カールじいさんの空飛ぶ家 [DVD]

監督 : アンドリュー・スタントン 
  • ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント (2012年1月19日発売)
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感想 : 501
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4959241955685

感想・レビュー・書評

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  • 2009年公開。
    少年時代に出会い、
    青年時代に愛を誓い、二人三脚で同じ年月を重ねてきた
    無口なカールと冒険好きのエリー。

    二人は秘密基地だった廃屋を改築した素敵な我が家で
    老夫婦になっても
    仲むつまじく愛情に満ち溢れた日々を過ごしていた。

    しかしエリーは病のため倒れてしまい、
    ついにカールはひとりぼっちに…。

    そして78歳になったカールじいさんは、
    亡き妻とのある約束を叶えるために旅立つことを決意する。

    彼に残された唯一の宝であるマイホームに無数の風船をつけ、
    妻と夢見た冒険の地を目指して空へ…。


    最愛の人との別れと再生を描いた
    ディズニー・ピクサー初の人間を主人公にした3Dアニメーション映画です。


    いやぁ〜初めから泣くんだろうとは分かってはいたけど、
    まんまとハマってしまいました(笑)。

    人間が持つ繊細な表情の一つ一つを、本当に丁寧に描いた映像にも脱帽です。

    予想外に
    笑える部分も多く
    個人的には充分に満足できる出来(宮崎駿の影響もかなり窺えます)。

    なんといっても秀逸だったのは
    冒頭に出てくる
    カールじいさんの今までの人生を映像と音楽だけで振り返っていくシーン。

    高速で見せる一人の老人の人生に
    堪えていた涙が滝のように流れ出してくる…
    本当に細かいところまで映像にこだわっていて
    カールじいさんがどれだけ彼女を愛していたか、
    どういう思いで旅立つのかがヒシヒシと伝わってくる。

    もうこの夢を見るような美しいシーンだけで、映画一本分の価値は充分にあります。


    いろんな意見の出るだろう映画だと思うけど、
    愛する人との約束を守るために
    ひとつの意志を貫くカールじいさんの生きる姿勢は
    とにかくカッコいい!

    人と比べて一喜一憂するんではなく、
    自分の人生をトコトン生き抜くという姿勢、
    自分もそうありたいな。

  • 笑いと感動のバランスがちょうど良くってとっても楽しめた。アニメのクセに表情だけでモノを言わせる技は素晴らしいと思う。

  • 風船が鮮やか。空も綺麗

  • おもしろかった。想像していたより、アクション満載のエンターテイメント作品だった。

    おじいさんが主人公というのがいい。老人なのに超人的な動きをするのはご愛敬だが。犬が戦闘機を操縦してるし(笑)。風船で家を飛ばすという荒唐無稽、幼児的な発想を、ここまで真剣にストーリー化されると感動を生む。

    ラッセル少年の成長物語でもあり。最初は妻との思い出、家というモノにこだわっていた老人が、徐々に子ども、鳥、犬(笑)との絆を深めていく。つまり主人公である老人の成長物語でもある。文字通り家を背負っていたおじいさんが、家を手放すシーンは感動的。

    非の打ち所のない傑作と言ってよい。

  • ラッセルが一番偉大な冒険家かも。

    ケヴィンは攫われるしラッセルと喧嘩はしてしまうし、パラダイスの滝に一度は到着して目標は達成したはずなのにカールじいさんの心は晴れないところがなんだか切ない。

    二度目の滝への家の到着は大きな冒険をした後の証拠として残っているから、一度目との比較がカールじいさんの心情の表しているのかな。

  • 2回目 2023/08/09

  • TVにて
    冒険にあこがれる少年がおじいさんになって,さらに冒険に旅立つ.
    最初のエリーとの出会いから死までがとても好き.

  • すごい発想の話だ。荒唐無稽で容易に現実感をもたせにくい発想と展開だが、しっかりとエンターテイメント性を持たせながら、序盤のシナリオをきれいに回収し見事に終盤で着地させ、人間味あり感動ありの絶妙な構成だと思う。カールじいさんはじいさんとはとても思えない俊敏さとバイタリティで、ジェームズ・ボンドも真っ青なくらいの八面六臂の身体能力を見せつけていたのはちょっとさすがにと思った。しかしディズニー、ピクサーによる全ての作品に共通することだが、人として大事なことを妥協なく描ききっており、エリーとの思い出のつまった家財道具よりも、今そばにいるラッセル少年やタグやケビンたちのほうが大切だと気づき顔つきが変わる瞬間には、奮い立つものがある。
    DVDの特典映像としていくつかの短編映像が収録されているが、それらも全部良かった。制作陣がどれほど考えて考えて作っているかがわかる。物語の舞台となった南米の秘境への取材旅行はひたすら羨ましい。

  • 冒頭から感動してなぜもっと早く観なかったのかと後悔した。
    リメンバー・ミーでも思ったけど憧れた対象が実はクズだったってオチが地味に心臓に来る。

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