ダントツになりたいなら、「たったひとつの

  • 飛鳥新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864104050

感想・レビュー・書評

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  • 強い心を持つための必読書

  • 具体性がある自己啓発書。

  • よくある自己啓発本のように、著者の経験と精神論に終始する本かと思いきや、成功するために必要な心理について理論的に解説している良書である。

  • 日常の小さな「正しい決断」を繰り返す。

    日常の「正しい決断」がメンタルを鍛える=メンタルを鍛える方法、とおもって日常的に正しい決断(辛いほう)を選択する。

    森の中で道が二つに分かれていた。あまり人が通らないほうを選んだ。それが大きな違いを生んだ。(ロバートフロスト)

    目標に達しなかった場合の第二の選択肢をあらかじめ紙に書く=最悪に備える

    辛い、と感じたら、今正しいことをしているのだ、と考える。覚悟を決めて犠牲を受け入れるほど目標に近づく。

    そうなればいいな、と願うのではなく、本気でやる決心をする。それ以外の道はないと腹をくくる。

    努力を自動化する=目標を常に思い出す工夫をする。

    小さなことを変えることは、逆境から抜け出す最良の道。

    生まれつきの天才はいない。1万時間の法則。

    私はそんな単語は使わない=言葉は言霊。疲れた、できない、無理、は使わない。すごい、最高、素晴らしいを使う。

    朝起きたら、「今日はこれから何をしようか」と考える。脳が自動的に答を探し始める。

    試合前にはイメージを視覚化する。本番前にすでに経験済み、にする。

    緊張は、生き延びるための仕組み。行動を起こす準備をする。緊張を利用する。

    「タフになれ」という言葉をつかう。意識してタフになる。誘惑に負けずに少し余分にがんばる道を選択する。

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    自分が思っているよりはるかに上にいける。
    日常の小さな「正しい決断」が結果を決める。本能的に楽な選択をしやすい。感情は楽を選ぶ、理性は感情にはかなわない。そこで、質問を変える。楽でない選択のほうが、達成感という快感が得られて実は気持ちがいい、ということを思い出す。

    人生を俯瞰してみる。いつかは死ぬ。死の間際に何を言うだろうか。人生のカウントダウンを刻むソフトを入れる。

    不安のもとは恐れ。最悪の場面を覚悟する。
    80%は成功への備え、20%は最悪のシナリオへの備えをする。大部分は良い結果に意識を向けるが、どこかで最悪の事態にも備えること。100%脳天気ではいけない。

    目標はかっこいいもの=想像するだけで身震いするようなもの。具体的なほうが、そこへ向かう計画を立てやすい。
    夢や目標のために覚悟を決めて、犠牲を受け入れる必要がある。
    ゴールは絶対達成するものと腹をくくる。
    辞めるかどうか迷ったら、達成感を思い出せ。
    逆境を飼いならす=逆境は、自分を試す試練と考えて楽しむ。自分の強さを証明するチャンスととらえる。

    目標は常に思い出す工夫をする。思い出すスイッチをつくる。続けるだけで価値が出る。あと一歩踏ん張る。
    他の人が諦めるとき、自分は輝くチャンスができる。

    毎日トレーニングをする。生まれながらできる人はいない。

    パワーステートメントを口に出す。否定語は言わない。
    私はタフだ、1秒ごとにゴールに近づいている、私の力はまだまだこんなものじゃない、など。

    イメージを視覚化する=これから起こることを予想する。すでに経験済みの体験にする。ゴールのイメージ、ショットの行方、など。
    夢をかなえた後の自分を映画のようにイメージする。

    緊張するのは、生き延びたいというアドレナリンがでた証拠。緊張を利用する。

    成功のために細部にもこだわる。

    モードを使いこなす。勝負の時、自分のモードに入る。

    意識してタフになる。タフとは、普通とは違う考え方を持ち、諦めることをしないこと。

  • ▼人生を俯瞰で見る→(○○するのに)あと何年残っている? そう考えると惰性な生活を嫌悪するはずだ。

    ▼俯瞰→【・私は望みどおりの人生を生きているだろうか? ・人生の正しい道を選び、正しい場所にいるだろうか? ・どうすればもっとバランスよく生きられる? ・本当に仕事でベストを尽くしている? ・目標や夢に近づくために、対処すべき問題に手をつけているだろうか?】

    ▼人生を俯瞰で見ることが効果を発揮するのは、繰り返し行なったときだけだ。自問が身体に染み付くと、それが行動をともなう習慣に変わる。考えなくては、と思わなくても、自動的に考えられるようになる。すると、日々の生活のなかの小さな決断を正しく行なえるようになる。

    ▼常に「ベストの自分になる」ことを目標にすれば、ダントツな自分の体験ができる回数が増える。

    ▼「これからしようとしていることは、自分の価値観に合っている?」 答えがイエスなら、実行すればいい。

    ▼優先したい価値観と、譲れない欲求を知ると、人生の核心が見えてくるはずだ。→ex.自分の仕事も欲求と価値観が合えば満足いく。金と名誉に気にかける医者、薄給でも人道支援に周る医者など。

    ▼第二の選択肢を考えておくと集中できる。ことがうまく運ばなかった場合に取るべき行動を予習しておく。目標に達しなかった場合の第二の選択肢について考える。(プロゴルファが夢なら、失敗したとき、何を勉強し、どんな仕事についているか。万が一、予定が早まったら。万が一、会議でしくじったらなど。)第二の選択肢を備えていないと、うまくいかなっかたらどうしよう、という思いを抑えることができない。だから、ネガティブな考えが無秩序に、ひんぱんにこみあげてくる。こういった思いが私たちを麻痺させ、妨害する。
    ただし、悪い展開を想定してはいいが、そこに大部分を集中させてはいけない。二〇パーセントは最悪のシナリオへの備えで、八〇パーセントは成功に備える。準備の大部分は、よい結果を出すための備えで。《あなたの思考は、あなたが選択する。》

    ▼本気で自分を変えたいなら、まず、あなた個人を「ひとつの会社に見立てる」。重役会議にあてる時間をつくり、業務明細書を作成おして、ゴールを決めて戦略計画を立てる。そして、あなた自身の「理念」を決める。そうすると、よい目標を設定して、そこに到達するために必要なステップを踏むことが、より簡単になる。→詳細な目標を立てることが重要

    ▼変化を生むはずみをつくる唯一の方法こそが、感情に働きかけること。→そんなときには、挑発的な質問が功を奏する。「変化を起こしたいですか? それとも現状のまま、居心地だけはいい平凡な地位でキャリアを終えたいですか? それが本当の望みですか?」

    ▼思い切って変化の道を選んだ人のほとんどが、それを喜びと感じている。長く続けることで、変化が習慣になる。自己研鑽が習慣になる。「最高の自分になる」という素晴らしい感覚を体験しないまま人生を送っている人が、あまりにも多い。全力を出す必要に迫られる領域に立ち入ろうとしない人が、大多数を占めるのだ。しかし私は、あなたにぜひ挑戦してほしい。たとえば、こんなことに。【・全力を注ぎ込む勇気を持つ ・六時に起床、一〇時に就寝、一週間の予定を立て、健康的に食べ、集中して効率よく仕事をする ・タフになる ・たっぷり運動をする ・一週間を全力で頑張って、そのときの気分を確かめる】

    ▼挫折したり、やる気がなくなったりするのを防ぐには→『目標を思い出す』→人生を俯瞰で見る訓練をひんぱんに行なう。一週間に一度は、目標を常に思い出し、自分が何と戦って、何を手に入れたいのかを、確認する。たいていの人間は怠け者なので、目標をわざわざ思い返したりしなくなる。しかし、成功したければ、これは絶対にしなければならない作業だ。そのために「思い出すためのスイッチ」を作る工夫も。ベッドのそばに張り紙をする、腕時計をいつもと逆にはめる、靴ひもの色を変えるなど。
    ▼本番に挑む前の準備として「イメージの視覚化」がある。さらに視覚以外の感覚も加える。【・大会中に聞こえてくるのは、どんな音? ・考えていること、感じていること、嗅覚、味覚は? ・いい結果を得るためには、全体としてどんな体験ができればいい?】 これを日常生活で活用する。今日の一日をどう過ごしたいか、どんな日になってほしいかをイメージするのだ。前もって心の眼で見ておくと、はるかに楽に実践できる。

    ▼「イメージの視覚化」は、試合やプレゼンテーションの準備につかえるだけではない。日常生活でもパフォーマンスの成功のために活用することができる。裕福になりたい人は、金持ち生活をイメージしてみよう。それで最高の気分になれるなら、その感情が、日々の正しい決断を後押ししてくれるはずだ。大切なのは、夢のポジションを獲得したときの「気持ち」想像すること。望んでいた夢を体現したときの気分を、イメージするのだ。イメージし、夢に実体をもたせる。夢が現実になるのは、そこにたどりつくために、たくさんの正しい選択をしたからだ。

  • 1. 総論
    人生を俯瞰的に見て、自分の価値観や目標を定義すること、目標を常に思い出して、目標達成のためにすべきことをすることが、ダントツになるための「確実な技術」である。価値観や目標設定はフランクリン・プランナーでも核となるものであり、併用することにより相乗効果が見込める。本書は大きくパート1と2に分かれ、パート1では「確実な技術」を実践するためのマインドセットについて記述し、パート2では本番力をつけるためのメンタルトレーニングについて記述している。

    2. 引用
    「価値観は、あなたに行くべき道を示してくれる。すべきこと、すべきではないことを教えてくれる。価値観が明確であれば、「これからしようとしていることは、自分の価値観に合っている?」と自問することができる。答えがイエスなら、実行すればいい。答えがノーなら、やめるべきだ。」
    自分が会計士試験を受験したときに無意識に実践していたことである。当時の価値観は絶対に会計士試験に合格することであり、これからしようとしていることは、自分の価値観に合っている?自分の合格可能性を0.01%でも上げるものか?を常に考えていた。だからこそ、ダントツではないが優秀な受験者となれた。

    「よい目標は、考えているだけで「あの快感」が得られる。よい目標は、やる気を引き出す。よい目標は、日常生活の正しい決断を簡単にする。よい目標があると、余分なものを切り捨てることに思い切りがよくなる。だからどんな夢に向かうにせよ、目標は具体的かつ簡潔であるべきだ。さらに言うと、「かっこよく」あるべきだ。想像するだけで、喜びに身震いするような。なにがなんでも手に入れてやろうと思わせるような。感情を刺激しない目標は、効果がない。なんらかのスイッチが入り、毎日の意思決定のプロセスを変えさせるだけのインパクトが必要なのだ。」会計士受験において「あの快感」を得られていた状況とは、理解できなかった論点が理解できたとき、解けなかった問題が解けたとき、答練の成績がよかったとき。会計士合格はよい目標だったと思う。自分が合格することを考えているだけで将来の自分が輝いている気がして、またその目標に向かって前進している自分が誇らしく思えて、余分なものを切り捨てることに思い切りがよくなっていた。

    「「私の長所は?」 「私の強みは?」 「自分のどんなところが誇らしい?」  スキルの高い人は、自分にそんな質問をしょっちゅうする。問いかけることで、自信が高まるのだ。自信は正しい質問によって形作られる、とさえ言ってもいい。あなたは自分にポジティブな感情を与える質問をすることだけを意識すればいいのだ。  ところが、実際にはこの逆をする人が多い。自分の弱点や恐れを確認するような質問をしてしまうのだ。質問が悪い。人間の感情は、質問が誘導する選択肢へと引き寄せられてしまうからだ。」心の中のつぶやき、自分への質問、パワーステートメント(あなたの人格を言いあらわすコンセプトや単語、表現のこと)は、常にネガティブなことが多い。意識してポジティブな方向へ変えていこうと思った。

    「パート2では、「本番でのパフォーマンスの実践」へとテーマが移る。その習得のために、以下の三つのテクニックについて説明したい。  1 イメージの視覚化  2 しぐさや外見の活用  3「モード」」特に会議や発表で発言する場面では、自分のもつパフォーマンスが全く発揮できないことも多い。内容の事前準備も大切だが、メンタルトレーニングを併用することによって克服できそうだと感じた。姿勢・笑顔・深呼吸も大事。

    「私はしょっちゅう「タフであれ」という言葉を使う。再読するときには、そこに意識を集中してほしい。  タフであるということは、意識をもって選択することである。何かを決めるときには、その選択肢を取る理由を常に意識すべきだからだ。タフになるということは、自分が望む生き方をすることだ。なぜなら、最良と考える生き方を実践するには、大変な勇気が必要だからだ。  私たちは、友達、両親、同僚といった、周囲の人が期待する生き方をしがちである。大部分の人が正しいと思っているのとは違う生き方をしたいなら、独力でがんばらなければいけない場合も出てくる。批判さえ受けるかもしれない。それはよい兆候なのだ。批判されても、違うことをする勇気を持っているということなのだから。  タフであるということは、違う考え方をする勇気を持つことである。」人と違う選択肢を選ぶときは、タフになることが必要。中学受験のときも会計士受験のときもそうだった。また合格後に事業会社を受験するときもそうだった。会社に入ってからも、タフであり続ける必要がある。

  • 監修の山口真由が絶賛していたので読んでみた。ノルウェーで記録的なベストセラーとのことだが、他の自己啓発本と比較して同じような内容だった。成功法則は共通しているということか。ただ私はまだ一回読んだだけでの感想なので、何度でも繰り返し読めばまた違った感想を持つのかもしれない。
    ただ興味深かったのは、山口女史曰く、「翻訳本は母国で一定の評価を得ているのでいい本が多い」ということだ。
    私は翻訳口調が苦手であまり翻訳本は少し敬遠していたが今後は考えを変えていこうと思った。

  • 半ばスピリチャル的な感じではあるが、目標をはっきりさせ、それを意識した準備する。成功のイメージをしっかり持つ、具体的かつ、ポジティブに。そのことを意識し強いメンタルで。といった本で、わかりやすい。

    幾つか自分なりのメモ。

    人生を俯瞰で見る。毎週どこに向かっているかを自問する。このような自問は、個人より団体の方が、問いかけがしやすい。
    我々は何者か。我々はどうなりたいか。我々が価値を置くことは。我々のアイデンティティーは。我々のビジョンは。
    こうした質問を自分自身にも当てはめてみれば良い。

    悪い展開も考えると、成功への道を踏み出せず、悩むばかり。
    どんな結果を望むのかに意識を集中すべき。成功することを念頭に備える。ただ、目標に達しなかった場合の、悪い展開、第二の選択肢についても紙に書いてみる。その上で、準備の20パーセントは最悪のシナリオへの備えで80パーセントは成功に備えるもの。

    この世で確実にコントロールできるのは自分の思考だけ。

    自信は必ずしも業績や行動の結果でなく、自分自身の自己評価によって生まれるもの。

    緊張を使い分ける。きんちょうは戦いの準備。緊張することで行動を起こす準備ができる。

    イメージの視覚化。朝からの行動、移動や本番、通してのイメージを超リアルに。イメージトレーニングを10から15回。
    自分自身とイメージを使って対話。筋書きを立てて、対策を。夢を叶えた時のイメージも。

    なりたい人のしぐさを真似る。

    本番前にやること
    深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。
    かたをいからせて胸を張ると安心感が高まる
    堂々とキビキビした足取りで歩くと自信が出る
    笑顔になると前向きで幸せな気分になる
    ダンスをすると楽しい気分になる
    座る時や立つ時に前に体重をかけると機敏になる
    両足を開いて立つ時に自分がタフで力強く感じる

    意識してタフになる。ある分野でタフになれたら他の分野でもなれる。

  • 達成してワクワクするような目標を立てる。

    その目標を達成するために必要なことは何か。
    そのために「常にベストの自分になる」と、
    日々自問することを習慣とする。

    そして、正しい答えのもとに行動を積み重ねること。

  • 自分の心を高め「モード」に入るためには、ある「技術」が必要であり、また逆にいえばそのような技術さえ身につければ、モードに入れるというのは面白い視点だと思った。後ろの山口氏の解説も秀悦。

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