょう。
    蒼衣のその苦悩がどうなるのかも気になります。

    イラストも繊細なイメージで、でもどこか芯の強さを感じて好きです。
    挿絵のゴシックロリィタが可愛くてこれもまた楽しみの一つです。

  • 「断章のグリム」シリーズ第一巻。
    童話をモチーフにしたファンタジー小説は好きなので
    単純に面白かった。

  • 設定が秀逸すぎる。
    この世界観に飲み込まれました。

  • それなりに痛々しいので読む方注意
    ぶっちゃけ僕の歪みの根源がこの本


  • 人間の世界は、常に『神の悪夢』に脅かされている。
    人間の表層意識の、奥の奥の奥。
    『神の悪夢』は神の領域から人の領域へと浮かび上がる、泡のように。
    そうして浮かび上がった、神の悪夢の断片は……物語のアーキタイプへと近づいて。
    この世に超常の悪夢を具現する。そしてそれに抗う術など、人間にはほとんど、無い。

     普通であることが信条の白野蒼衣は、休んだクラスメイトへプリントを届けるために団地へ訪れる。
    それは、学生ならば一度はありそうなありふれた先生のお願い。
    けれど、蒼衣の平凡な日常は、団地の階段で。両の眼を抉られた女性に出くわしたことで、砕けちる。

    神の悪夢に触れた者達の、ダークメルヘン。


     「鬼才」と評される甲田先生の最新シリーズ。物理的にいたい描写が駄目な人は、絶対読んではいけません。深夜に読むのもすすめません。
    作者曰く、スプーン一杯のグロテスク。とても綺麗なガラス細工の中に、うじゃっとトカゲや蜘蛛を詰めている。そんな感じ。

  • もう、カテゴリの違いはあきらめた
    グリムが出てくるから「童話」でもいいや

    この世に起きる怪現象は「神の悪夢」のせいで、
    そのかけらに触れたものには恐怖が・・・
    その被害にあったものが変質する・・・それを浄化
    そ、人々の目に触れないようにする活動をとる
    「断章騎士団」オーダーオブザフラグメント
    その組織の記述は「フリーメーソン」に似ているな
    なんて思いつつ、大人の童話を楽しみました

    (二番目の娘が中学で借りた本なので、慌てて読んだ)

    西尾維新のリスカシリーズのような世界観です

  • グリムと銘打つくらいなのでやはり血生臭いです。
    絵があまり好みでないわあ

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著者プロフィール

1977年、岡山生まれ。津山三十人殺しの舞台となった津山市出身。二松学舎大学卒。民俗学および魔術に関して知識を豊富に持ち、『Missing 神隠しの物語』で電撃文庫デビュー。著書に『断章のグリム』『時槻風乃と黒い童話の夜』『夜魔』『ノロワレ』『霊感少女は箱の中』シリーズなど。

「2022年 『Missing13 神降ろしの物語〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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