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- / ISBN・EAN: 4988001932956
感想・レビュー・書評
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このひとの性食に対する忌避感を信頼しているし、一緒に生きるならこのひとの作品を観て気持ち悪いって言ってくれるひとがいいんだと思う
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震災で崩れたコレクションの整理をしながらついでに登録
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初めてのヤン・シュヴァンクマイエル作品。初めての感覚。
終始「このイマジネーション…天才だ…」と思いながら観ていた。カルト的人気を博しているのも頷ける。
万人受けはしない、好きな人は好き、の究極形という感じ。
原作を読んだのが子ども時代のことなので記憶が朧げではあるが、一部の登場人物が出てこないものの話構成はかなり原作に忠実だと思われる。
それでいて完全にヤン・シュヴァンクマイエルの作品として昇華されている。
シュールで奇妙、美しくも毒々しいその表現と『不思議の国のアリス』という物語の世界観との親和性が素晴らしい。
「面白かった!」とか(興味深くはあった)「感動した!」とかそういった激しい感情が満ちるタイプの作品ではないけれど、何度も観たくなるような中毒性がある、不思議な魅力に溢れた映画。 -
まさに悪夢の国のアリス。白うさぎから何から全てグロテスクすぎて呆気にとられてしまう。そんな世界に一人入り込んで行くアリスだけが幼く可愛らしい。悪夢の国とアリスの対比が、よけいに悪夢の国を奇妙に、アリスをあどけなく見せる。
あと、シュヴァンクマイエル監督作品の特徴だが、食べ物がものすごく不味そう。 -
大きいときは人間の子どもで小さいときは人形でした。時計を気にしているうさぎの体内から詰め物の木屑がこぼれだしていたり、お茶会をする帽子屋さんは木製の人形なので背中からお茶が流れ出していたり、と観ていて落ち着かない気になるところが満載。もういちどルイス・キャロルのアリスを読んでみようと思いました。チェコ語が聞けるのかと思いましたが、英語だったので少し残念。
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ラストの 訳:戸田奈津子 に全てを持っていかれた
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ALICE
1998年 スイス・西ドイツ・イギリス
監督:ヤン・シュヴァンクマイエル
出演:クリスティーナ・コホトヴァー
10年くらい前に一度見ているんですが、滅多に再映なんかする作品じゃないと思うので(ありがとう早稲田松竹!)張り切って見に行って来ました。「アリス」はもう大好きな作品なので大満足。
お話のモチーフは、言わずとしれたルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」。ただこれに、シュヴァンクマイエル的解釈が加わると、さらにグロテスクさ倍増。アリスのみ実写(というか生身の女の子)で、他は全部人形アニメーションというシュールな作りも相まって、独特の悪夢感がつきまといます。ものすごいイマジネーションの洪水。個人的には、ディズニー作品なんかより、よっぽどこちらのほうがアリスの本質を捉えているんじゃないかなあと思います。
(2009.05.01) -
毒々しくてシュールでちょっとグロテスク。なのに目が離せない。ユーモラスなキャラクター達は勿論、背景に置かれた小道具に至るまで、すみからすみまで「奇妙さ」に溢れてる。
1番好きな映画。 -
シュヴァンクマイエルの中で一番好きかもしれない。
子どもの時に見たかった〜〜〜