エレファント デラックス版 [DVD]

監督 : ガス・ヴァン・サント 
出演 : ジョン・ロビンソン  アレックス・フロスト  エリック・デューレン 
制作 : ガス・ヴァン・サント 
  • ジェネオン エンタテインメント
3.69
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  • (43)
  • (10)
本棚登録 : 1516
感想 : 306
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102028831

感想・レビュー・書評

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  • 銃乱射事件がテーマ。

    少年が壊したかったもの。
    少年が壊してしまったもの。

  • ストーリーの酷さを覆い隠す
    映像の透明感と音楽のおかげで
    観終わった後は適度な鬱加減に。


    狂気を表すことなく淡々と人を殺していくさまが
    こわい。でもってとてもリアルなんだろうなーと

    ラストシーンの唐突さにびっくりしたけど
    メッセージは確かに伝わってくる。


    エリーゼのためにはあと3年は聴きたくない!

  • オレゴン州ポートランド郊外にある、ごくありふれた高校。
    カメラはここで過ごす学生達の姿を追う。
    学校に送ってくれた父が酒に酔っていることに気がつき、兄に迎えに来るよう電話するジョン。
    公園を散歩するパンキッシュなカップルを撮影する写真部員・イーライ。
    噂話や母親への愚痴に花を咲かせる3人娘。
    アメフトの練習後、恋人と待ち合わせるモテモテのネイサン。
    そしていじめられっ子のアレックスは、親友エリックとある荷物を待っていた。

    ゾゥっとさせられる日常的暴力。突然崩壊する普通な生活。

  • 独特な撮り方で凄く雰囲気を大事にしてるのかなぁって思った。
    中盤からの展開は鳥肌物。あの曲は暫く聴きたくなくなる。

  • 自分の想像力のなさを思い知らされました。あんなに動揺させられた映画はこれまでなかったです。映画館をでて人ごみを見ると、この人たち全員幸せに生きて欲しいと思いました。すごい映画です!

  • グッドウィルハンティング・MILKなどの映画を手がける
    ガス・ヴァン・サント監督の作品。

    正直、Wikipediaを見るまで
    内容の理解ができなかったけど、
    そこには凄まじく深い意味があるみたいです。

    以下、WikipediaのURL

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%88_(%E6%98%A0%E7%94%BB)


    映像は、MILK同様、フィルムの風合いなど
    監督らしくお洒落な仕上がりで、

    映像、ストーリー展開も
    最後の残虐な事件までは至って普通の場面なのに、

    時間の前後効果や
    カメラアングルなど
    独特で、ひきつけられる映画でした。


    ここからは勝手な見解ですが、

    銃社会の怖さ、
    未成年たちの目に見えない問題、
    心の奥に潜む闇を誰もが持っていること
    そして、気づかぬよう日々をすごしていること


    とにかく中身の只ならぬ深さを感じる映画でした。
    パルム・ドールを獲得する作品だけあって、
    まだ私には理解しがたいすごい作品です。

  • パッケージの金髪の子が銃乱射事件の犯人かと思いきや、特段目立たない感じで、いじめを受けていた子が兄弟を巻き込んで起こした事件なんですね。まさに虚構のシューティングゲームの舞台を現実の学校に変えただけ、のありさま。 

前半はこの事件に巻き込まれる生徒を数人ピックアップした上で、あの惨劇が起こるまでの一連の経過をホームビデオで追いかけているかの様な映像で構成しています。何気ないスクールライフが後の惨劇を際立たせる手工っていうのかな?コレ。 

中盤から後半にかけては犯人の少年が自宅で過ごす一見平凡なシーンが続くが、殺意ギンギンッ!ってゆう感じより、シューティングゲームを直に体験出来るワクワク感におまけとして、嫌いな奴等も殺害出来るという都合の良さ。そして、自己顕示欲を満たす方法として、誰も自分に横暴を働けない現状を作る事が、銃での発砲であり、その結果として人を死なせてしまうんだ。・・・みたいな非情かつ短絡的な考えが少年の未熟な脳みその大半を占めていた様な。 

印象的だったのが、拳銃で校内の人間を片っ端から銃殺してゆき、獲物(逃げ惑う教職員や生徒ら)を探し回っている途中、あちらこちらに死体が横たわっている食堂で置き去りの飲み物を口にして、一服しているシーンがあります。リアルでした。一汗かいた後のコーヒーブレイク的な余裕が妙に軽く、事件の凄惨さとのギャップを感じずにはいられませんですね。 

しかし、銃を乱射して次々と罪もない教員や生徒を殺していった高校生の少年よりも、 
「ピザの出前感覚で拳銃を供給する現実」と「人を銃で撃ち殺すゲーム」その発端にネットの世界(無秩序)が大きな影を覗かせている事が、何より一番怖い。 

インターネットが無かったら・・・とか思う。

  • 何も知らないで見たのでどんな風に話が展開するのか全くわからなかった。若者の青春映画かと思ってたら、本当にあった事件が題材でびっくりした。話に動きがないから見てるのが辛いけど、あらゆる人物目線から事件が見えるので、その登場人物になったつもりになる。動きがない映画だけど、こういった世界観は嫌いじゃない。邦画の告白に似ているような気がするけど、こっちの映画は物足りなさを感じる。重みがないようにも思う。この事件を描くには時間も足りないし、どの登場人物から見ても、その人がどういう人なのか、どういう生活をしてたのかそういった演出が欲しかった。この映画はそれがないからこそいい映画なのかもしれないけど、もう少し簡単にメッセージが伝わる作品であって欲しいと思った。この映画がすごい事は分かるけど、個人的には解説がなくても見る人に伝わる作品がいい。

  • 冷たさが後に残る

    登場人物によって聞こえる音も
    見える世界も全く違う。

    空の映像がすごく綺麗。

  • アメリカのコロンバイン高校における銃乱射事件を、
    現場にいたそれぞれの高校生の視点で描く。

    言葉も最小限で、過度の演出もない。


    不思議と何も感じない映画だった。
    カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。
    だから、きっと観る人が見ればよい映画なのだろうけど。

    テレビゲームを見ているような感じがする。
    人が殺されるのに緊迫感がない。殺される瞬間に、決して殺される側からの視点にならないから?

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