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- / ISBN・EAN: 4988102028831
感想・レビュー・書評
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米コロンバイン高校の銃撃事件を題材にした映画。
ガス・ヴァン・サント監督。
高校生それぞれの何気ないいつもの日常を淡々とカメラは追う。
事件に踏み込んだ内容ではなく、被害者、加害者、を分け隔てなく、追う。
ただそれだけ。ただそれだけの中に見えてくるもの。
彼らは何が違って何が同じなのか。
淡々と 感じさせる映画。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
カンヌでパルムドールと監督賞を同時受賞したというので観てみた。
コロラド州で起きた高校銃乱射事件を元に製作された作品なので暴力的シーンが多いのかなと思ってたらとんでもなく、台詞が少なくて繊細かつ綺麗な描写で独特なスタート。
途中から身近にある狂気が露出してくる。
恐怖。
観終わって思ったけど、銃乱射の問題提議ではなく、違うテーマを訴えてる。
構成度が完璧で目が離せなかった。
良い作品。
タイトルの意味を調べたら、あ〜なるほど、と思うはず。 -
言わんとする事は分かるが・・・
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長回しがもはや芸術の域に達している。段取りがすべて。
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17歳の日常がそれぞれの視点で交錯していく様が印象的。
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キャッチコピーは「キスも知らない17歳が銃の撃ち方は知っている」
ガス・ヴァン・サント監督を好きになるきっかけとなった映画。初めて見たとき、淡々とした繊細で美しい映像に衝撃を受けた。
1999年4月20日にアメリカのコロラド州で起きたコロンバイン高校銃乱射事件を題材にしているが、「ボウリング・フォー・コロンバイン」とは違い、ドキュメンタリーではなく、強いメッセージ性をこめるのでもなく、結論もない。ただ静かに問題提起をしている映画。
何一つ強制されることなく、観客は自由に見ることができる。誰かに感情移入してもいいし、しなくてもいい。退屈なくらいの普通の日常が流れていく。そして事件が起こり、プツンと映画は終了する。
見ている最中も、見終わったあとも、考えずにはいられない。善とか悪って、本当にあるのだろうか。
ポスターのキスシーンも素敵だけど、映画の中ではもっと切なくて痛々しいキスシーンがある。 -
淡々とした日常の凄惨な出来事。
唐突に終わる最後は、お葬式が終わった後に自分もいつかこうなるんだろうなぁ〜っていう空虚な気持ちに似ていた。 -
「明日、君がいない」の関連作品として挙げられていたので鑑賞。十数年前に起きた「コロンバイン高校銃撃事件」がモチーフ。
人格の不安定さから来る無感情。それがこの事件の裏にはある。 -
暗い。重い。
あの「月光」と画面の暗さが胃をキリキリさせる。 -
制作年:2003年
監 督:ガス・ヴァン・サント
主 演:ジョン・ロビンソン、アレックス・フロスト、エリック・デューレン、イーライ・マッコネル
時 間:81分
音 声:英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーステレオ
オレゴン州ポートランド郊外の高校。
ジョンはアル中の父親のせいで遅刻し、イーライはカメラ片手に公園を散歩。
いつもと同じ一日のはずだったが…。