さいはての彼女 (角川文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • めちゃ爽やかな読後感。バイク乗ったことないけどハーレーに興味湧いちゃった。
    「最悪の状況から1時間後に立ち直っている自分の姿を想像できるか」……明日からまた過酷な労働の日々が始まるのでこのフレーズ覚えておこうと思ったよ。

  • 原田マハさんの小説、デビュー。
    心地の良い風を感じる物語です。明日からちょっと上を向いて過ごそう、旅に出かけたいなぁとそんな気持ちになりました^ ^
    他にも読みたい!

  • 最後の「風を止めないで」が好き。

  • 風の吹くようなお話。
    忙しい日々に追われ、どうしようもない焦燥に追われ、うまくいかなくなった彼女たちは旅に出た。
    彼女たちが旅先で出会う人たちは皆あたたかく、緊張した心を解きほぐすように導く。

    凪という存在は、この物語を吹き抜けていく風なのだ。

  • 父親の影響でハーレーに乗っている女の子の話
    聴覚障害でありながら読唇術で爽やかに会話し、誰からも好かれている。
    ストーリーに落ちはないけど最後まで清々しく読める。

  • 長編をじっくり読むのが好きなので、短編集はあまり読まないが、本書は一つ一つの物語が温かい気持ちになるもので心地よかった。

  • 素敵な短編集
    足掻く、という言葉がなんだか心に響いている

  • 私、原田マハさんの作品がずっと苦手だった。
    「ゲルニカ」も「お日柄もよく」もクチコミがいいのに苦手で。
    押し付けられるようなメッセージ性が苦手だったのに、これはとても好き。

    頑張る女性たちに肩の力を抜いて生きることを教えてくれるメッセージ性。
    北海道の情景は本当に目に浮かぶ景色のよう。

    私の心境の変化かもしれない。
    このタイミングでこの本に出会えて感謝。

  • 短編4話。
    爽やかです。疾走感もあり、読みやすいです。
    ちょっと疲れた主人公たちが、旅での出会いや出来事をきっかけに新たな気持ちを持って進んでいく、とても励まされる本でした。
    人との出会いで人生は変わっていける。コロナで遠くに行けないけど、素敵な景色を見に旅に出たくなりました。あと、ハーレーに乗ってみたくもなりました。

  • 長年生きてれば、そりゃつまずくことだってあるけど大丈夫。私たちには旅がある。美しい景色や、きれいな水や空気や、新たな出会いがある。そうだよね。そのとおり。
    やっぱり原田マハさんとは気が合うな。原田宗典さんも好きだもんな。

著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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