- Amazon.co.jp ・電子書籍 (587ページ)
感想・レビュー・書評
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様々な理由で学校に行けない子どもたちが、かがみの中の世界に呼ばれ、交流しながら成長していく物語。ファンタジーではあるけれど、学校に行けないというだけで、全否定される必要はなく、それぞれの生き方があるし、自分が安心できる世界、仲間がいれば、人を想うことができるんだよ、ということを教えてくれる本だと思う。
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あっと言う間に読んでしまいました。
学校での居場所を失ってしまい、親や先生
友達の顔色ばかり見てつかれてしまったこころの
葛藤や迷いなど丁寧に描かれてて夢中で読んでしまいました。
いじめや家庭問題など重い題材ですが、
7人の仲間達の勇気や思いやり、など温かい気持ちになりました。
素敵な仲間達と一緒に乗り越えていく姿に勇気をもらいました。 -
最初は子供たちの少々SFチックな物語だと思いながら読んでいた。それでも十分面白かった。
でも読み終わって分かったのは、単にそれだけではなく謎解きのミステリ要素もあるということ。素敵な作品だが多分映像化したらネタバレしてしまうので無理。立派な叙述トリックだ。
何と言っても謎解きとプロローグの伏線を回収したエピローグが素晴らしい。
本屋大賞も納得の佳作でした。
【2022.8追記】
映画を観に行ったら、この作品のアニメ映画の予告をやっていた。映画化するようですね。知らなかった…。
子供たちが主人公なので無理に実写化せずにアニメの方が原作に忠実に作れていいかも。 -
面白い。
本が好きになったきっかけの本。
辻村深月さん、ドラマ化大歓迎ですので、よろしくお願いします。
追記
映画化(アニメ)決定!!!
嬉しいい(*^▽^*) -
読んでいて違和感あるところは全部伏線。回収されるのが気持ち良いのかきれいに回収されすぎて気持ち悪いのか微妙。
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進むにつれて、ズレを感じながら、終盤の伏線回収ですっきりした。
喜多嶋先生…!!!って感じ -
私は元々辻村さんの小説が大好きで、この本が本屋大賞を取った時珍しく単行本を買って読んだ。
その時も面白いと思った記憶はある。だけど泣ける!感動!といった感情はほとんど無かったように思う。
今回、映画化も決まり文庫本が出て大まかにしか覚えてないストーリーを頭に浮かべながら、なんとなく本屋で購入し早速読んで分かった。多分最初に読んだ時私はこの本をファンタジーとして読んでいたんだなと。
改めて大まかな記憶を頭の隅に置きながら再読していくと、登場人物の心情が細かく分かった。私の昔から好きな辻村さんの感じ。実は朝井リョウさんにも同じものを感じるのだけど、心のキレイじゃないところをしっかり表現されるから光るところがより光る、読んでいてそんな感覚がある。再読してファンタジックな設定やミステリー要素そのものより、登場人物達の心とか言葉とかそういう所が以前よりすっと自分の中に入ってきてとても面白く読めた。何処かの配信でいずれ映画も観たいなと思った。
個人的に今の私が1番心に残ったフレーズは、
『言葉が通じないのは、子どもだからとか、大人だからとか関係ないのだ。』かな。改めて、だよなぁ、、、、と思った。-
a_miさん、はじめまして。
10代を支えた本というブックリストを拝見して、本棚にお邪魔しました。
読書がいい物だと人生も半分過ぎてようや...a_miさん、はじめまして。
10代を支えた本というブックリストを拝見して、本棚にお邪魔しました。
読書がいい物だと人生も半分過ぎてようやく気付いて、今のめり込むように読んでいます。読書に支えられている人生、素敵ですね(*^^*)2023/11/16
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不登校に悩むこころは鏡を通して異世界の城へ。そこで出会った7人の仲間たちとは。
さんざん話題になったので図書館で予約して周回遅れで読みました。序破急の流れで最後に怒涛の展開が楽しかったです。個人的にはあまり引き込まれる要素がなかったので共感しにくかったですが、誰にだって居場所は必要だというメッセージが暖かかったです。
異世界モノといえば宮部みゆきさんのブレイブハートと一緒にどうぞ。 -
明確な伏線と、後から気づく伏線に分けて撒いているのがすごい。
もう一回読み返したくなる。 -
The児童文学って感じ。小学生のときに出会いたかったなあと思う。予想を裏切るよるうな大どんでん返しはない。映像映えしそうだからアニメーションで観た方が面白かったかも。