- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047273283
作品紹介・あらすじ
美しく幸薄き――第2の"乙嫁"、タラスの涙
感想・レビュー・書評
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切な過ぎてキュンキュンしてしまった…。
こういう恋に落ちるきっかけって理屈じゃないのかもしれない。
あの二人の物語がここで終わって欲しくはないのだけれど、どうなるんだろう。
続きが気になる終わり方…。
文化、習俗の違いに優劣をつける意味は全くないけれど、当人同士なら納得いかんよね。
確かに、日本でもわりと近年まで恋愛結婚が常識ではなかったけれど。 -
この地を調査している医師スミスが出会ったタラスという女性の話。
兄弟の長男と結婚するが死別し、次々に義弟と結婚していったが次々に死なれたという壮絶な過去。
兄嫁が未亡人になったときに、弟と結婚すること自体は普通だったんでしょうね。そういう話は昔の日本にもあったように思います。
独りになった嫁を姑は心から案じて、スミスに嫁がせようと考える。
驚いたスミスも、優しく美しいタラスに惚れ込んで決心するが…
姑の亡父の兄という人物の横やりで、あえなく引き離される。
当時、この地域では、家長である父の権限は絶対だったのでしょう。
哀しいけど、リアルでもあり…
でもまた再会があるだろうか…
相変わらず、凝りまくった絵がエネルギッシュで、パワーを伝えてきます。
民族衣装大好きなので、楽しいけど~腱鞘炎は大丈夫か心配になります。 -
1~3巻感想。いろんな意味で、誠実で着実なマンガなので、安心して読める。
絵がきれい。ディティールが丁寧。食べ物おいしそう。おっとりして口数が少ないけど狩りがうまいアミルかっこよい。カルルクの成長が楽しみ。あと2年もすれば、アミルの背をこしちゃうとのかな。どきどき…
中央アジアの文化がよくわかる。現代からしてみれば、保守的だけどそれで成り立ってる文化なんだなあと。 -
2012/09/12
【好き】スミスが立ち寄った市場で馬と荷物が盗まれる。荷物は返ってきたが、そこで知り合った娘:タラスの家で世話になることに。 タラスは嫁ぎ先の兄弟全員と結婚するがすべて死別というなかなかハードな過去の持ち主で、義母はタラスの将来を心配している。 スミスの嫁にしてくれと懇願され一度は拒否するが、結局貰うことに…と思ったら突然事情が変わって破談に。 この時代は父親の言うことは絶対だったのだな…本人同士で決められない結婚というのは悲しい。-
「この時代は父親の言うことは絶対だった」
スミスを忘れさせて呉れるような、良い人と結ばれたら救われるかな?(スミスは?)
アルミの姉妹のコト...「この時代は父親の言うことは絶対だった」
スミスを忘れさせて呉れるような、良い人と結ばれたら救われるかな?(スミスは?)
アルミの姉妹のコトを考えると、それを望むのは、、、(考えたくない現実って奴)2012/09/18 -
> nyancomaruさん
タラスの話はこれで終わって欲しくないと思いますが、奇跡でも起きない限りスミスとの再会は難しそう…ですね。
しか...> nyancomaruさん
タラスの話はこれで終わって欲しくないと思いますが、奇跡でも起きない限りスミスとの再会は難しそう…ですね。
しかし、あの父親が選ぶ夫に希望を持てない…。
うぅ行き止まりだ…(泣)2012/09/18 -
「うぅ行き止まりだ…(泣) 」
確かに、、、
大きな混乱(ロシアの影)が起きて、、、一人になってしまい。。と不穏な想像をしたりして。「うぅ行き止まりだ…(泣) 」
確かに、、、
大きな混乱(ロシアの影)が起きて、、、一人になってしまい。。と不穏な想像をしたりして。2012/09/21
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「中央アジアの文化」を表現することがメインのこの作品において英国人の研究家であるスミスは異文化で育ったものとして大変重要な役割を持つ。これまでの巻はまさに「居候」で、干渉はしていたものの基本的には外から見て文化を調査しているに過ぎなかった。しかし今巻でスミスが直接こちらの文化の中に入り込み、その文化差に打ちのめされる、という展開を迎え、今までよりも踏み込んだ形で「文化」を表現している。読者である我々はどちらかと言えばスミスの文化に近いため、その感覚を共有してこの作品に向き合うことになる。そしてスミス以外は皆「あちら側の文化」であるため、あっさり事実を受け入れるよう促してくる最後を読んで、美しい余所の文化としてだけじゃなく、自分たちとの文化の差を意識することとなり、非常に考えさせられる。この構成は見事と言わざるを得ない。
市場での買い食いで食文化を描いている点にも注目。非常に力を入れて描き込まれており、興味をそそること間違いないだろう。
なお、肝心のスミスと関ったタラスさんは、アミルとはまた違った「かわいらしさ」を狙って描かれており、「乙嫁語り」の名にふさわしいこだわりを感じる。
パリヤさんを主人公とした可愛らしい4コマも収録されているが、そんなパリヤさんにも新たな展開が訪れており、この先に期待したいところである。 -
だめだこれ先が気になって仕方がない
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1、2巻とは主役交代で、スミスさんと偶然に出会ったタラスさんとの約束へと話が転換するが、なんともメランコリック。しかしまあどのヒロインも個性的で可愛い。
閑話休題的なパリヤさんの4コマも最高。 -
タラスもだけど、スミスがかわいそう…。
まあ、文化が全く違うのだから当たり前なのだけど勉強にもなるのだけれど、それを頭に置いて読まないと、不快になる女性読者もいそう。
娘は父親のものとか、夫の死後に世話のため、次はその弟に嫁ぐとか、ある意味戦前日本女性の結婚形態と似てるしね。
スミスは想いを断ち切るように、時計を捨てましたからねぇ、、、
スミスは想いを断ち切るように、時計を捨てましたからねぇ、、、
伏線っぽい感じもしますよね。
あの二人の話をもう一度見たいです。
伏線っぽい感じもしますよね。
あの二人の話をもう一度見たいです。
見せて呉れるような気がします。。。
見せて呉れるような気がします。。。