ハサミ男 (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  •  よく比較される「殺人に至る病」や「殺人勤務医」などの2作に比べると、割と読みやすかったし、面白かったと思う。
     海外の有名ミステリー作品からの引用やジョークなどもふんだんに散りばめられているので、綾辻行人の作品が好きな人はこの作品も楽しく読めるのではないかと思う。
     犯人やトリックについては、途中で何度も「最初から読み直そうかな……」と思うような違和感があったが、最後のネタばらしまで気づくことができなかった。(時間がもったいないと最初から読み直さなかった)
     犯人がわかった後には、そっかぁ!そーくるかぁ。。ゲームのクロックタワーネタが出てきたからてっきり……でも、面白かった!と一本取られたことを爽快に感じるような良い読後感。

  • 話の流れはもちろんだが、自分は登場人物の考え方が好きで気に入った。

  • 騙された。

    注意深くいろんな可能性を考慮して読んだら気づけたかもしれない…
    まだまだ自分はミステリー素人、と痛感。
    心理学徒のため、真相はなんだか裏切られたようでショック大でした。笑

  • 叙述トリックに見事に騙された。途中で え〜?! ってなって頭が混乱した。推理小説としては終わり方がスッキリしないが、こういうパターンの推理小説は初めてなので楽しめた。時間が許せばもう一度読み直して自分がどこで騙されたのか確かめたい。

  • 昔読んだはずだけど忘れてる

  • 途中まで読み進めて行けたのだが、その後が、頭の中が混乱してしまって、最後はよくわからないまま終わってしまった。これは、何度か読み返さないと、わからないかも。

  • 面白いんだけどなぁ
    なんとなく怪しいと思った人物が真犯人だったけれど、途中で混乱し、読後感はモヤモヤ

    医師は結局何者やねん、ハサミ男の妄想でしかないのか、多重人格なのか?
    安永視点なのか、日高視点なのか?
    安永は美女だけど太っている?

    とかいろいろスッキリしないので、もう一度読みたくなる

  • 30ページくらいで違和感に気付いて、それが核心だった。フェアな作品だけど叙述トリック作品としての意外性はないです。最後に一捻りあるのでそれを楽しめるか。

  • 叙述トリックの小説を読みたくて選びました。
    最後に、タイトルから既に叙述トリックは始まっていたのかと気付きます。後味の悪い結末の割に、変にグロテスクな描写がないので読みやすいです。

  • 素晴らしい。見事に騙された。
    高評価な理由がよくわかった。

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著者プロフィール

1964年、福井県生まれ。名古屋大学理学部中退。1999年、『ハサミ男』で第13回メフィスト賞を受賞しデビュー。著書に『美濃牛』『黒い仏』『鏡の中は日曜日』『キマイラの新しい城』(いずれも講談社文庫)がある。 2013年2月、逝去。

「2022年 『殊能将之 未発表短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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