フランキー・マシーンの冬 上 (角川文庫 ウ 16-6)

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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042823063

感想・レビュー・書評

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  • いやー、やはりドン・ウィンズロウは面白いですね~
    (ミステリと言われるものの中で)出来ばえのよさは圧倒的です。
    何なんでしょう、この人は。

    作り物っぽさが感じられないところがよいです。

    エンディングも、あまりに心ニクイ!

    また一つ一つの語り・話題もさりげなく気が利いていて、
    くすっとさせられたりでgoodです。
    いや~、面白い話って、こうやって語るのですね!

  • 最初の方は足を洗って久しいフランクの一日から始まりますが、フランクの日常部分だけでも面白かったです。
    フランクが狙われてからは、過去の回想と現在の切り替えが少しめまぐるしいですが、あっという間に読まされてしまいました。
    私に当時のアメリカの知識がもう少しあれば、もっと面白かったろうに・・・と思うと残念です。

  • ――自分流に生きるのは骨が折れる。
    この書き出しのかっこいいこと!
    ムダのないルーティンで自分流にコーヒーを入れ、自分流に朝食を用意して、餌屋として生きるフランク・マシアーノが、望まないまま、過去から追いかけてきたトラブルに巻きこまれていく。年とともに枯れ、余分なものを捨て去ったがゆえに、磨きこまれた味わいのあるマシアーノがすてき。

  • ウィンズロウの真骨頂ともいうべき本。
    この人の書く男性はいつもどうしてこんなにかっこいいのか。
    もてたい男子はフランクの真似をしなさい。

  • ドン・ウインズロウお得意の、西海岸を舞台にしたクライムノヴェル。主人公は62歳の元凄腕ヒットマン。今は引退して桟橋で釣り餌屋やリネンのクリーニング、不動産管理などを営み、静かに暮らしている。そんな彼に、手を切ったはずのマフィア組織からの罠が迫る。何故自分が狙われるのか分からぬまま、反撃が始まる。

  • 犬の力よりもボリュームは少ないですが、充実の内容。過去マフィアだったフランクは、様々な実績からフランキー・マシーンと呼ばれ、今じゃ釣り餌を売りながら波に乗る毎日。そこに刺客が訪れ、過去を紐解く必要に迫られる。最後もスッキリ。楽しかった。

  • これは面白い。
    ゆっくり繊細に始まり、ことが展開していく感じが好き。
    まだウィンズロウ節が少ないのが気になるが、同じマフィアものでも『犬の力』よりかなり「らしさ」が伺える。
    これはいい予感。

    ■このミス2011海外4位

  • しびれるよ!
    フランキー・マシーンかっこいいよ!
    さて下巻を読もう。

著者プロフィール

ニューヨークをはじめとする全米各地やロンドンで私立探偵として働き、法律事務所や保険会社のコンサルタントとして15年以上の経験を持つ。

「2016年 『ザ・カルテル 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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