制作側の詰め込みたいものをたっぷり詰め込んだって感じでしょうか。トイレに行きたくなっていると夢の中で雨が降ったり、夢の深層に入れば入るほど現実と夢の時間軸の差が広がってきたりと、「なるほど」と思う場面がちらほらありました。
こんなに現実と夢の間を行き来していると、どれが現実でどれが夢なのか分からなくなってしまいます。ラストがこれまた「今はどちらにいるのか」と混乱しちゃいます。人それぞれで解釈が違うので見ていて楽しいし、もう一度観直して頭の中を整理したくなります。

インディ・ジョーンズシリーズのように超冒険アドベンチャーではなく、どちらかといえばコメディ要素の方が強め。フランス市内メインで映像的に美しかったです。あとミイラのチャーミングさにくすりと笑ってしまいました。

猫のでっぷり感といい翔のビジュアルといい、「耳をすませば」をどこか連想させる雰囲気でした。ラストはあのドールハウスにアリエッティ一家が移り、みんなで仲良く暮らす――そう思っていたのでラストは拍子抜けてしまったんですけど、あっちの方が現実的な流れなので納得。好き嫌いが大きく分かれるようなのですが、個人的には正統派ジブリって感じで好きです。

史実なため、この「ワルキューレ作戦」でヒトラー暗殺は失敗するという予備知識があるのを踏まえても、最後まで緊迫しながら観れました。特に暗殺実行までの緊張感は半端ない。
他の将校が怖気付いたり予期せぬ事態で計画そのものが中止になったりする状況が続いている中、シュタウフェンベルクのリーダーシップによって希望が近づいてくる感じすらした。もしこの作戦が成功していたら歴史は変わっていたに違いない。
最後の瞬間に守るように飛び込んできたヘフテンの姿で何とか持ち堪えていた涙腺崩壊でした。

何度騙されても人を疑うことを学習しない馬鹿正直な直可愛いです。正直映画にしなくても良かったんじゃないかな?とは思いましたが、こういう日常とはかけ離れた心理戦と頭脳戦が繰り広げられる状況は好きなので、終始ドキドキしながらの観賞でした。福永のドヤ顔は健在で、映画館で笑いが漏れてしまいましたね!

推理というよりアクション多目で、自分が想像するイギリスの知的な紳士であるホームズとはちょっぴり違ったのだけれど、世話焼きなワトソンは歪みなかった。武闘派ホームズ&ワトソンのコンビは斬新で面白かったです。

マクロスFでこれを題材にした劇中劇があって気になっていたため観てみました。の中に現代文明と古代文明がぎゅっと詰め込まれていて、30分ずつしかない一話一話がとても濃かったです。

ディズニーシーに同名のアトラクションがあるので前々から気になっていたのもあって借りてみました。どの瞬間も胸の高鳴りを抑えきれません。磁石岩の場面は本当に手に汗握る思いでした。一番ドキドキした!

絶倫刑事が色んな女とセックスしまくるだけで内容が全くなかった。タイトル詐欺だし本当に酷い。
双子の兄弟はよく似てるなーと思っていたら一人二役だったらしくその演じ分けは素晴らしかったです。

ロミオとジュリエットのようなベタな恋愛要素を含みつつ、それでいてストーリーがしっかり構築されて綺麗な映像との相乗効果に陥りました。
中盤は「ただの悲恋物語かー」だらけてしまっていたんですけど、最後の謎解きとオチで爽やかに裏切られてそれも納得。私も警部と共に彼らに拍手喝采を送りたい。

お洒落で可愛いラブコメ!みんなに馬鹿にされたり非難されたりしながらも自分と人を信じ信念を貫くエルに元気をもらえます。観終わった後の爽快感が堪りませんっ。

映画だと思っていたらTVドラマだった模様。ショートストーリー仕立てなのでどの巻からでも楽しめそうです。アドベンチャー物って考古学に情熱をかける主人公と美人ヒロイン、メカニックに長けたちょっぴりおっちょこちょいな青年ってのが多いような気がします。

こんなおぞましく理不尽な話が実話だなんて信じられません。腐敗した警察の自己の保身のため発見した少年を“息子”だと決めつけ母親の主張を一蹴する理不尽に震え、ただ息子を見つけてほしいと願うアンジェリーナ・ジョリーの圧倒的な演技力にぐいぐいと引き込まれてしまいました。子供を思う母親は何よりも強い。
結局息子がどうなったのかは犯人が語ることなく死刑になってしまった以上真実は分からないのですが、最後に“希望”という余韻が残されていてエンドクレジット中もゆっくりと浸っていました。

レンタルで。予告で面白そうだなって思ってたもののレビューなんか見ると高評価でなかったのであまり期待していなかったんですが、個人的にそれほど悪くなかったです。勢いで進む漫画の映像を観ている気分でした。最近こういう漫画系の英が多いですね。リアルを追求したら駄目だ。でもキーボードとぶっ飛んだ歯の組み合わせや弾丸のデザインだったりと小細工がピリッときいてて良かったです。ラストも結構お気に入り。

19世紀末の英国で起こった連続猟奇的殺人事件をモチーフにした作品。ヴィクトリア時代の光と闇の“闇”の部分が前面に押し出されていました。アヘン中毒に陥る市民、産業の発展に伴い発生した身分の落差、ジンに溺れる娼婦etc...当時のロンドンがたっぷり詰め込まれていて満足です。当時は葡萄がとても貴重な食べ物だったんですね。
個人的にラストは頂けなかったけど、それを補う魅力が満載だったので満点!

上映期間中に流れていたCMで興味はあったものの劇場に足を運ぶことがなかったので結局レンタルで。自分が期待していたほどではなくてちょっぴり残念。元となったベオウルフ自体の伝説を見たらもう少し印象は変わるかな?
ラストで王になったベオウルフの従者だった男の前に現れた女の姿に「駄目、その女は…!」と言葉いう言葉を画面に向かって叫びたい衝動に駆られてました。先代にベオウルフにその従者。“歴史はまた繰り返される”という示唆が含まれているような気がしてなりません。

前作同様これも面白かった!最後の悪役が男らしくて感動しました。史実に基づいたオリジナルストーリーというのはどこまでが本当でどこまでが創作なのか混乱してしまいますが、ぐっと引き込まれてしまいます。

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