インセプション [DVD]

監督 : クリストファー・ノーラン 
出演 : レオナルド・ディカプリオ  渡辺謙  ジョセフ・ゴードン=レヴィット  マリオン・コティヤール  エレン・ペイジ  トム・ハーディ  キリアン・マーフィー  トム・ベレンジャー 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ
4.04
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  • (10)
本棚登録 : 2687
感想 : 420
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988135861818

感想・レビュー・書評

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  •  細部まで実によく計算されたSF作品。
     まず設定が素晴らしい。ターゲットの夢の中に入り、秘密を抜き取ったり、あるいは都合のいいアイデアを植え付ける、というものだが、夢を舞台にしているため、現実世界ではあり得ない映像表現を実現している。さらに対象の潜在意識に迫るため、夢の中で夢を見る事を繰り返し、多重的な構想にしているため、複数の場所で同時にアクションが見られるため、映像的に見ていて飽きない。
     しかし映像表現以上に、物語にこの設定が活用されている。夢に置ける上部階層で起こった出来事が、下部階層にも影響を与えるため、彼らの行動一挙一足に嫌でも注目しなければならない。
     また物語の本流とは別に、主人公が過去に行った「罪」が支流として流れている。そのため夢の中だけでなく、現実世界でも現在と過去の階層に別れた話になっていると言えるが、それが夢の中で潜在意識をさかのぼることで、避けては通れない問題となり、夢に潜ることへの功罪を、視聴者に示す構成は見事である。
     また二段落ち、三段落ちにもなっており、最後の最後、エンディングの曲が流れても気が抜けない。恐らく全てに制作者の意図があるから。
     話が難しく、最後も考えさせられる作品であり、人により好き嫌いは別れると思う。しかし映像的にも物語的にも、素晴らしく計算された傑作だと思う。

  • 2010/08/09読了 再録

    やっと観てきましたよ「インセプション」
    昨日ね。


    いやぁ、なんとまぁ、ワタシ的にはめちゃめちゃ面白かったです。

    こんな時間差攻撃は、ずいぶん前に観た「メメント」を思い出しましたが、それよりも簡単で解りやすくて観易かったです。


    台詞や行動の意味を考えながら、こういう気持ちで動いたんだろうなとか、とにかくいろいろ想像しながら観るのは、DVD向きだと思うけど、そういうのが好きなワタシには映画館で観ても、ものすごく楽しめました。


    あんなトランクに入るような小さな機械で夢の中に入っていけて、しかもその機械で繋がれた人達は夢を共有できるとか、人の潜在意識を地下みたいな間隔で捕らえてて、地下1階、2階、3階と予定外の4階と1階ごとに進む(潜る?)ごとに時間の感覚が長くなっていくとか、設定が面白くて、そんな設定とか伏線好きにはたまりませんですよ、はい。


    例えば、現実で眠ってる時間は5分なのに夢の中でそれが1時間に相当するし、下に行くごとにその時間が長くなる。


    なので、地下1階、2階、3階の出来事を同時に処理しないといけないので(映像で見せてはくれてますが)かなり脳が活性化されたことだと思われます。


    最初の場面の伏線(?)が、最後でちゃんと回収されてすっきり爽快です。


    そして、ずいぶんのめり込んでたんだなー。と思ったのが、感じた時間の感覚。

    いえね、上映時間を知らなかったからなんですが、ちょっと長いような気がしたんですよ、観てる途中に。

    でもね、どんどん潜って行ってるところだったので「この内容のせいできっと長く感じてるんだよ、きっと」とか思ってたワケですよ。

    そしたら、お昼前から始まったはずなのに、上映が終わったのが午後2時でびっくりですよ。

    そりゃお腹も空いてるはずです。ぐーぐー。

    観終わったあとで、上映時間が2時間35分(予告含)と知ったときの、アノ衝撃ったら。

    騙された!と思った。
    まさか、現実の時間の感覚まで狂わされるとは・・・!!


    かなり気に入ったんですが、2回目リピートはしなくてもいいかな。
    と思うんだけど、DVDが出たら・・・
    迷わずレンタルでもう一回ですよ。
    リピートアフターミーですよ。(違)

    あと見所は、ディカプリオの奥さん役の人の鎖骨の延長の肩の骨?
    要は骨格?
    キャミみたいな肩のストラップがあるんですが、骨のすぐ横に引っ掛けてるようになってて、なで肩日本人みたいにタラーンとは絶対に落ちてこないだろうな。と。

    鎖骨ってそこまで伸びてるんだ、ホントはそんな長い骨なんだ!
    って、観てて思わず自分の鎖骨を触ってしまいましたよ。

    あれ?あれれ?鎖骨ってもれなく付いてますよね?

    あるはずだ・・・どこかに!

  • みたあともやもやする映画はあまり見ないが、これは後味というか見る度に自分の中での結末が違う。何度見返しても、考えれば考えるほど深みにはまりそう。無限に落ちていく感覚、車の中で川に落ちていくワンシーンのように。

  • 今の映像技術凄すぎ。渡辺謙かっこよすぎ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「バットマン・ビギンズ」では、ちょっぴり期待外れでしたけど、サイトーの役は良かったですね。
      ところで最後のシーンは、どう思われました?
      「バットマン・ビギンズ」では、ちょっぴり期待外れでしたけど、サイトーの役は良かったですね。
      ところで最後のシーンは、どう思われました?
      2012/10/19
  • ズンチャ…ズンチャ…ズンチャ…ズンチャ…
    ズウウウウウウウン!
    ズウウウウウウウン!
    ズウウウウウウウン!
    ズウウウウウウウン!

  • そこまで面白くなかった。発想と天地無用のアクションシーンは良かった。

  • 最初は意味不明だったけど、後半からは面白い。
    奥が深いからまた観直したい。

  • これはおもしろい。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「これはおもしろい。」
      映像表現も、アイディアも素晴しい。
      で、 àåāåáさんはラストをどう思う?
      「これはおもしろい。」
      映像表現も、アイディアも素晴しい。
      で、 àåāåáさんはラストをどう思う?
      2012/12/12
  • 2010年 アメリカ
    こんなにおもしろかったとは…この迫力は映画館で観たかった。
    キックの合図でもあるピアフの曲をスロー再生した曲が映画中の各所で流れるっていうのが夢の仕組みを示唆しているようでいい。
    トーテムが倒れるのか回り続けるのか、ラストの解釈は観る側に任されているというのもこの映画の魅力の一つではあるんだろうけど、個人的には最後コブは現実に戻れたのだと解釈した。子ども達の服が思い出や夢の中とは異なっている、というのもあるし、何よりあれでまだ夢から戻ることができていなかったのだとしたら第三階層でコブがモルを射殺した意味がない。

  • 大好きな映画。
    1回目映画館で、2回目TVで。何度観てもワクワクします。
    ラストをどう捉えるか。現実であって欲しい。

    この映画には思い出がある。当時大好きだった人が、これは究極の愛の映画だと言っていた。
    私も夫婦の深い愛に感動して、本当の愛ってああいうものなのかと、そして、そんな愛を築きたいと思ったものだった。
    今はもう別れ別れになってしまったけれど、この映画を観ると、当時の映画が大好きだった彼を思い出す。彼に影響されて、私も映画が大好きになったんだ。幸せになってください。私も幸せになるからね!

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