星を継ぐもの 巨人たちの星シリーズ (創元SF文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 非常に面白い。地球外生命体が自分が生きてるうちに見つかるといいな、と思った。

  • 21世紀の近未来。人類の宇宙進出は本格化し、月はもちろん木星への有人飛行すら可能になった時代に、人間の遺体が月で発見される。調査の結果、死亡したのは5万年前であることが判明する。

    「チャーリー」と名づけられた、その死者は何者で、どこからきたのか。5万年前に人類そっくりの生物が高度な文明を築いていたのか。主人公をはじめとする科学者たちの論争は沸騰。そのうえ、木星の衛星ガニメデでも高度文明が発見される。

    近未来SFの名作として紹介される本書だが、スターウォーズのようなドンパチアクションはなく、じっくりと謎を解明するという知的ミステリー。しかし、様々な謎をこの時代の最先端技術で解き明かしていく過程は、アクションシーンよりも刺激的だ。発表されたのは1977年だが、今読んでも、古臭さや奇想天外なところは感じられず、ドキュメンタリーのようだ。

    そして、チャーリーの正体が判明したラストで、著者は人間が他の動物にはない力強さを持っているというメッセージを提示。この作品が古びないのは、単なるSFミステリーに終わらず、人間讃歌でもあるからだろう。

  • いきなり衝撃的な展開で始まります。
    そこで一気にハマりました。

  • 王道のサイエンスフィクションに初めてチャレンジしたが、無茶苦茶面白い!
    月面で一人の宇宙飛行士の死体が発見されるが、その死亡推定時刻は5万年前であった…という始まりなのだが、まずいきなりこの時点でワクワクしてくる。1977年の作品とは思えない新鮮さ!
    ストーリーを語るよりも、アイデアを語ることが中心。発見→仮説→発見→仮説との整合性検証→より精度の高い仮説→発見を、無限に繰り返しているイメージ。空想小説としては恐らくたくさんの欠点を持ってると思うけど、謎を論理的に切り崩す痛快さ、その発想の大胆さが、欠点を帳消しにして余りある魅力となっている。
    そんな作者の思想が垣間見える一文を引用し、締めとする。
    「常識で考えて当然と思われることが現実にはそのとおりでないという場合、どごが間違っているか突き止めるに独創的な発想が必要だ。」
    なんか難しい言葉も色々出てくるけど、それは全て無視、おススメの一冊です!

  • 物語の中での事実を述べるだけでも、どこか楽しそうに語るというか読ませるというか。

  • 月が何故地球を回っているか?
    人間の起源は?
    いくつかの疑問は残るものの、この二つの疑問に、斬新だけれども妙に納得してしまう解釈が加えられ、面白く読むことができた。

  • 読んでいてすぐに次のページをめくりたくなる。文句なしに面白い!

  • 「星を継ぐもの 」(ジェイムズ・P・ホーガン : 池 央耿 訳)を読んだ。
    6年ぶりだよ。
    やっぱり傑作だと思う。
    四部作(昔は三部作だったと思っていたがいつのまにか四部作になっていた)の始まり。
    たぶんしばらくはジェイムズ・P・ホーガン が続くと思う。
    SFは楽しい。


    「星を継ぐもの」(ジェイムズ・P・ホーガン:池 央耿 訳)[Kindle版]を読んだ。文庫本がすっかり古くなってしまったので買い換えようかどうしようか迷ってたら電子書籍版が出たので購入。やはりこれはすごい。名作である。

  • 新年少し趣向を変えてということで、今年の一冊目はハードSFにしてみた。

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