日本でいちばん大切にしたい会社

著者 :
  • あさ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860632489

感想・レビュー・書評

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  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99073545

  • 経済学部 上野勝男先生 推薦コメント
    『「会社は誰のものか」を論じたシリーズです。著者は、社員が喜びを感じ幸福になることが出発点と主張します。社員が幸せなら顧客に喜びを提供できる、そして収益も上がり、株主を幸福にすることができるというわけです。そして、そういうことを実践している「日本でいちばん大切にしたい会社」を紹介しています。』

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPAC↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/478661

  • 読もうと思った理由
    会社とはだれのものか、どういう会社がいい会社なのか知りたいと思ったから

    気づき
    ・会社の使命と責任
    ①社員とその家族を幸せにする
    ②外注先・下請企業の社員を幸せにする
    ③顧客を幸せにする
    ④地域社会を幸せにし、活性化させる
    ⑤自然に生まれる株主の幸せ

    ・業績や成長は継続するための手段にすぎない
    ・経営がうまくいかない理由は内側にある
    ・中小企業にしかできないことがある
     不平不満ばかり言っていないで独自の仕事を探し、ひ 
     とがやらないもの、できないことをやる
    ・続けていくことが大切
    ・敵をつくらず、オンリーワンになる
    ・常に工夫し、未来に投資する
    ・教育も経営も基本は「感動」
    ・あなたのお客でよかったといわれる経営

    ヘーーーーと思われる会社が多数紹介されていました。基本はいろいろな顧客・取引先、従業員、株主など人を幸せにする姿勢が徹底している、たぶん経営者がその理念をきちんと現場末端にまで浸透させ、自ら実践し、その手本となり、それを愚直に継続しているからだと思う(言うは易し、行うは難しですが)。個人としてまた組織としてその逆も見受けられるがそれを自分のなかで反面教師にしていきたいと思いました。
     

  • 大学生1
    1月

  • 経営の使命と責任
    1.社員とその家族を幸せにする
    2.外注先・下請企業の社員を幸せにする
    3.顧客を幸せにする
    4.地域社会を幸せにし、活性化する
    5.自然に生まれる株主の幸せ
    ○業績ではなく継続する会社

  • ・あなたの会社がなくなったら本当にお客様は困りますか?といつも自分に問いかけ、我が社がなくなったら、お客様が困るように会社にしたい
    ⇒代役のない、ウチにしか出来ないサービスを実現する。社会に必要とされる存在になる。

  • 7まで続いているとは驚き

    public service の精神の具体例
    障害者の積極雇用は頭が下がる
    地域への貢献

    利益ばかり追求する最近のにわか経営者に読んでもらいたい

  • 自分の信条に近しい経営方針でした

  • "業績や成長は継続するための手段。"


  • ここに挙げられている会社は知っている会社もあるが、本当に素晴らしい会社で、こういう会社に、経営を知ることが出来てとても嬉しいです。一方著者の考え方は二元論的で、良い会社、悪い会社、のような書き方、後者に対する批判的な物言いは不要じゃないかなとおもう。そんな会社ばっかだっけ?という疑問と、批判されてる会社(例えば自動車部品会社)も必要な存在だと思うし、書きっぷりが好きになれない。

    ◯会社経営の優先順位
    1. 社員とその家族、社員が満足し帰属意識が高くなければ良いサービスや商品を購入生み出すことはできない
    2. 外注先、下請け企業の社員の幸せ、自らの利益を大きく取り、下請けがほとんど利益がでないような外注は廃業させるか下請け離れが進む
    3. 顧客の幸せ
    4. 地域社会を幸せにして活性化
    5. 自然に生まれる株主の幸せ、前項四つを高めれた結果として高まるもの

    ◯経営でいちばん大事なのこと
    ・「継続」売上や利益はその手段の一つ
    ・経営がうまく行っていない会社は、多くが外部環境のせいにしている。
    ・唯一の経営資源は人財
    ・いい仕事は感動と感動のぶつかり合いの中から生まれてくる。
    ・リーダーになる人は人に対する想いが強い

    ◯日本理化学工業(株)
    ・ダストレス チョークの製造
    ・社員の7割が障害者、1週間就業体験してもらったら、とても真面目に働いてくれた。人にとって生きるのは、必要とされて働き、自分で稼いで自立することだと気づいた。
    ・一人一人の能力に応じている作業工程や道具を見直すことで、健常者と変わらない仕事を出来るようにした。
    ・ある程度までいくとリーダーに昇格もさせることで、本人も周りもやる気が出た。
    ・障害者雇用率を達成しているのは42%、卒業していく障害者の中で働きたい人の3割しか働けていない。

    ◯伊那食品工業(株)
    ・斜陽産業の寒天メーカー
    ・48年増収増益、給料を上げ続けてきた
    ・社是: 会社を取り巻く全ての人がいい会社だと言ってくれて、所属することに幸せがかみしめられる会社
    ・人件費はコストではない
    ・無理な成長は追わない、流行に乗らない、景気が良くても過剰投資しない
    ・敵を作らないオンリーワン、常に他にはない価値を提供し続ける
    ・成長の種まきを怠らない

    ◯中村ブレイス(株)
    ・義肢装具、ブレイスは支えるという意味
    ・島根県、石見銀山、日本一辺鄙なところにある
    ・創業時、知り合いから頼まれ、就職先が無かった問題児を地元のため人のためと思い雇った。数時間しか会社に居られず、来たり来なかったりだったが、信じ続けて七年かけてフルタイムで来れるようになった。その社員は来れない間も自分の症状を直そうと必死に勉強しており、その後その知識が役に立ち色んな製品が生まれることになった。
    ・小さな会社だが、むずかしい部位の注文がお客から整形外科医から集まってくる。

    ◯(株)柳月
    ・北海者お菓子メーカー、ケーキ160円と庶民的。北海道からは出ない、地元を大事にしている。
    ・職人が付いて一緒に家族のケーキを作る体験
    ・こだわりの材料で作った美味しいお菓子、賞も取っている。

    ◯杉山フルーツ
    ・個人の贈り物の高級品に特化した商店街のフルーツ屋さん
    ・自ら市場で目利きして買い付け
    ・年中無休

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著者プロフィール

1947年 静岡県生まれ。静岡文化芸術大学文化政策学部・同大学院教授、法政大学大学院政策創造研究科教授、法政大学大学院静岡サテライトキャンパス長等を歴任。ほかに、「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞審査委員長等、国・県・市町村の公務も多数務める。専門は、中小企業経営論、地域経済論、地域産業論。主な著書に『日本でいちばん大切にしたい会社』(あさ出版)、『心の時代の感動サービス』(同友館)など。

「2023年 『いい会社には、活きた社内制度がある。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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