山崎佳代子のおすすめランキング

プロフィール

詩人、翻訳家。一九五六年生まれ、静岡市に育つ。北海道大学露文科卒業。サラエボ大学文学部、リュブリャナ民謡研究所留学を経て、一九八一年よりセルビア共和国ベオグラード市在住。ベオグラード大学文学部にて博士号取得(比較文学)。著書に『パンと野いちご』(勁草書房)、『ベオグラード日誌』(書肆山田)、『戦争と子ども』(西田書店)『そこから青い闇がささやき ベオグラード、戦争と言葉』(ちくま文庫)など、詩集に『黙然をりて』『みをはやみ』(書肆山田)、『海にいったらいい』(思潮社)など、翻訳書にダニロ・キシュ『若き日の哀しみ』『死者の百科事典』(創元ライブラリ)などがある。 

「2022年 『ドナウ、小さな水の旅 ベオグラード発』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山崎佳代子のおすすめランキングのアイテム一覧

山崎佳代子のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『庭、灰/見えない都市 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集2)』や『若き日の哀しみ (創元ライブラリ)』や『パンと野いちご: 戦下のセルビア、食物の記憶』など山崎佳代子の全32作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

庭、灰/見えない都市 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集2)

225
3.70

感想・レビュー

「庭、灰」子供の頃の記憶は真珠に似てる。硬くて尖った小石を腹の中に飲み込んで、痛くても吐き出すことも出来ずに何年もかけて柔らかい膜で舐めて丸めてくるんでく... もっと読む

若き日の哀しみ (創元ライブラリ)

224
3.78
ダニロ・キシュ 2013年9月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

戦火の中で過酷に変わる日常が、無垢な少年の視線で静かに語られる。 温かかった家、強制収容所から戻ることのない父、父の生の証を抱えての疎開、この世に正義は... もっと読む

パンと野いちご: 戦下のセルビア、食物の記憶

210
3.73
山崎佳代子 2018年5月15日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

著者はセルビアで長く暮らす日本人。現地の親しい友人や出会った人々に戦時下の体験を聞き、「食べ物」をキーワードにしてまとめている。 人種、宗教が複雑に入り交... もっと読む

そこから青い闇がささやき ――ベオグラード、戦争と言葉 (ちくま文庫 や-60-1)

202
4.46
山崎佳代子 2022年8月10日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 1990年代、ユーゴスラビア内戦、それがあったことはニュース等で知っていた。民族間の対立により血が流され多くの人の命が失われたことや、その結果として構成... もっと読む

死者の百科事典 (創元ライブラリ)

112
3.36
ダニロ・キシュ 2018年12月20日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ユーゴスラビアの作家の短編集。母がユーゴスラビア系民族、父はユダヤ人でアウシュビッツから帰ってこなかった。 短編全部が寓話的、哲学思想的。実際の人物やエ... もっと読む

ドナウ、小さな水の旅 ベオグラード発

112
3.75
山崎佳代子 2023年1月6日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ベオグラード在の詩人の著作、地に足が着いたというか、単なる旅行記的なものでなく、識者の方との交流や修道院での滞在を通し歴史の暗部にもしっかり向き合った内容... もっと読む

死者の百科事典 (海外文学セレクション)

89
3.43
ダニロ・キシュ 1999年2月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

幻想的だったり衒学的だったりスタイルが変わるものの、いずれもウィスキーの様な酩酊感伴う死に纏わるセルビアの作家の短編群。ボルヘス好きなら絶対にハマる!自分... もっと読む

ベオグラード日誌 (りぶるどるしおる 78)

69
4.33
山崎佳代子 2014年4月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ウィキの情報によれば、山崎佳代子は1956年、静岡県生まれ。1979年北大卒業後、ユーゴスラビア・サラエボ大学に留学、サラエボ大学で博士号を取得。1982... もっと読む

そこから青い闇がささやき

45
4.00
山崎佳代子 2003年7月24日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

内戦と国連制裁下のユーゴスラビアでの生活を描いた随筆。 著者はベオグラード在住の詩人。他民族がひとつの国家として暮らしていたかつてのユーゴスラビアと... もっと読む

若き日の哀しみ (海外文学セレクション)

33
4.17
ダニロ・キシュ 1995年7月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

幼い頃過ごした街を訪れる。 そんなシーンから始まる連作短編集で、ひとつずつはとても短い。 しかし、彼の記憶の中に惹き込むその力は実に見事で、しみじみと... もっと読む

解体ユーゴスラビア (朝日選書 476)

31
3.80
山崎佳代子 1993年6月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

米澤穂信の100冊その63:ベオグラードでの普通の会話の記録。 もっと読む

イェレナ、いない女 他十三篇 (ルリユール叢書)

28
4.00

感想・レビュー

2月15日、ウクライナ国境に近いベラルーシ南部のプリピャチ川に、新しい橋が架けられた。 橋は川を隔てた村と村、町と町とを繋ぐものだが、世の中には侵略するた... もっと読む

南瓜の花が咲いたとき

15
5.00

感想・レビュー

セルビア好きなんだけど、まだまだ解説を読まないと背景がきちんと理解できない…。 主人公の視点から語られる回想形式の小説だけれど、登場人物がそれぞれの... もっと読む

海にいったらいい

12
3.00
山崎佳代子 2020年11月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

握りかえしてくれた手は温かく、生きている者のそれだったが、こんなにも小さかったのか。 病床に横たわる父は日に日に痩せ細り、動作は鈍くなっていた。眠り続け... もっと読む

ある日、村は戦場になった バチュガから届いた子どもたちのメッセージ

10
3.00
山崎佳代子 1995年5月12日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

この人作詞の組曲を歌うので。 おもちゃより、食べ物より、平和が欲しい。 お金は送れる。でも平和はどうすればいい・・? 子供の魂が傷つく前に、... もっと読む
全32アイテム中 1 - 20件を表示
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