孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7) (角川ホラー文庫 え 1-7 江戸川乱歩ベストセレクション 7)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年7月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041053348
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
おそらく高校生頃から読もう読もうと思ってずっと読んでいなかった本。
その間に漫画も3種類かな?でて全て手に入れて2作読んでからとうとう読んでみた。さすがに何種類も読んでると漫画化にあたって削られた部分も違う作家さんによって補い合われていてそこまで発見はなかったがそれでもなるほどそういうことかと思う部分もなくはない。親方が諸戸の両親の実の息子だとか。
あと漫画でもどう解釈していいのかわからなかった君の頭、真っ白だよ。の部分の道雄の笑顔。「道雄はそういって妙な笑い方をした。それが私には泣いているように見えた。」の文が印象的。面白がってる笑顔でもなく悲しんだ顔をするわけでもなくこの笑顔はなんだろうと思っていた部分。文で読んでもはっきりとはわからなかったのだけどあの絵は泣いているような笑顔を表したのね、と。これは漫画を読んでいなかったらさらっと読み流してしまったかも。
初めて原作を読む江戸川乱歩。ちょっと見慣れずに読めない漢字がでてくるものの文章自体は想像以上に読みやすかった。面白かったー -
面白かった。エログロという言葉が相応しい本。
-
星4だけど5にしたいくらい良い
すごい小説に出会ってしまった
江戸川乱歩好きだわ -
傑作…切ない…
-
最高のエンターテインメント、最高の大団円。
諸戸道雄というキャラクターの魅力的なことよ…
報われなかったけど、救われてはいたと思いたい。とても切なかったけど、それも良かった。 -
読みやすい。さすがは江戸川乱歩。かなりおもしろかったけど蓑浦この野郎……ってなった。蓑浦が諸戸を受け入れられないのは性的指向として仕方ないとはいえ、性別とか関係なしに、蓑浦の行為は自分に好意を寄せている相手を利用しているようなものだから、諸戸もわかっていることとはいえ諸戸がかわいそうになってしまった。まあそんなことを言ったらこの物語が成り立たないんだけどね!
-
気味悪くて途中で挫折しそうになったが、慣れと結末が気になり読了。
道雄が不憫でならない。 -
箕浦との関係に嫉妬する。読んだきっかけが先生だったし、江戸川乱歩なんてよんだことなかったけどめちゃおもしろかった。表現が少し難しいところもあったけど普通に読めたし、事件のトリックが今読んでも新しい。とにかく箕浦との関係に嫉妬する(2回目)
-
それが面白いんだろうけど「後で言います」みたいなの多いな。