不夜城

著者 :
  • KADOKAWA
3.67
  • (76)
  • (73)
  • (145)
  • (6)
  • (7)
本棚登録 : 610
感想 : 80
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048729833

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 1日で読んじゃって目玉とれるかと思った。
    それぐらいおもしろいし続きが気になって読まずにいられない。

  • 再読だが、久々のクライムノベルは衝撃的。犯罪小説はかつて読み漁った時期があったが、当時特に鮮烈で印象的だったのは新堂冬樹「冬の華」、垣根涼介「ワイルドソウル」、馳星周「不夜城」、「雪月夜」あたりか。これらは犯罪小説の中でも特に主人公が血も涙もない世界に身も心もどっぷり浸かっており、全く救いがないストーリーだったと記憶している。しかしながら刺激的。当時は読み流していただけだったけれど、改めて読むと、アウトローな世界をここまで描ききれる卓越した想像力にはただただ感心するのみです。

  • 新宿で生き延びるアジア人達の熱い夜の話。
    とにかくアンモラルなことを全部やってやろうという気概が感じられました。
    同性愛とか近親相姦とかバンバン出て来ますし、暴力シーンもハンパないです。
    とにかく筆力高いので、痛そうなシーンは痛く、つらいシーンはちゃんとつらい!

  • 映画をだいぶ昔に観てたから筋はわかってるんだけど、何もないし読んでおこうかしらと軽いノリで。
    面白かったです普通に
    すらすら読めました
    最後ちょっと切ない
    でもそりゃあかんよ君


    続編あるんですねー
    読んでみよっかなあ

  • 友人がべた褒めしていたので読んだ。文体はカルい。さくさく読めるが、細かいところまで丁寧に書き込んでいるのでスピード感は全く無い。もう少し疾走感のある文章を期待していたのでがっかりした。最後もいま一つ盛り上がりに欠けるが、ハードボイルドとはこういうもののことだろうか、「ユージュアル・サスペクツ」を思い出すラストだった。題材に興味がなかったため手に取りにくかったが、読みやすかった。ただ、中国人や台湾人がたくさん出てくるので人名が覚えられない。

  • 面白い。はらはらする。怖い。
    暴力のシーンがグロ

  • 馳星周が当時好きで、西鉄電車の中で読みふけって、降りそこないました。
    ポロリと泣いたりと、周りから変な目で見られた記憶があります…。
    【熊本学園大学:P.N.アラフォー】

  • 10年近く前によんでてストーリーは頭に入ってたんで、
    3時間ぐらいでざっと読んだんですけど、やっぱり面白い!

    <おおまかなストーリー>

    新宿歌舞伎町で故買屋をしている主人公は
    行方がわからなくなっていた相棒、呉冨春
    が新宿にもどってきたという情報を聞きつけます。

    冨春はかつて、ヤクザのボスの相棒を
    殺して以来、新宿から姿を消し、行方不明に。

    健一はそのボスに呼び出され、
    「3日以内に相棒をつれてこなければお前を殺す」
    といわれ、生き残りをかけてさまざまな策略を
    めぐらせます。

    また、ちょうど同時刻に自分に買ってほしいものが
    ある、と接触してきた謎の女、夏美―

    はたして、夏美は偶然なのかそれとも冨春が
    もどってきたこととなにか関係があるのか・・・・

    極限状態の中でだれもが生き残りかけ、
    欲望、暴力、裏切り、愛が交錯―

    再読してあらためてもおもったのは、人物の心理描写が
    すごくうまい。

    人物のその時の気持ちの表し方が絶妙で、読んでて
    ほんとうに登場人物の頭の中にいるような気分になります。

    ストーリーもスピード感や緊迫感があるので、
    あっというまにひきこまれる。

    全部ストーリーしってるはずなのに読み始めたら
    とまらなくって一気にのめりこみましたね。

    前は読んでてよく気が付いたら朝になってたとかあったし(笑)

    そんなんで、スピード感あふれる犯罪小説を読みたい方には
    おすすめ。

    浦島太郎のように時間を「忘れる」体験ができます。

  • 展開はマンゴーレインに似てたけど、まだこっちのほうが良いな。

  • 根室などを舞台とした作品です。

全80件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務を経てフリーライターになる。96年『不夜城』で小説家としてデビュー。翌年に同作品で第18回吉川英治文学新人賞、98年に『鎮魂歌(レクイエム)不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞、99年に『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞。2020年、『少年と犬』で第163回直木賞受賞した。著者多数。

「2022年 『煉獄の使徒 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

馳星周の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×