ハリー・ポッターと賢者の石 1-1 (ハリー・ポッター文庫)

  • 静山社
4.33
  • (140)
  • (101)
  • (41)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 1127
感想 : 94
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863891609

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 正直興味がなく今まで手付かずだったシリーズ。
    友人に強く勧められ、私が「ハードカバーは重いし大きくて持ち運べない」と言っていたら文庫本をくれたのでせっかくだと思い読み始めた。
    凄く読みやすくてファンタジーものを欲しかった自分としては、どうしてもっと前から読まなかったのだろうと今更ながら後悔している。

    前半、物語の始めはハリーの人間としての日常生活を描いており、友人はここがだれているのでそこさえ越えれば大丈夫、なんて言っていたが、正直ここの部分も好きだった。
    後半部分、ハリーが魔法学校へ向かう道中も凄く幻想的と言うか見ていて飽きなかったし、さらりと読み終わることができた。
    また、下巻へ続くところも続きが気になる終わり方で、すぐにでも下巻を読みたくなった。

    とりあえず、もっと早くからこの作品に出合えていたらと今更ながら後悔しつつ、下巻へ続く。

  • 世界的な大ベスト・セラーを、いまさらながら読み終える。読んでみて、なるほどたしかに先が気になる展開で、面白い作品であることには違いない。ただ、それと同時に、そこまで熱狂するほどのものかどうかについては、少少疑問に感じてしまった。「なにか」が決定的に欠けているのである。それは著者の処女作であるからかもしれないし、たびたび問題が指摘されている翻訳の拙さによるものかもしれないし、あるいはまったくべつの要因かもしれない。とにかく物語全体に、具体的にはいえないが「なにか」が不足しているということを感じることができる。例を挙げていえば、クィディッチの試合、ヴォルデモートとの対決のシーンなどで、肝腎なところに差し掛かると急に画面にもやがかかったようになり、気がついたら解決してしまっているような状態がある。このような場面では、もちろん消化不良感はあるのだが、それでいて作品全体としてみればおおきな欠陥ともいいづらく、なんともいえない「なにか」の不足としか言い表しようのない感じがする。ただ、それとはべつに、やはりおおくの人の心を打つ「なにか」もあるのだろうし、また近年「AKB48」を論じる文脈で語られているように、こういった「なにか」の欠如性こそが本作を大ベスト・セラーたらしめている要因なのかもしれない。その「なにか」に個人的にはしっくりとこなかったというだけのことだが、しかし面白かったことは面白かったので、次回作も読みたいという気持にはなっている。

  • 今までなんとなく敬遠していたハリポタ。わくわく感があって面白かった。
    全部読み終わったら、映画も見てみたい。

  • 下巻と共に書きます!

  • 初読は最初の映画が公開された直後だったような記憶
    あまりにも持ち上げられすぎていて、どうせ子供だましのファンタジーもどきでしょ?と、最初からひねた印象を持って読んだ

    ハリーがあまりにも主人公補正受けすぎ
    あと思い込み激しくない?(ドラコとのやりとりのあたりなど)
    ダーズリー一家のあまりにも悪意ありすぎな描写にうんざり
    ハグリットが非常識すぎて悪役かと思ったら、とてもいいひとという描写で違和感
    ダンブルドア、グリフィンドールに甘すぎない?
    ロンうざい
    ハーマイオニーかわいいよ
    スネイプ萌え

    という感想で、のちにシリーズ全巻借りて読み通したあと、これはもう二度と読むことはないだろうとずっと思っていた
    が、最近文庫で出ているのを見つけて手にとってみた
    暇つぶしだし、と読み始めたら…これがとてもおもしろい


    個人的にはやっぱりハリーはいくらなんでも主人公補正受けすぎだと思うし(ハリーとヴォルデモートとの関係を間引いても)、ハグリットは迷惑な『いいひと』だと思うけれど、そういった諸々の個人的好悪を勘案しても、このハリー・ポッターシリーズはおもしろい話だった

    このシリーズの一番の魅力は『現代に生きる魔法使いと魔法世界の描写』だと思う
    魔法使いたちがマグルの基準で若干ずれた感じがするのはご愛嬌
    おそらく、魔法使いたちが私たちマグルに対して『こいつらずれてるなー』と感じてるだろう、このおあいこさの描写が上手い

    そして、改めて読み返すと、登場人物たちがとても生き生き動き回ってるのに気付く
    (ある種ご都合展開はあると思うけれど)登場人物ひとりひとりが、彼ら自身の欲望や規範や義務や希望によって動いている
    基底となる物語(ハリーの物語)に、詳しくは語られないサイドストーリー(スネイプやルーピンやロンやハグリットやダンブルドアなどの物語)が絡み合って、あの『ハリー・ポッター』の世界ができている


    はじめに読んだときは『ハリーの物語』に拘泥しすぎて、おもしろさを見逃していたんだなあ…
    もったいない
    これは本当にいい児童文学
    (児童文学だと思うと、ハリーの主人公補正も当然だと思うし…)

  • JKローリングハリー・ポッターやっぱり最高!読んでるだけでワクワクする♪

  • 書籍のほう持ってるけど実家にあるし、ふと立ち読みしたら読みたくなって購入。約10年ぶりに読んだけど大体覚えてて懐かしさが込み上げてきました。もうそんなに経つのか…

    文庫版てもしかしてちょっと文章変わってる?ピーブスとフィルチのやり取り変わってたような気がする…

  • 映画を見て10年以上もたっているけど、一度は読むべきだと思い読んでみた。
    映画とほぼ同じストーリーだったけど、面白く読めた。
    ダドリーとか、おじさんとか。嫌な奴だけどその加減が過ぎているくらいが面白い。
    ハグリッドが大好きにもなりました。
    よくこれを完全に映像化できたなとすごいと改めて思いました。
    もう一回映画観てみようかな。

  • 今更読みました。図書館で借りるという手もあったのですが、それだとお風呂で読めないし。文庫化されて良かったです。

  • 映画からじゃなくて本から読みたかったな。

全94件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

J.K.ローリングは、記録的ベストセラーであり多数の賞を獲得した「ハリー・ポッター」シリーズの著者。世界中で愛読された本シリーズは、これまで累計5億部以上を売り上げ、80カ国語に翻訳された。8部作の映画は大ヒットを記録。著者は『幻の動物とその生息地』に着想を得て、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の脚本を執筆。この作品を皮切りとして、5部作の映画シリーズの公開が始まった。J.K.ローリングはまた、『ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部』の舞台も手掛けている。この作品は、2016年夏にロンドンのウェストエンドで初演され、2018年春にはブロードウェーでも上演された。2012年、J.K.ローリングはウェブサイト〈ポッターモア〉を開設。このサイトでは様々なコンテンツや記事、J.K.ローリングによる書下ろし作品を楽しむことができる。他、一般書『カジュアル・ベイカンシー 突然の空席』を執筆したほか、ロバート・ガルブレイスのペンネームで犯罪小説を発表している。これまで、大英帝国勲章、レジオンドヌール勲章、ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞など、いくつもの賞を受賞してきた。

「2020年 『イッカボッグ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

J.K.ローリングの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×