軍事と経済　たまには小説

そんなものはない。

『呪術と占星の戦国史』を改題した本。
元の題の方が中身を的確に表している。
戦術、戦略の話ではなく、戦前・戦中・戦後にどのような占いや縁起担ぎが行われていたかという本。

最初期に海外渡航をはたした日本人たちの物語。
素材の時点で面白い。

いつものスティーブン・キング。
ラノベみたいな世界観の話もあるが、文章力がダンチ。

いつもの塩野さん。

ハイデガー研究者による本。
ハイデガーに対する愛情を感じる。

そりゃこんなんじゃ書いた翌年に発狂するわな。

副読本を含めて全14巻。
三国志演義の演義みたいな感じでオリジナルキャラも出てくる。

宮崎さんの本を読むのは初めてだが、駄目な本には辛辣なことを書く人なんだと知ってびっくりした。

そりゃ、秀才が集まっているのに失敗するのはシステムが悪いんだろうな、と、腑に落ちた。

それにしても毛沢東はよく分からない。

読了後、早速キットカットを買って食べた。

海野さんの本にしてはいまいちだった。

親が偉大だと子供は大変なのでしょう。

SF作家が、独断と偏見で書いた世界史。
同時のイギリス人がどんな感じで世界を見ていたかが、ちょっとだけわかる。

わかりやすかった。

満州国が存続しても日本人は根付かなかったのではないかと思った。

ペリー提督がイギリスにライバル意識を持っているのは知らなかった。
日本人が驚いた黒船(外輪船)より進んだイギリス艦と邂逅したした時は、アメリカも早く新型艦を導入しなければと言っている。
当時、小笠原諸島は西洋人が住んでいたが、日本のものだと言っているが、それもイギリスに対抗してのもので、小笠原がイギリス領になる世界線もあったのだろうか。

著者がキリスト教徒だからか、日本軍人でありながら少し離れたところで見ているようだった。
憑かれたように戦争に邁進する人々と共に居ながら妙に冷めている。
他の戦記と違った感じで、なかなか面白かった。

共産党が勝つと思わなかったのだろう。
旧満州でも現地日本人を残そうとする計画があったと聞く。
前提が崩れると全ての計画がご破産となる。

大戦参加者も、多くが鬼籍に入りインタビューが取りづらくなってきている。
今後はこの本のように文献中心になってゆくのだろうと思う。
そろそろ、先の大戦が記憶ではなく歴史になる時期が来ている。

敵側の見方は面白い。

旧日本軍は悲惨だというような内容。
歯医者は大事だと思った。

硬直しがちな軍事組織がどんどん改革してゆくのは強い。