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- / ISBN・EAN: 4907953029743
感想・レビュー・書評
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重い
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暴力の連鎖。正直自分が、その衝動を正しく理解しているとはいえない。
ただ、暴力によって家族を絶望に落とすのも人だし、そばに寄り添い生きるのも人だ。完全な悪ではなく、その時々で移ろう。
凄惨な最後なのになぜかそう暗くならないのは、暴力よりも人の温かみが勝ったからか。ただ、ヒロインを取り巻く人生は、その後も暴力とともにあることを暗示していて、物悲しい。 -
TSUTAYA推しだったので、見てみるが開始十分で止めようかと思う。なぜ、少女が唾をかけられたチンピラに着いていくか等、ハテナな展開が続き話に入り込めない。女優も可愛くなく、見る気が失せる一因だったが、見ていると可愛く思えてくるのは、自分でも面白い感覚。前評判と私の感想にギャップがあり、それを埋めるように色々考えながら観てしまった。
チンピラと女子高生が心を通わせる話かと思えば、チンピラとその父親、姉の交流の描写の方が印象的。人間を感じさせるなあと好感が持てるが、全体的にいまいちな上にラストも酷い。まあベタな展開で、そうして終わらせると話としては収まりやすいが。。。犯人が見つかったらどうなるの?感ももやっと。 -
カテゴリの分類を、「ドラマ映画」にするか「ヤクザ映画」にするか非常に迷いましたが、主人公がチンピラだからヤクザ映画にしました。
この『息もできない』と『ダンサー・イン・ザ・ダーク』と『ブラック・ブレッド』を同時にレンタルしましたが、全部手ブレする!!!!!!んもう!!!!レンタルした理由はニカさん、二階堂和美がよかったと言ってたから。
全体的にはとっても好きな映画ですが、そこまで評価されるような映画なのかなこれ・・・。他の韓国映画・ドラマもそうだけど非常に懐かしい感じがします。昭和っぽいというか、昔の長渕の映画やドラマっぽい。だからストーリーはわりとベタ。(我々鑑賞者じゃなくて予告に書かれてる世の評論家に対してですが)これ評価するんなら日本の昔のドラマや映画も評価されても良いんじゃね?と思う。
でも全然違うのは、冒頭でまず出てきますが主人公が女にも容赦ない点。ほんとにクソ野郎ゲス野郎、野良犬、狂犬。そこから話が始まります。
この作品のテーマは、ほんと一言で言えますが「暴力の連鎖」。さらにこれは「家族もの」、欠けたところを擬似家族で補い合う。家族ものに弱いから100%泣いてしまう・・・。
「韓国ですよ」っていう描写もちゃんと多いですね。学生デモや屋台とか。ここが暴力との対比で良い象徴になってる気がする。あと絶対ジャージャー麺食うよね!韓国人はみんなそんなに食ってるのか?と思うけども、これだけ映画やドラマに出てくるんならやっぱり食ってるんだろうなあ。 -
好みの作品は5つ星になりやすい。
だけど、あまり見ないタイプの作品で
記憶に残る、秀逸な作品を見つけるのは難しい。
この作品はあまり見ないタイプでしたが
とにかく気になっていて
なおかつ、面白い予感がしていました。
キャスト、構成、脚本、演出、映像。
全てにおいて文句の付け所の無い
久々の「映画」でした。
暴力映像も普段目を伏せてしまいますが
この作品の暴力は
本当に心象風景として描かれています。
見入ってしまい、
入り込んでいるうちに
「息もできない」映画でした -
全然知らない作品だったんだけど、観てよかった。とてもいい作品。チンピラのおっさん、と高校生?の女との心の交流、という有りがちなテーマなんだけど描写がすごく上手い。心情がジリジリと伝わってくる。こういう映画好きなんだよね。
観た日は適当(記録なし) -
過去に囚われたチンピラと少女のお話。登場人物が魅力的な佳作。ラストの一撃にガツンとやられた。タヌキ顔のヒロインがかわいい。
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誘われて見に行った韓国映画。今年見た映画の中で1、2を争うくらいに良い映画だった…!
主人公を演じているのは監督自身で、製作費のために家を引き払ったそうだけど、それだけの価値がある映画。
家族への怒りと憎しみ、全編通して繰り広げられる激しい暴力、そんな中でそっと見え隠れする愛情。
一度歪んでしまったものを元に戻すことなんてできないのかもしれない。でも、違うやり方で、新しく築き上げることはできるはず。
映画館で、本当に息ができなくなりそうで、泣きたいのに苦しくて涙すら流せなかった。 -
滾々と湧き上がる痛みを前に、人はあまりにも無力だ。