世界で一番やさしい会議の教科書(日経BP Next ICT選書) [Kindle]
- 日経BP (2015年12月11日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (256ページ)
感想・レビュー・書評
-
会議での進行というものを初めて経験し、自分自身の力の無さを実感したため本書を読んでみた。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
わかりやすいし、実践的。中堅が改めて意識するのにもよい。
-
『もしドラ』もそうだが、無理矢理ストーリー仕立てにしたビジネス書は基本的に苦しい。小説として読むには表現力が足りないし、ビジネス書として読むには情報量が少ない。
しかし、このジャンルにはそれらの欠点を補って余りある長所がある。人に勧めやすいのだ。
最新のエビデンスに基づき、情報量の多いビジネス書は人に勧めにくい。読んでもらえるとは限らないからだ。しかし、こういった軽い形式でなら読んでもらえる。読まれる文章にこそ価値がある、という評価指標でみれば非常に価値があることになる。
会議というものは参加者全員で作るものだ。ゆえに、たとえ薄くても読みやすい資料を使って共通認識を作ることは決して無意味ではない。それゆえ、「ストーリー仕立てのビジネス書」という苦しいジャンルにもかかわらず評価できる。
本書で紹介されるエッセンスの多くは、ある程度のビジネスマンであれば無意識に実践していることだろう。論点設定や事前準備の大事さは皆、どこかで学ぶはずだ。
なら、読む必要はないということだろうかというと、全くそんなことはない。無意識でやっていることを体系化することで、目的を意識してテクニックを使うことができるようになる。
たとえば「何となく」新人に議事録作成を振っているようなビジネスマンが読めば、明日から議事録について教えることもできる。そうすれば新入社員の議事録はレベルアップし、会議自体の質も上がるだろう。
通勤時間でサクッと読み終わる分量の本である。会議の進め方を意識的にできていない部分があるのなら、読んでみても損はないはずだ。 -
久しぶりに食を忘れて一気読みした。面白かった。
小説形式なので、かなり読みやすくてオススメ。
これは早々に漫画化するやつや。 -
序盤の
1.決まったこと、やるべきことを確認する
2.終了条件を確認する
の優先度はまったくそのとおりだと思う!
この2つを覚えるだけでこの本を読む価値があると思う。
しかし、後半は、一般的な会議のハウツーとあまり変わらない気がする。 -
小説形式でスルスル読めました。
会議を良くする方法について、中にはすでに実行している事もあって納得しつつ、こうすれば良かったのかと今まで理解できていなかった事柄を知る事もできました。
最初は会議の末席の参加者でしかなかった主人公が、その立場から出来ることに取り組む姿に励まされたような気がします。