かがみの孤城 [Kindle]

著者 :
  • ポプラ社
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感想 : 250
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感想・レビュー・書評

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  • 書店で並んでいたので気になっていたが、映画化をきっかけに購入。
    映画は未視聴。

    主人公は思春期の女の子ということで、自分が感情移入できるかな、と思った。
    が、その人物だからこそ見えるもの、感じるものが描写されており、思わず物語に惹きこまれていく。
    言わずもがな、小説はここではない誰かの体験ができることこそが魅力であり、この作品はそんな魅力を十二分に持っているのである。

    物語の仕掛けとしては、読んでいる途中でなんとなく感じるものだと思う。
    ただ、この作品は仕掛けでなく、人物同士がだんだんと近づき、離れ、変化していく、そんな心情描写だ。

    なんて思っていたら仕掛けにも「あっ」とさせられてしまった。
    終盤は一気に読んでしまい、エピローグまで読んで、しみじみと感動してしまった。

    孤独を抱える人へ
    明日が不安で仕方なくても、勇気が出る一冊。

  • やべぇ泣いたwww
    だいぶ泣いたwww
    必死こいて泣かないって決めてたのに笑笑
    最後のラストで涙腺崩壊ッッ!!www
    泣いたーーー。゚(゚´Д`゚)゜。

    でもね〜控えめに言って……めちゃ面白い!!
    ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

    ある日突然!かがみの城に集められた
    7人の中学生たち、
    そしてオオカミさまが現れ、願いの鍵を探し出したら1つだけどんな願いもかなえてやる。
    期限は1年!
    そこから始まる城と現実世界を行き来する日々が始まる。
    (*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ

    初めての辻村深月作品!!
    読む前に友人から絶対泣くからと言われると
    ひねくれを極めし者の自分からしたら
    絶対に泣かないと!胸に誓いいざ初読!

    うん、うん、………心の描写がリアルね!!
    読んでいて、つ、つ、辛いッッ!!www
    主人公こころちゃんを含めた7人の同世代の
    中学生にありそうな悩みとか心の葛藤が
    中学生時代何も悩みがなく全力で遊びまくった
    自分ですら……
    胸をグサッ、グサッと終始ぶっ刺してくる。描写につらいーーーー(т-т)泣いてない!
    でも不思議と読む手が止まらない!

    そして日を追う事に少しづつ成長し前を向こうとする7人になんだかわたくしほっこりして
    つい………泣い……………てない!!耐えた!!

    そしていよいよ全てが明かされるクライマックス
    怒涛の伏線回収!開始!
    オオカミさまとは?
    かがみの城とは?
    願いの鍵の隠し場所とは?
    そして7人が選ばれた理由とは?
    そんな謎を綺麗〜に回収してきやがった!( °_° )
    す、す、素晴らしい〜⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅   )⁝
    完璧な伏線回収や……⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅   )⁝
    そして謎が明らかになった時……
    僕の涙腺が突如決壊ッッ!!うぉぉぉぉぉぉぉぉぉん。˚.º·( ꪑꪑ)º·˚.
    無理ッッ!!
    泣かないとか!まじで無理ッッ!!
    控えめに言ってだいぶ泣いた!!www
    エピローグまでいくと気がついたら
    勝手に8人目になってたよ♪♪
    そのぐらい物語に入り込むパワーがすんごい!!
    もう〜本過去一ぐらいに後半から
    イッキ読み!やべぇ凄まじかった〜( °Д° )
    読み終わり後は満足感に満ちに満ち溢れていましたわぁwww
    いや〜めちゃいい本読みましたわぁ〜⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅   )⁝
    ただの感動作品ではなく色々な要素が含んだ
    とても素晴らしい作品でしたね〜
    こんな事なら同じ世代の時に読みたかった〜
    辻村深月先生お見逸れしました!<(。_。)>
    とても面白かったです!!








  • 自分自身、中3の時に不登校でフリースクールに通ってました。そこで個性的な他の不登校の子供たちと仲良くなりました。なのでこの作品の不登校の子供たちの心情はとてもリアルに描かれてると思いました。

    この作品はミステリとファンタジーのミックスといった趣きですが、それぞれが中途半端な印象を受けました。好きな作家さんですが、この作品はイマイチと感じ、点数も辛めにつけさせて頂きました。

  • 読み始めて、私も感じたことのあるあの時の記憶を思い出した。
    私も、途中から話に混ざったりするの苦手だったな。
    あの「微妙」な空気を文章から感じて、生ぬるい気まづさを思い出す感覚だった。

    「ケンカはもっと、お互いに言葉が通じる者同士がすることだ。もっと、対等なことだ。」
    あの当時、言語化できなかったことを主人公が代わりに言葉にしてくれてるようだった。あの時の気持ちを思い出す場面がいっぱいあった。

    私は大人になってから読んだけど、読み終わるまで全ての謎は解けなかったし、ミステリー的に読んでも面白い物語でした。
    きっと、学生の時に読んだら、また違う感想があると思う。

    あー、面白かった!

  • ・表紙がとても素敵
    ・とても感動する
    ・最後に疑問点がスッキリ解決されている
    ・ファンタジーだけどミステリー
    ・共感するところがあった
    ・想像が膨らんで楽しい
    ・最初喜多嶋先生がこころに
    私も同じ中学校だったんだよというシーンがあっての
    最後喜多嶋先生視点でのシーンがあって
    喜多嶋晶子=アキと繋がるところが
    「あー!!」ってなったり
    学校で会えなかったシーンがあっての
    最後現実世界での歳が離れてることに
    気づくシーンがあったり
    最後がとてもスッキリする
    ・かがみの孤城に出てくるような人達が前を向いて
    めげずに頑張って欲しいと思った
    ・私も歯を食いしばってでも頑張っていこうと思った
    ・私もこころと同じ夢を思い描いたことがある

  • 面白かった。一気に読んでしまった。久しぶりにワクワクして、早く次のページをめくりたい、と思う本だった。
    ファンタジー好きな人向けかも。
    最後の怒涛の展開にはドキドキした。
    もう1回読み直してみようかな。
    ちなみに漫画化されているらしいので、そちらにも興味あり。

  • 読書の楽しさを思い出させてくれた作品。さまざまな事情で学校に通えなくなった中学生たちが集まり、心を癒しながら希望を持って前に進めるようになるストーリー。心理描写もすばらしく、ラストの伏線回収も鳥肌だった。

  • 辻村深月さんの作品で一冊だけ薦めるならこの本。
    少し長いけれども。。。
    (自分は物理的重さゆえに机に拘束されて一瞬で読み終わった。)
    心情描写が丁寧で、綺麗。登場人物が動きだす。
    泣いた。
    読み終わった後、すぐ読み返したくなった。

  • 「最後は予想した展開に!」っていう感想を書いている人も多かったけど、私は全くよめなかった。

    泣いた。
    かがみの孤城ってまさか……今思い出しただけで泣きそうだ。
    孤城のこが孤独のこ。オオカミ様、どおか幸せになります様に。

    後半色々あって時間内に読まないといけなくてスピードあげたからもう少しじっくり読みたかった。

    登場人物は多い。
    でも殆ど子供だしキャラが濃い人ばかりですぐに覚えられた。
    読みやすかった。

    大人になったら嫌な人がいる職場はすぐに辞められる。
    でも子供はそうはいかない。
    それは重要な問題だ。
    置かれた環境でうまくやらなければいけない、学校に行かなければというのを押し付けるのはいかがなものだろう。

    思春期×思春期の子を持つ親
    どちらの気持ちもわかる。なんか切ないし距離感が難しいな。

  • 信じられないほど面白い
    この本と出会えてよかった

    思春期真っ最中の学生さんにおすすめ
    ミステリー初心者ですが楽しめました

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著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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