- Amazon.co.jp ・電子書籍 (321ページ)
感想・レビュー・書評
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かなり硬派な内容だったが、面白かった。
シリーズになっているみたいなので、続きが読みたくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かなり昔の作品なのだけれど、今読んでもとてもおもしろい。あっというまに引き込まれて夢中で読了。
かなり有名な作品なので、取りそこねていた必修の単位をやっと取れた、という気分。
なぜ月面にこのようなものが?という導入部から一気に結末まで読まされてしまった。
謎解きと思索に紙幅の大半が費やされており、新たな事実がわかる=>その新事実をもとに思索をすすめる、ということの繰り返しなのだが、いちいち引き込まれ盛り上がりっぱなし。知的興奮が最後まで続く稀有な本だった。いやー名作って言われるだけありますわ、すごかった。
今の時点で4部作らしい(読了後知った)ので、引き続きシリーズを追うことになりそう。 -
本格的で難しいけど、読み応えがあって良い
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難しい…理系の基礎知識ないと楽しめないかも…
ワクワクしたけど今や大枠のストーリーすら忘れる
ほど理解が浅かった、頭の悪さが露呈しました -
自分の中で王道のSFと言ったらこれです。今のところ。話のネタ自体は(この年代のSFにインスパイヤされた作品が現代では溢れていると感じるのもあり)今を生きる我々にとってはそれほど新鮮味はないかもしれませんが、ストーリーの展開や語りは今でもかなりの説得力があり想像力をかき立てます。
SF的な要素となる理論や設定自体も良いのですが、科学や理論が、人である科学者の協力反目を繰り返し覆されながら真実に近づいていく過程が丁寧に描かれている点が、本作の1番の出色と感じます。
ある程度読書歴があれば、SF初心者さんにもおすすめできます。 -
月に5万年前に死んだ宇宙服を着た人が死んでいた…。
真相を究明する科学者たちの思考と論争を追ったSFミステリー。
論考による論争、証拠の提示、結論を繰り返し、スケールがどんどん大きくなる様は単純なカタルシスとして気持ちいい。
主人公のハンスが使う乗り物が話を経るごとに更に遠くへ行くものへとなっていくのも物語との連動を感じられる。
ただ、月に関する矛盾は気づく人間が一人いてもいいんじゃないかと思った。自分は速攻で気づいたので -
自分としては新しい分野。ワクワク感。大人が、子供の心で読める。
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また読んだ。
100刷も納得! -
謎が謎を呼ぶ展開にわくわくしながら読んでいって豪快な、でもこれしかないという謎解きからの、ラストの詩情が好き。