不連続殺人事件 (角川文庫)

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レビュー : 135
  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041100196

感想・レビュー・書評

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  • 向井くんの受け売り

  • ある人物を、終盤までを刑事だと誤解して読んでしまったせいで、言動の違和感が気になって、全く世界に入り込めなかった。
    うーん、アタピンの人物紹介と混同してしまったのかな。

    しっかり人物像を把握した上で読めてたら、もっと楽しめたろうに、人物の多さについて行けなかった自分が恨めしい。

  • 会話のリズムに化かされる。安吾氏41歳、文学から推理小説の世界へ舵をきった記念碑的作品。もっと色々読みたいなあ。

  • タイトルが秀逸。
    連続殺人事件は数あらねど「不連続」ってなんだろうと
    好奇心が疼いてしまう。

    わたしはABC殺人事件のようなものを想像してたのだけれど、
    実際はかなり違うもの。

    にしても、トリックに関してはいまひとつ。
    金田一少年の事件簿の中にこのトリックを彷彿とさせるような
    事件があったなあと思いだしたり。

    とにもかくにも坂口安吾の文体は非常にすき。

  • 16冊目

    もっと古いやつ

  • カタカナを多用した、下種で残酷な登場人物たちのやりとり。
    これが目くらましの一部をになっていたんですね。
    映像化された写真の表紙のを持ってましたが、今あれじゃ出せないでしょう。
    (きわどい構図だった)

  • 安吾の推理小説。
    推理小説だなぁ、と。
    八人殺されるのは殺され過ぎじゃね?って思う。そんだけゴロゴロ殺されていてはおのずからいろいろと明らかになってってまうんでね?
    そしてバス停まで1時間半、バスで隣の町まで3時間半、みたいな舞台設定にトキめいた☆(・・・?)こんなとこまで、東京からほいほい人がやってくるんだなー。すごいなー。そういう旅行(?)したいなー。(ちょっとずれてる)

  • 私が高校一年生の時の坂口安吾のイメージといえば、丸縁眼鏡をかけた、国語の便覧集に載っている高名な文学者だった。『堕落論』とやらを書き、中々に小難しそうだな、と何も知らずに思い込んでいたあの頃、父親から坂口はミステリも片手間に書いていた、ということを聞き、不思議と親近感が湧いてきた。本書などが有名所、と聞いてはいたものの、結局今まで読まずにいた。
    この前、丁度とあるアンソロジー本で、坂口の『心霊殺人事件』を読み、そういえば本書を結局読まずじまいだったな、と思い出し、今更ながら手にとる運びと相成った。

    最初にびっくりしたのが、登場人物の多さである。ただ、多いだけならまあいいが、その登場人物の各々が、過去にかれこれの妾だったり、元妻であったり、元夫であったりと、人物相関図でも書かないと正直把握しきれないのではないか、という複雑な人間関係であった。
    が、本書を読んでいた場所が電車の中だったゆえに、容量の足りない頭をデフラグして、なんとか関係をおぼつかないながら覚えていった(ただ、残念にもちょくちょくそれを忘れるのである)。
    正直なところ、辟易しながらも読み進めていった。
    登場人物が多いのも本書の特徴だが、やたらと登場人物に癖があるのも本書の特徴だろう。癖がありすぎて、登場人物のの共食いのようなものが起こっていたような気がする。

    エラリイばりの、挑戦状を付していたのも本書の目玉だろう。
    ことあるごとに、自信たっぷりの挑戦状を付していたが、坂口だからできたのであろう。一介の無名作家などがやったら総スカンに遭いそうである。
    ただ、やはり自信満々だけあって、論理立ては通っていたように思える。
    トリックもシンプルで、名作と言われるだけはある、と素直に思った。

  • やっぱり古臭いと思ってしまう。登場人物も多すぎてなぁ。

  • 以前から最初の数ページをトライはしていたのですが、今回の出張の移動時間を利用して何とか読み切りました。

    個人的に好きになれるかどうかは別ですが、古典本格推理小説というのはこんな作品の事を指すのだろうという作品。
    思わず「なるほど」と思えます。
    それにしても、初版が昭和49年とは・・・。ふ、古い。生まれてない…。

    冒頭に書いたように、最初の方だけ片手間に読んだのがマズかったと反省。
    とにかく最初の数ページは意図的としか思えない登場人物の紹介紹介紹介・・・。
    いきなり消化不良で、しかも次にこの本のページを開くまでにブランクがあったもんだから、復習のために読み直したからまた大変。
    ちょっとこの辺の導入方法が不満。もうちょっと自然と物語に入り込める方が読者には・・・というか僕には合っている。

    何だかオカシナ人物ばかりが集まり、当たり前のように殺人が起こっていく。
    起こっていくのだが、登場人物誰もが殺人事件をあまり重く見ていないように読めてしまうところも、何だかシックリこない。
    そして登場する警察もまた意味もなく妙な異名を持っている。
    とにかく読んでいてあまりに物語が芝居がかり過ぎていて、そのクドさに慣れないといけません。
    おそらくこれは推理小説のお手本的な本だとは思うのですが、今の一般読者向けかというとさて?!

    本書の裏面に「すべての推理作家が絶賛する・・・」と書いてあったのですが、そのキャッチコピーが理解できるような、できないような・・・。

    まあ、気になる方は読んでみて下さい!


    ◆KEY WORD>>不連続殺人事件(著:坂口安吾)
    時は終戦後のある夏。山奥の豪邸にて詩人、作家、女優など誰もが負けず劣らずの奇人が集められた。
    誰もが互いに関係を持つ男女に次々起こる殺人事件。
    一見無差別と見える事件に隠された意図とは?

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著者プロフィール

新潟市生まれ。1919(大正8)年県立新潟中学校に入学。1922年、東京の私立豊山中学校に編入。1926年東洋大学大学部印度哲学倫理学科に入学。アテネ・フランセに通い、ヴォルテールなどを愛読。1930(昭和5)年同校卒業後、同人誌「言葉」を創刊。1931年に「青い馬」に発表した短編「風博士」が牧野信一に激賞され、新進作家として認められる。歴史小説や推理小説も執筆し、文芸や時代風俗から古代歴史まで広範に材を採る随筆など、多彩な活動をした。

「2018年 『狂人遺書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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