- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042022091
感想・レビュー・書評
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1872年出版の小説
80日間で世界いしゅうできるか?イギリスの社交クラブでの会話から始まる物語
色んな意味で面白い。 一気読み
日本では鉄道が初めて開通した年
向かいの小説とは思えない面白みが満載で、次から次へと問題が出て、現在のアクション映画のお手本のような部分があるなーと思った
読むきっかけは、スターチャンネルのドラマで始まったドラマの1回目(無料)を見たこと!
ドラマや映画より、、本のほうが好きってことだね -
以前見た映画は、意外に小説の通りだったんだなと思った。
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図書館で。結構古典を読んでいないなあ。
イギリス紳士と言うものは特にこれと言う仕事が無く、クラブに通い毎日同じような面子と世界情勢を語り合い、ゲームをしていたんでしょうかねえ?正直…それで楽しかったんだろうかと疑問に思ってしまう自分は貧乏性だなあと思います。
それにしても飛行機の無い時代に80日間で世界を一周する。ロマンですね。その行動に意味があるわけでも無いのですがわくわくします。そしてあの当時でも色々情報は入っていたんだなあと驚くばかりです。非常に面白かったです。確かに世界は小さくなって来ているような気はするものです。 -
楽しかったなぁ。ちょうど並行して読んでいた「野いばら」と時代背景が同じで、途中で変な感覚になった。娯楽小説だけど、軽過ぎなくて、そして、心が暖かくなる本。他のも読んでみようかな。
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日本は文明開化の音がしはじめたばかりで、まだまだ海外に飛び出るなんて国の威信をかけた国家事業でしかできなかったころ、イギリスでは一貴族が世界一周を友人との賭けで企てるのだから、どれだけ国力の差があったんだろう。
主人公のフォッグ卿はどんな困難も金にものを言わせ(まあ、それだけではないけど)解決していく。インドの土人や日本の芸者、アメリカのインディアンの描写など、当時のイギリスの世界観が見えて面白い。
とにかく今では思いもつかないような困難が旅の前途に立ちふさがる。しかし小説ならではの単純さと都合により、どんどん、ばしばしと乗り越える。下手なヒューマニティなど微塵もなく、挫折しないところが痛快だ。娯楽小説はこうでなくてはいけない。
知恵や勇気も大事だけれど、最後に物申せるのはやっぱり金だという、とてもさばけた冒険譚。
これ児童文学なのにいいのか?とも思うが、逆にリアルでいいのかもしれない。 -
ずっと読みたかってやっと読みました。ヴェルヌの作品は『十五少年漂流記』、『海底2万里』に続いて3つ目。
科学の進歩は人類に夢とロマンを与えてくれる。その昔、80日で世界一周なんて絵空事。でも、19世紀に入ってそれが可能になって、21世紀の今ではきっと80時間世界一周だってできるだろう。飛行機、船、鉄道、インターネット。世界はどんどん狭くなる。そう、狭くなる。
現在不可能なことも、いつかはきっと科学が可能にしてくれる。これは素敵な夢。
お金ではない、物ではない、褒美ではない。忘れないで追い求め続けるのは、そんな夢でありたい。
あっと意外な結末と、初歩的な筆者の誤筆と、主人公より目立つパスパルトゥー。その全てが愛らしい。
ところどころ原文で読みたい箇所あり。特に最後の1文。いつか、チャンスがあれば。
科学に託した未来の夢。そんな心が、「八十日間世界一周」。