息もできない [DVD]

監督 : ヤン・イクチュン 
出演 : ヤン・イクチュン  キム・コッピ  イ・ファン  チョン・マンシク  ユン・スンフン 
  • Happinet(SB)(D)
4.10
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  • (219)
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  • (2)
本棚登録 : 1006
感想 : 210
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953029743

感想・レビュー・書評

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  • さいこう!

  • あぁ・・・なんて苦しくてせつない映画なんだと思った。
    実は、「血と骨」を観た直後に見たんだが、どちらも暴力シーン満載の映画なんだけど、あまり思うところの無かった「血と骨」に比べたら、思うところがありすぎて号泣シーンでありながらも涙が流せなかった部分も。

  • とにかく苦しくなる。

  • ヤン・イクチュン「息もできない」ようやっと観了。
    Tちゃんに薦められていた作品だけど、数ヶ月前に劇場公開逃したままになっていた。
    暴力につぐ暴力。コミカルかつ人道的なシーンもはさみながら、やっぱり暴力。ラストも含めてだけど、全編とおして悲惨すぎて、涙も出なかった。主人公が感情をはじめて出すシーン、はじめて寄り添い合うシーンでも、悲惨すぎて引いてしまった。息が止まるのです。
    ヤン・イクチュン、製作・監督・脚本・編集・主演全て兼ねてるって驚愕なんですけど。夜中に見たにもかかわらず、眠気も吹っ飛んでしまう。しかし、この疲労感、園子温観終えた時の脱力にも似ている。
    ひとつの作品で、これだけ作り方に惚れさせるって、ヤン・イクチュンすごい。私はきっと彼の作品が公開される度、劇場に足を運ぶに違いない。はんぱねーーーーもう人間やめたい。キャラ/構成/主題/世界観、完璧すぎるやろ。ぜったい映画つくれないよな、つくる予定もないけどもさ。作る前にあきらめさせるようなパワーを持っているという。
    暴力シーンも息とまるけど、主人公が弱さ見せるシーンも息とまるけど、みんなで焼肉屋でメシ食ってるシーンは、本気で息とまった。そうだ、そうなんだよね、私が死のうが、愛する人が死のうが、みんなで笑ってめし食えるのだよね。あと、階層の再生産に、息とまる(まるで、ハマータウンね、これは・・・)。とにかく息できなくなる映画でした。

  • むきだしの感情、どうしようもない二人の淡い恋心、最後に泣く姿と、笑う現在が交互に映る場面では、悲しみが余計に悲しく感じられて、胸が痛かった。もう一度見たい。

  • シバラマ!切ない。ドキュメンタリーのようなタッチもいいね。

  • いや、これ・・・
    泣ける・・・
    泣いた・・・
    韓国モノってほとんど観たことないんだけど・・・
    これ・・・
    泣いてしまった・・・

    韓国の・・・
    とにかく暴力ばっかでクソッタレな取立て屋のチンピラと・・・
    スッゲー気が強い女子高生・・・
    この2人・・・
    両方ともとにかく家庭がワケ有り過ぎるんですが・・・
    この2人を軸に・・・
    そして暴力を軸に・・・
    話が進んでまいります・・・

    2人とも・・・
    ちょっと苦難を背負いすぎてて非常に荒んでるんですが・・・
    何か・・・
    だんだんと・・・
    何となく惹かれあっていくんですね・・・
    酷い生活で・・・
    荒んじゃってるけど・・・
    2人ともキレッキレだけど・・・
    夜の漢江で・・・
    2人だけのときに・・・
    お互い決して他の人にはさらけ出さないものを・・・
    たぶん人生で初めてさらけ出して・・・
    2人で泣いた・・・
    あの2人の涙たるや・・・
    すっげー突き刺さった・・・
    泣いた・・・

    話の展開はまぁそうなるだろうな、という予想通りなワケですが・・・
    だから話としてはフッツー・・・
    だけど・・・
    やー、役者の方々の力たるや・・・
    いわゆるリアルな感じがビンビン来ちゃって・・・
    演技臭さが無かったです・・・
    なもんで突き刺さっちゃいました・・・

    ほとんど救いがなくて、重ッ苦しい話だけども・・・
    僅かに見れる光が・・・
    うむ・・・
    good

  • 暴力…そして暴力。
    泣いて叫んで怒って…感情のぶつかり合いがハンパないです。
    いつも静かな日本映画ばかり観ていると、あまりの衝撃に頭ぶん殴られた気分になります。
    暴力でしか人とコミュニケーション出来ない男と若いのに何処か冷めていて大人びた女子高生。次第に二人の悲惨な過去、状況が明らかになっていきます。ゴミ溜めのような状況の中で、一見全く異質な二人がお互いの中に居場所を見つけていくのですが、それは因果応報…暴力を振るったものと振るわれた者…によって断ち切られてしまいます。
    二人の恋愛まで行かない関係がよかったです。
    そして甥っ子の存在…唯一の希望だったように思います。
    ラストシーン…屋台を壊すチンピラの中に弟を見つけ、そしてその中にサンヒンの幻影を見たヨニは何を思ったのか。
    まさに胸がつぶれるようなラストでした。

  • 肉親から傷を付けられ、他人から安らぎを得る。 

複雑な人間愛をストレートな感情?をもって登場人物らが絡み合い、 
いつしか主人公と不思議な縁で意気投合する女子高生。 


こんなに痛々しい家族・・・いや、家族だからこそ余計に腹が立ち 
、悲しみ、恨めしいのだ。 
主人公は夫婦喧嘩の末、父が母を殺害するという凄惨な過去を引きずり、刑期を終え出所した父に深い憎しみをぶつける事を繰り返した。 
が、虚しさが復讐心を上回る事はなかった。 
同じく家庭環境に恵まれない女子高生も、母の死を受け入れられず 
殻に閉じこもったままでいる父にうんざりし、すさんだ生活を送っていた。どんなに憎んでいても完全に愛情を捨てられずにいるもどかしい葛藤が主人公と女子高生を孤独へ追いやり悩ませ続けた。 


不幸を共有する事で産まれる「馴れ愛」という希望。 
微かに掴みかけた安らげる人々の存在は真っ当な人間として 
の生き方を主人公に促した。 

物語は一握の砂の様にこぼれていく無常な現実感がリアルだった。 
仁義無き暴力の果てに未来は無かった・・・という最期。 
またしても韓国映画の強さを見せつけられる。 
ヤン監督そしてヤン俳優、渾身の作品です。

  • ストーリーは言っちゃえば只のヤクザ映画ですが、この緊張感!(映画館で観たかった…)

    正直暴力という解決の糸口に登場人物は固まり過ぎで、ふと優しさを垣間見ただけでは感情移入は出来ない。生まれたのは反骨精神
    そう思うのはここ日本で生まれたからか、そう感じる人は多いはずで、だからこういう映画は、日本では作られないんだと思います。
    言い換えれば異文化交流。
    韓国ではこういう地区が多く存在するのかもしれないし、日本で似た状況下の人が観れば感想は違ってくるかもしれない。

    そんなことは申し訳ありませんが置いといて、とりあえず強烈にこの私自身が感じたのは、

    「韓国映画すげえ!」

    それだけです。それだけで4点!それだけ、堪能できたってことです

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