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- / ISBN・EAN: 4527427643369
感想・レビュー・書評
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葬式に初めて出席して
納棺師という職業が気になってアマゾンプライムで鑑賞。
静かな優しい、でもちゃんと面白い映画だった。
ただ広末演じる妻役がちょっとぽわんとしてて
現実味がなかったかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
泣いた。社長役の山崎努さんが遺体を整えるシーンに始まり、亡くなった人と真摯に向き合う姿勢を見てると胸がいっぱいになった。人の最期に立ち会うというのは重く気が沈むことで憂鬱な場面でしかないと思っていたけど、この映画でこんな納棺師さんたちに自分や自分の大切な人たちの最期の体裁を綺麗に整えてもらって見送ってもらえるならもうちょっと安らかな気持ちで見送れるし、旅立てるなぁと思った。
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大切に扱っているかどうかは所作に出る。自分を省みる。
葬儀全体が、遺族が死を受け入れるための過程の大切ないちステップ。大切に扱われていると感じることがこんなにも心に響く。 -
201612
とても良質な邦画 -
久しぶりに見たくなって、購入した。
「生き方」ばかりがクローズアップされる(これは当然のことだと思う)が、「死に方」ということも大切なのではないか。そのようなことを考えさせられる。
音楽や情景描写、出演者の演技や細かい表情、すべて見事である。自分の経験に重ね合わせて、色々なことを深く考えながら、久しぶりに心の奥から深く感動した。 -
2008年 日本
監督:滝田洋二郎
出演:本木雅弘/広末涼子/山崎努/余貴美子
ギンレイホールがやってくれたので見て来ましたが、久しぶりに立見が出ていたのにビックリ。前評判に違わず、良い映画でした。
この映画の良いところは、ユーモアの織りまぜ方というか、死にまつわる不吉さや暗さ悲壮さと、笑いのバランスが絶妙なところですね。ただ悲しいだけじゃない、生きることも死ぬことも、そういうバランスで成り立っているんだと思わせる死生観が心地いい。
亡くなった人への見送り方も家族によって様々ですが、個人的には雛段飾った女系家族が、なくなったおじいちゃんにキスマークをいっぱいつけて「お疲れさま」って笑って送りだしてあげてるのとか、好きだったなあ。ああいう死に方(送られ方)をできる人生を生きた人は幸せでしょうね。
キャストも皆良かったですが、個人的には焼き場のおじいさんの言葉が染みました。こういう映画が作られたことも素晴らしいし、それが評価された現状というのも、なかなか幸福なことだと思います。
(2009.05.15) -
静かで誠実な映画だけど、ふっと気持ちがゆるむような場面もあるのが良い具合。
観る前は話題になっていた映画という事もあって、斜に構えていた部分もあったけど、
素直にいい映画でした。
伊丹十三監督の「お葬式」ではあたふたしていた山崎努が、
堂々とした納棺師を演じているのがおもしろい。
ただ広末涼子がかわいくて華やかすぎるかな。
もうちょっと地味で庶民的な雰囲気の女優さんの方が主人公の奥さん役が合っていると思う。 -
「う〜ん・・・これだってご遺体だよ。」
「生き者が生き物を食って生きている、だろ?」
「こいつは別だけど。」
「ああ〜。」
「死ぬ気になれなきゃ食うしかない。」
「食うんなら、うまいほうがいい。」
「うまいだろ。」
「うまいっすね。」
「うまいんだよなあ。困ったことに。」