世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた

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  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046040534

感想・レビュー・書評

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  • いわゆるフレームワークや理論をまとめて知れる

  • 何をやらないか、を決める=セイコーマートは、北海道以外やらない、大手がやることはやらない。
    競争優位は持続しない。別の問題を常に解決する必要がある=ライバルの競争優位も持続しない。
    アップルパイを作るときは協同する、切り分けるときは競争する=市場をつくるときはいっしょに、出来てからは競争。
    新規開拓より、既存顧客のロイヤリティ。さらには社員のロイヤリティ。
    アンケートは、中身より回答率が低いほうが問題。
    イノベーターのカギは、無消費者=今まで顧客でなかった層。トランジスタラジオ。
    ジョブとニーズの違い。ジョブは何かを解決するもの。
    3Ð印刷は、少量生産に向く。
    高価格戦略で成功している企業のほうが多い。常にいかに高く売るか、を考えるほうが楽。
    パーミッションマーケティング=広告やメッセージは許可を得てから流す。やたら
    日本企業の優秀さ=自分たちがわかる事業を拡げず、愚直にまじめに、自分の頭で考え抜き、情熱をもって取り組んでいる企業。
    企業文化は、個人や集団の行動、考え方、価値観の拠り所。
    外発的動機付けと内発的動機付け=報酬、脅し、競争が内発的動機付けを弱め、選択の機会が強める。
    ギバーには2種類ある。自己犠牲のギバーは消耗するだけ。win winを考えるギバーが成功する。
    自分の仕事への采配度が高いほうが満足度が高い。小さな決定でも自分で行えれば、満足度が高まる。

  • 経営学の初学者にやさしい内容で,夢中になって読むことができました.本書は本書の「はじめに」で記述されているように,「仕事でどう生かされるか,わかりやすさ,面白さ」に重点を置いて書かれてあります.
    私自身,理系の出身で経営学を学んだことがなかったのですが,本書を通じて非常に興味を持ちました.特に,日本の有名企業がなぜ成功したのかが経営理論をもとに説明されているところが面白く感じました.私の所属する企業にはどの経営理論が当てはまるか,また当てはめていけるか考えていきたいと思います.そのため,本書で紹介された書籍のオリジナルに挑戦し理解を深めていきたいと思いました.

  • ビジネス書まとめサイトと同じくらいのクオリティ

  • 時間のない社会人に向けた良著名著への道標に。

    単純な書籍内容の要約に留まらず、著者の経験に基づくエピソードも加えられており、難解な理論もわかりやすく噛み砕いて説明してくれており、この本単体を読んだだけでも十分明日からの仕事に役立てることが出来る。

    古典的理論から最新のトレンド、経営戦略からマーケティング、組織論、人材育成などかなり幅広い分野で、本のチョイスが素晴らしい。

    知識への羅針盤として有用でした。

  • 自分は経営学に全く興味がないのだなというのを再認識した。以前に興味深く読んだ本も含まれていたが、こうカタログ的に並べられると全く読みたいと思えなかった。

  • 簡潔にまとまっているが、やはり表面をなめているだけにしか感じなかった。ゲーム理論やロジカル系は読んでみようと思った。。。

  • 様々な本の要旨がまとまっており、読後時間の経っているものを思い出すによい。

  • 各種基礎概念、フレームワークがわかりやすくまとまっている良著
    読んだことのある本も少なくないがエッセンスがまっており、他の著作も併せて振り返れるという意味で良著。

    メモ
    ・日本企業は全てのものを全ての顧客へと考えて、お互いに模倣しあい競争して、改善するだけ。日本企業には戦略がない。日本企業は戦略を学ぶべき。

    ・競争優位の終焉 安定性と俊敏性の両立。目標を持ち続けつつ、小さな初期投資で新事業を。

    ・悪い戦略の特徴 中身がない。重大な問題を無視している。目標と戦略を取り違えている。単なる寄せ集め
    良い戦略には明確な行動の指針も含まれる。
    良い戦略とは問題の見極め、シンプルな解決策、具体的な行動。
    ・ダイナミックケイパビリティ 
    感知する、捕捉する、変革する

    ・キャズム アーリーアダプターとアーリーマジョリティは考え方と行動が正反対。リスクを好むのと、リスクは大嫌い。キャズムを超えるにはホールプロダクトの準備が必要。電気自動車なら、ガソリンスタンドや充電施設まで含めて準備が必要。
    他のアーリーマジョリティの事例も必要。

    ・イノベーションのジレンマ
    リーダー企業が破壊的技術を成功させるには
    プロジェクトを小さな組織に丸ごと任せる
    失敗はするなら早めに失敗させて小さな犠牲に留める
    既存の価値観や仕組みは失敗要因になるので使わない
    全く新しい市場を見つけるか開拓させる

    ・イノベーションの解
    破壊的技術には二つある。新市場型破壊とローエンド型破壊。
    成長の種は用事があるけど解決策が見つからないので何も買わない無消費者の中にある。

    ・ジョブ理論 ジョブとニーズは異なる。ニーズは漠然としたもの。ジョブは顧客の具体的で切実な状況で生まれる。

    ・シュンペーター新結合 5つのパターン
    新しい商品をつくる
    新しい生産方法を生み出す
    新しい組織を作る
    新しい販売市場をつくる
    新しい供給源をみつける

    ・アントレプレナーの教科書
    製品開発ではなく顧客開発をしろ。
    顧客が価値を認識できるものか?
    エアヴィーヴはアスリートという顧客を発見した。
    課題を抱え、課題を理解している顧客がいること。
    顧客が解決策を探していて期限もあること。
    顧客が課題解決にお金を惜しまないこと

    ・リーンスタートアップ
    新規事業や起業で大事なこと。
    アイデアや戦略は5%。95%は優先順位をつけ顧客を選び検証して、改善を地道に繰り返すということ。

    ・ゼロトゥワン
    隠れた真実を探し出せ。多くの人が微塵も疑わない常識を超えたもの。独占企業の特徴4つ。
    自社独自の技術。ネットワーク効果。帰路の経済。強いブランド。

    ・ブルーオーシャン戦略
    一般的な企業の戦略を把握する
    4つのアクションを考える 取り除く?へらす?ふやす?創り出す?
    新たな戦略キャンバスを描く

    ・ブルーオーシャンシフト
    人間らしいプロセスづくり
    進め方を細分化する。実体験を重視する。公正と信頼
    非顧客第一主義
    潜在的非顧客、断固たる非顧客、未開拓の非顧客 

    ・発想する会社
    ブレスト成功させる7つの秘訣
    焦点を明確にするが限定しすぎない
    遊び心あるルールを明示 量を狙えなど
    アイデアを数える 数は質を生む
    議論の流れの勢いを止めない
    議論の流れを壁に書き留めて見える化する
    時にウォーミングアップする
    モノを持ち込む

    ・ブランド優位の戦略
    製品としてのブランド
    組織としてのブランド
    人としてのブランド
    シンボルとしてのブランド

    顧客便益
    機能的便益、情緒的便益、自己表現的便益

    ・戦略販売
    4つのバイヤーを見極める
    エコノミックバイヤー採算性が基準
    ユーザーバイヤー自分の仕事への影響基準
    テクニカルバイヤー商品が問題ないか
    コーチ 味方

    危険信号察知しチャンスに変える
    情報不足 dmu不認識
    情報が不確実 
    バイヤーにコンタクトできない
    新任者へ交代した
    組織変更した

    顧客の反応を見極める
    成長思考、トラブル型、平静型、自信過剰型

    満足と結果を理解する
    理想の顧客増を決める
    セールス上戸 ファネルで案件管理

    ・エクセレントカンパニー
    やってみよ!だめならなおせ!試してみよ!
    顧客に密着し、顧客から学ぶ
    自主性と起業家精神、組織に多くのリーダーを育てる
    ・日本の優秀企業研究
    自分たちがわかる事業をやたら広げずに、愚直に真面目に自分たちの頭できちんと考え抜き、情熱を持って取り組んでいる企業
    ・企業文化生き残りの指針
    企業文化の3レベル
    目に見える組織構造や手順
    戦略目標哲学
    無意識に当たり前と思っている信念認識思考感情価値観
    変容モデル
    変化の動機付け→新たな概念とその意味を学ぶ→新たな概念と意味を取り込む

    ・フロー体験入門
    フロー状態を生む3条件
    具体的な行動を必要とする明確な目標があること
    行動した結果のフィードバックがすぐに得られ、うまく行ったかどうかわかること
    自分のスキルレベルと挑戦レベルが、高いレベルで釣り合っていること
    ドイツのフロー体験調査、多くの本を読み、テレビをほとんど見ない人たちが最も多くのフロー体験。

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著者プロフィール

マーケティング戦略コンサルタント。慶應義塾大学工学部卒業。日本IBMに入社しマーケティングマネージャーや人材育成責任者を担当。2013年に日本IBMを退社しウォンツアンドバリュー株式会社を設立。執筆の傍ら、企業への戦略策定支援や「永井経営塾」を主宰。2002年多摩大学大学院MBA修了。主な著書に、『世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』のほかシリーズ60万部突破!『100円のコーラを1000円で売る方法』(KADOKAWA)など多数。

「2021年 『世界の起業家が学んでいるMBA経営理論の必読書50冊を1冊にまとめてみた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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