T.R.Y (角川文庫 い 50-1)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 536
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043582013

感想・レビュー・書評

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  • 映画化決定(2003年1月)を期に読んでみたら・・・面白い!! 
    ただ映画はまだ見てません(笑)

  • 第19回横溝正史賞受賞作品。
     もう文句なしに面白い。読み出したら最後やめられないものだから、結局、明け方まで起きて読んでしまった。

     明治から戦前の中国は上海から日本を股に駆けて活躍したひとりの日系人伊沢修。その波乱万丈ながらも、人情に満ち満ちた生き方が、なんとも小気味よい。
     彼をとりまく人々も、我知らずその気性に飲み込まれ、実にあっぱれな生き様を見せる。
     歴史小説とエンターテイメントな部分とを小憎らしいくらいにあっさりと、くるりとまとめあげた手法には舌を巻く。
     なにはともあれ、読んで絶対損はない。出会えてよかったなあと思った一冊だ。

  • 2007/1/26読了。映画化されたのを知らず読みましたが、鮮やかな詐欺の手口はなかなかのものでした。確かに映像化したくなる作品かも。

  •  20世紀初頭の上海で、詐欺師 伊沢修(いざわ しゅう)は、ふとしたことから中国革命軍と共に、革命に必要な武器を日本軍から騙し取る手伝いをする羽目になる。<br>
    こちらにあるのは頭脳のみ。日本軍の秀才であり、信じるのは自分だけという東をいかにして騙し、武器を手中におさめるのか・・・。
    <br><br>

    ハプニングに遭遇しながらも、逆にそれを利用して次々と問題をクリアしていく伊沢。最後の最後までどちらが騙しているのか、騙されているのかわからない最高のエンターテインメント作品。
    <br><br>

    ちなみに、残念ながら映画のポスターにもなった「ヤバくなったらさっさと逃げる」という台詞は出てきません(笑)。

  • 織田裕二主演で映画化。
    小説は結構面白かったけど、映画はコケタらしい。

  • 織田裕二主演で映画化してこけた本。
    映画はこけたが、小説は面白かった。もう少し時代背景を勉強していればもっと面白く読めたと思う。映画を楽しみにしていたのだが、評判がイマイチなので見るのやめた。

  • もう少し時代の描写を厚くやってくれてれば、という作品。面白かったけど、惜しい。

  • 騙されたー。良い意味で。

  • 言わずと知れた織田裕二主演の映画の原作。
    主人公?は天才詐欺師の伊沢修。
    織田裕二がやるとどうも自信過剰な人に見えるけど原作の伊沢はもっと控えめ。
    天才ではあるけど完璧じゃなくてヘマもやるところがいい。
    映画を見たかったけど金欠だったので原作を読んだ。
    でも原作を読んだら映画を見たくなってしまった…。

  • 第19回横溝正史賞正賞受賞作。映画化
    展開が爽快にひっくり返り、もう読み出したらとまりません!

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著者プロフィール

1959年、神奈川県を経て、放送作家となる。99年「T.R.Y.」で第19回横溝正史賞正賞を受賞。著書に「C.H.E.」「キャピタル ダンス」「リスク」など。

「2017年 『ポーツマスの贋作 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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