駐在刑事

著者 :
  • 講談社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062135047

感想・レビュー・書評

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  • 短編集の連作モノ。警視庁刑事が上司との軋轢で、駐在所の巡査になる。
    刑事としての経験や勘をいかし、難事件を解決していく気持ち良い短編集。
    後半のプールという名の犬との捜査活動?には感動する。

  • 山里の駐在所長は元敏腕刑事。
    山で発生する事件を、紐解いていく短編推理小説集。
    山岳小説としてもなかなかいけていると思います。
    住民との良好関係が事件を導いていくのだけれど、その住民達は全く出過ぎた感じが無くて、推理小説には珍しく穏やかな風が吹いているのです。

    2時間サスペンスにしたら絶対面白い!

    もっともっと読みたい!

  • ある事件がきっかけで桜田門の刑事から
    山あいの駐在に異動になった主人公の
    周りで起こる事件の短編集。

    事件を扱った小説だけれど、
    ミステリーやサスペンスではなく人間ドラマを丁寧に描いている。
    最後の1編だけは先が読めてしまったけれど、
    どれも後味さわやかで掘り出し物。

    【図書館・初読・12/10読了】

  • ある種、「制服捜査」と似た香りがします。その辺りの違いも感じ取りながら読んでみたい1冊。

著者プロフィール

1951年、千葉県生まれ。立教大学卒。出版社勤務を経て、2001年『時の渚』で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『太平洋の薔薇』で第6回大藪春彦賞を受賞。ミステリーをはじめ警察小説、山岳小説の名手として絶大な人気を誇る。主な著書に『ソロ』『K2 復活のソロ』(祥伝社文庫)他。21年逝去。

「2023年 『希望の峰 マカル―西壁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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