坊っちゃん (岩波文庫 緑 10-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003101032

感想・レビュー・書評

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  • なるほど楽しい。いや楽しい。読み始めた当初はこんなにものめりこむとは思いもしなかった。痛快というイメージだったが中々哲学チックな事を言っており、ぼっちゃんやるじゃない、と言ってしまうほど。後半は赤シャツシャツしていたがメランコリーな感じも一興。しかし東京を好きにはならない、田舎が好きです。

  • 四国の中学に数学の教師として赴任した江戸っ子 の坊っちゃん。校長の「狸」や教頭の「赤シャ ツ」は権力をふりかざし、中学生たちはいたずら で手に負えない。正義感に燃える若い教師の奮闘 の日々が始まる。

  • 再読!

  • 漱石初体験のあなたは、『坊ちゃん』からどうぞ。

    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 高校生以来。
    昔から鼻持ちならない奴はいたんだなぁ。
    そんなに真っ直ぐだと神経衰弱にもなっちゃうよ。
    大人になった今、痛快だけじゃない部分も読める。
    清とのつながりがいとおしい。

  • 何度読んでも痛快。

  • 今からおよそ百年前の小説。
    でもこの瑞々しさ。感性も分かるし、共感も出来る。

    ゆえに、名作なんでしょう。

  • 資料ID: C0005669
    配架場所: 本館2F書架

  • 小学生時代に読んだ本を半世紀ぶりに読むと印象が変わって面白い。歳をとったせいか、”そんなに人に突っかかってたら苦労するよ~”と言いたくなる場面ばかりで。清が愛おしい。最初の停車場の別れで”何だか大変小さく見えた”という表現はよく覚えている。最後の”後生だから、清が死んだら坊っちゃんの御寺…”で「後生」という言葉を覚えたような。解説で平岡氏が坊っちゃんと清の二人の生活は”四ヶ月程度であろう”と言うがその根拠は?「鹿男あをによし」の”鹿せんべい、そんなにうまいか”はこの話のオマージュだった、と今頃気がつく。

  • 道後温泉に行ったので読みたくなった。
    子どもの頃読んだ時きりなので、単に面白い記憶しかなかったが、改めて読むと奥の深い話だった。

    正義感の強い単純で一本気な「坊ちゃん」、社会に出て、正義を通したようで教職員間では孤立、結局のところ解決策は暴力で、教師という高給な職を辞めた。
    社会に適応できない男の話、世の不条理を書いた物なのか。

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著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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