不夜城

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 610
感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048729833

感想・レビュー・書評

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  • ミステリー中のノアールといった分野なんだと思うけど、暴力的過ぎて、私には合わないなぁ~やっと読み切れました。しんどかった。
    中国人の名前、分かりにくくて。

  • 懐かしい本を読み直した。

    ありがちな歌舞伎町、中国の不法滞在者、残留孤児を軸にしたハードボイルドものとは一線を画している作品。

    歌舞伎町のチャイニーズものの最高傑作だと思う。彼らの悲しみとか苦しみを幾重にも折り重ねたストーリを組み合わせて見事に表現している。

    本当に悲しい話だが、こうなるしかないってところが美しい話。

  • 熱く渇いた小説。最後までストーリーに緊張感があった。一級のエンターテインメント。主人公(日本人と台湾人のハーフ:劉健一)が、歌舞伎町を舞台に、複雑怪奇に絡まりあった中国人マフィアの間を泳ぐ。上海マフィアの元成貴(ユエンチヨンクイ)の右腕を殺して逃げた昔の相棒の呉富春(ウーフーチュン)が歌舞伎町に舞い戻ってきたことをきっかけに、主人公は窮地に立たされる。そこに現れた呉富春の女、夏美。
    上海(元成貴(ユエンチヨンクイ)、孫淳(スンチユン))、北京(崔虎(ツイフー))、台湾(楊偉民(ヤンウエイミン):主人公の昔の庇護者、周天文(チヨウテイエンウエン):主人公の昔の弟分)、香港(程恒生(チヨンホンシヨン))等、複雑な中国裏社会の対立を巧みに利用しながら、主人公は何とか死地を脱しようとする。
    一見暴力とは縁のなさそうな主人公が時折見せる暴力衝動が、心の闇の深さを際立たせ、とても印象に残った。

  • くっそおもしろいから、読め!

  • 新宿の裏社会…
    なんてアンダーワールドの世界へと引き込まれるきっかけとなった作品。
    読んでいるだけで、どろっとした空気に包まれた感覚…
    いっきに読んでしまいました

  • 何度も映画を見た後(ネタバレ後)だったけど、引き込まれるように読めた。

  • 不夜城シリーズは出てくる女性がもれなくビッチで、そんな女性に男が振り回されてるイメージがあります。ノワール小説というジャンルがあることを初めて知りましたが。うん。まさしく黒!

  • 中国マフィアってこんな感じなのかなぁ。

  • 私の中の常識を変えた本。
    私は劉健一に恋をしていた。

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著者プロフィール

1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務を経てフリーライターになる。96年『不夜城』で小説家としてデビュー。翌年に同作品で第18回吉川英治文学新人賞、98年に『鎮魂歌(レクイエム)不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞、99年に『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞。2020年、『少年と犬』で第163回直木賞受賞した。著者多数。

「2022年 『煉獄の使徒 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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