- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048729833
感想・レビュー・書評
-
ミステリー中のノアールといった分野なんだと思うけど、暴力的過ぎて、私には合わないなぁ~やっと読み切れました。しんどかった。
中国人の名前、分かりにくくて。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
懐かしい本を読み直した。
ありがちな歌舞伎町、中国の不法滞在者、残留孤児を軸にしたハードボイルドものとは一線を画している作品。
歌舞伎町のチャイニーズものの最高傑作だと思う。彼らの悲しみとか苦しみを幾重にも折り重ねたストーリを組み合わせて見事に表現している。
本当に悲しい話だが、こうなるしかないってところが美しい話。 -
熱く渇いた小説。最後までストーリーに緊張感があった。一級のエンターテインメント。主人公(日本人と台湾人のハーフ:劉健一)が、歌舞伎町を舞台に、複雑怪奇に絡まりあった中国人マフィアの間を泳ぐ。上海マフィアの元成貴(ユエンチヨンクイ)の右腕を殺して逃げた昔の相棒の呉富春(ウーフーチュン)が歌舞伎町に舞い戻ってきたことをきっかけに、主人公は窮地に立たされる。そこに現れた呉富春の女、夏美。
上海(元成貴(ユエンチヨンクイ)、孫淳(スンチユン))、北京(崔虎(ツイフー))、台湾(楊偉民(ヤンウエイミン):主人公の昔の庇護者、周天文(チヨウテイエンウエン):主人公の昔の弟分)、香港(程恒生(チヨンホンシヨン))等、複雑な中国裏社会の対立を巧みに利用しながら、主人公は何とか死地を脱しようとする。
一見暴力とは縁のなさそうな主人公が時折見せる暴力衝動が、心の闇の深さを際立たせ、とても印象に残った。 -
くっそおもしろいから、読め!
-
新宿の裏社会…
なんてアンダーワールドの世界へと引き込まれるきっかけとなった作品。
読んでいるだけで、どろっとした空気に包まれた感覚…
いっきに読んでしまいました -
何度も映画を見た後(ネタバレ後)だったけど、引き込まれるように読めた。
-
不夜城シリーズは出てくる女性がもれなくビッチで、そんな女性に男が振り回されてるイメージがあります。ノワール小説というジャンルがあることを初めて知りましたが。うん。まさしく黒!
-
中国マフィアってこんな感じなのかなぁ。
-
私の中の常識を変えた本。
私は劉健一に恋をしていた。