- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041054826
感想・レビュー・書評
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ししりばのせいかはわからないが、果歩軽率すぎない?指輪探しに行くくだりとか、子供部屋で目覚めたあたりとか。ちょっと辟易した。
比嘉琴子が万能キャラじゃないっていうのがまた好き。面白かったけど、ラストの橋口妹のくだりはよくわからなかったです…なにか読み落としたのかな…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回対峙するものは家に憑いているなにか。偶然出会った旧友宅に出かけるとそこかしこにある砂ぼこり、いや、流れるほどの砂。ざざざざ、さらさら、にちゃ、など背筋を寒くする擬音が恐怖を煽ります。現在は平岩家となっているこの家ですが、過去この家と関わってしまった男性視点でも話が進んでいき、琴子も登場して目が離せません。得体のしれないものの正体に関して、こういう発想はなかったので驚きました。前三作に比べるとインパクトは弱いかもしれませんが、リアルな砂の不快感が長く残るしっかりとしたホラーでした。
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面白かったー。
やっぱり、この作者の作品は引き込まれるなぁ。
ししりばとか、ずうのめとか、ぽぎわんとか
なんだか、おどろおどろしいネーミングセンス
すごいよね。
名前だけで、不吉な感じがするもん。
今回は、ホラーあるあるの、何でそんな行動
とっちゃうの!?って、イライラするシーンが
多かったなぁ。
個人的には、比嘉琴子にもう少し、霊能力での
活躍がほしいなと感じた今日この頃。 -
ぼぎわん、ずうのめに続いて比嘉姉妹が登場。
デビューしてからまだ数年の澤村氏ですが「ぼぎわんが来る」の大ヒットによって、すっかりホラー作家としての地位を確立したのではないでしょうか。
著作は現在のところ四作品と少ないですが、どれも秀逸なホラー作品です。
ホラー要素は勿論のこと、ノンストップで読ませる面白さが際立っています。
理屈っぽさやミステリ色が薄いので読みやすく「得体の知れない怖い存在」を心ゆくまで堪能できる、エンタメ性の高さが特徴でしょうか。
たくさん書いて欲しい作家の一人です! -
夏になると手をつけちゃう、このジャンル。
前二作に比べたら、終始冷静でいられた(個人比)
けど。
ちょっと立ち止まって考えちゃうとひやっとするな。それが普通になってる?それが当たり前になってる?…