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- / ISBN・EAN: 4933364710079
感想・レビュー・書評
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「アナが聞く精霊の話フランケン、スペインの暗黒から未来へ」
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映像、登場人物、音楽。はじまった瞬間からすいこまれてしまう魔法のような映画です。
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火の上を飛ぶイザベル。
それを見るアナ。 -
あれ?全ネタバレ?
内戦終結直後のスペイン、小さな村に映画フィルムが到着。上映された「フランケンシュタイン」を見た少女アナは死の持つ不思議な雰囲気に魅了される。村の外れの井戸に精霊がいると聞けば幾度も通い、線路に立ちふさがっては迫る汽車をうっとりと見つめ、飼い猫の首を絞めた挙句か見つかれた傷口の血で唇に化粧をして遊ぶ。家族は彼女の異変には気付かない、父母は内戦によって心情を吐露できない状況に追い込まれている。ある日、井戸に共和派の脱走兵が逃げ込む。アナは彼と出くわしてしまうが、フランケンシュタインに花を差し出した少女のごとく、飢えて傷を負った彼に家から持ち出した父の上着を貸してやる。ひと時の和やかな時間を過ごす二人。しかし脱走兵が死体となって発見されたとき、父親のジャケットが警察で問題になる。自分のしていたことを知ってか知らずか、批難の目から逃げだすアナは一人で夜の荒野を彷徨う。川面の月を覗き込むと、そこには、幻想の心優しきフランケンシュタインが映っている。翌朝発見されてからアナは一言も喋らない。夜、ベッドを抜け出しては、窓から無人の世界を眺めて呟く「私はアナです」そのことばは精霊への挨拶だった。
この美少女は今まで見たなかで一番の美少女。演技の上手下手というものが分からない人間なのだけど、とても上手というより演技には見えない感じだった。
父親のミツバチへのモノローグをメモしておけばよかった。あれがメッセージか。
黄色い窓が幻想的。
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主人公のアナがとてもかわいらしくて好きな映画。
ハリウッド映画にはない独特な雰囲気やきれいな映像にうっとり。
のんびりと過ごしたい午後に持ってこいの映画。 -
大学AVルームにて鑑賞。監督ビクトル・エリセ、主演アナ・トレント(6歳!!)
world's end girlfriendこと前田勝彦さんが好きって言ってた映画。
こりゃ映画というより完全なる映像作品だといいたいです。一つ一つのカットがめっさきれい。そのまま絵画に出来るようなステキなシーンばかりです。
この時代の雰囲気にはどうしようもないくらいリアルを感じます。それは歴史を感じるというか、生を感じるというか・・・
テーマはうん。すごく重いものだけど、とりあえず、映像と音楽を見て欲しい。詩的映像きれい。 それは★5は軽くイク ただ一つ、出来ればも少し長くしてテーマをどーんと伝えて欲しかった。 -
題 目:ミツバチのささやき
原 題:El Espiritu de la Colmena
監 督:Victor Erice ビクトル・エリセ
製作年:1973年
製作国:スペイン
脚 本:Victor Erice ビクトル・エリセ
主 演:Ana Torrent アナ・トレント、Isabel Telleria イサベル・テリェリア、Fernando Fernan Gomez フェルナンド・フェルナン・ゴメス、Teresa Gimpera テレサ・ジンペラ
【解説】スペイン内戦がフランコの勝利に終結した直後、1940年の中部カスティーリャ高地の小さな村を舞台に6歳の少女アナと彼女の家族たちの日常を描く。
【コメント】フランケンシュタインの映画を見た夜、アナとイザベルが互いにベッドに入り囁き声で対話するシーン。アナは映画に対する疑問をイザベルにぶつけるがイザベルは小さな嘘をつき、純粋なアナはそれを疑うことなく信じてしまう。幼心に感じる「分からないこと」に対する恐怖や、「知りたい」と感じる欲求を背景に、「囁き声」と「暗いベッドシーンでの対話」で表現される様子はとても陰鬱なイメージ。何かに怯えている様子も感じられた。舞台となる荒れ果てた広大な農地も「先の見えない何か」を印象づけるものがあった。(タイトルにもなっている「ミツバチ」がなぜ引用されたのかは理解が難しい。)
細かい演出にも注目。服装や道具、フレンチ・アンティークのようなインテリアなど。
※昔は汽車に「ポスト」があったんだ。そして煙がすごい。 -
童話みたい。きれい。
おじいさんがミツバチの巣を取り出す映像が印象的。
見てると時間がさっ、とすぎてく。
ノスタルジックだけど幻想的な気分になる。幼年期の終わり?
そして女の子が可愛い。かわいすぎる。 -
怪奇映画の古典『フランケンシュタイン』をモチーフに、少女の無垢と聖をファンタスチックに描く。