- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041081648
感想・レビュー・書評
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古典部シリーズ。
合唱祭に参加するはずの千反田が現れず、伊原から連絡を受けてホータローが探しに行くが。
前巻あたりから日常的に起こる謎に、部員たちそれぞれが絡んできて、だんだん登場人物の深い部分がわかっていく。
ホータローの発言は私も経験があり、それがきっかけで色々考え方を変えたりしたので勝手に親近感が湧き、今後の展開がとても気になる。
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古典部シリーズ6作目。もうこのシリーズ終わったものだと思ってぐらい前作のラストが印象的だった。だから読み始めても蛇足な感じがしていたのですが、最後のいまさら翼といわれてもでガツンとやられた気に。あの千代反田はどうなってしまうの?続きが気になります。
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シリーズ6作目にして一番好みなやつがきた。
というか「読み続けたからこそのクリティカルヒット」という気がしないでもない。
いつもの4人のこれまで見せたことの無い顔が見られる短編集だった。
もうそのエピソードを思い出すだけで、胸が痛いやら騒がしいやらで平静を失ってしまいそうになる。
本一冊にここまで動揺させられるとは。
続編まだですか。 -
流石氷菓シリーズ
走れメロスの解釈が独特で面白い
続きがとても気になる終わり方だった。
早く続編が読みたい -
全体的に予感めいた短編集。
これから・古典部のみんなの将来に対して、大きく影響しそうな漠然とした予感があるだけに、早く続編が読みたくなった。
それはそれとして、今回は人間の直視したくない部分があまりにも繊細に緻密に描かれているだけに、読み進めるには心が苦しくなりすぎる面があった。殺人事件の推理よりもむしろ現実的な課題である分、つらかったのだと思う。 -
久しぶりの古典部シリーズで期待のハードルが上がりすぎたか…短編集なので小粒なエピソードが多い(謎解きも)。でも古典部員達のいろんな側面が見れて、シリーズものの強みを感じられた。
今後の展開に関わるエピソードもあったけど、「わたしたちの伝説の一冊」が特に印象に残った。端から見るとくだらない事だったり、大人になってから振り返ると「何やってたんだ、自分は」と思うような事に、一生懸命しがみついている時期ってあるよな、と。漫研のいざこざを読んでいたら少し懐かしい気持ちになった。本人達は必死なんだけどね(もちろん昔の自分も)。