- Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062139380
感想・レビュー・書評
-
30代の独身女性が主人公。
私が求めているのは結婚か?男か?いや、居場所が欲しいんだ。だから家を建てよう!
という、とても元気のいいお話だった。
買い物について、買った時(手に入れた時)が気持ちのピークで、それからは熱が冷めていく…とはよく言ったもの。
でも、実際に住む家には、手に入れたときがピークであってはならない。
主人公が建てる家は、建てた後も先がある家というコンセプトが良いと思った。
でも、住みにくそうだなぁとは思ったけど…。
設計士の福島さんは、スマートで知的で魅力的な男性。
主人公も、ついつい心の中で語りかけてしまう男性。
私は勝手に、町田啓太さん(私の中で美形の最上級)の外見で想像して読んでました。
福島さんのおかげで、読んでて楽しかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
30代半ば、自分にとっての『なにか』を探していた真里がみつけたのは、家を建てるということ。
自分が探していたのは「場所」そのものだったと気づき、お見合いで知り合った建築家の福島さんと一緒に、こだわりの家を建てることになった。
すっごく好きです。
著者の本は2冊目ですが、言葉運びにセンスがあるなと、感心してしまいました。
訴えるテーマがあるわけではないけれど、沁みる、そんな本です。
真里の家の設計図、見たいな〜
同時掲載の短編『彼の宅急便』も、いいですね。
他の本も読んでみようと思います。 -
時折「家欲しい」病に陥るので、気になってた作品。
地元図書館でみつけて、薄いな、と思っていたらなんと短編2作だった。ちょっと肩すかし。
もっと1冊まるまる家持になるどたばたが見たかったんだけど。
でも30代独身女でモデルルーム見に行くと、アンケートに○つけるところがなかったなんて、身につまされる。
2007年の本ですが、今はどうだろうな。
結構増えてると思うから、今はあるかな、○できるところ。
やっぱりこの作者は30代女性の心を掴むのが上手い。
写真 / 中川 正子
装幀 / 尾原 史和
初出 / 『群像』2005年5月号、2006年12月号 -
中島たい子作品はとても読みやすい。
この作品は,これまでの女性目線とはまた一味違うものだったと思う。
できれば,設計図なりなんなり,家についてわかる図をつけておいてほしかった。 -
東野圭吾作品などのぐ〜っと集中させられた本の後にはなんともうってつけ♪女性の心の振れ具合を爽やかに描写していて読み易いです(*^_^*)
-
すらすら読めておもしろかったけど想像に疲れる。
家を想像するくだりなんか意図してのことなのか完全に映像向け。映画か何かにしたらきっとうけると思う。
短編の「彼の宅急便」もよかった。似た心境なので、少しすっきりした。
この人の本は読みやすいし女の気持ちがよく表現されてて読むのを止めたくなくなる。
他のも読もう! -
家のイメージが難しかったがワクワクした気持ちに共感した。人との出会いをきっかけに主人公のやりたいが実現し、人生が大きく変わっていった展開も良かった!
-
ドラマを観ているような感覚でした。背景も丁寧に描いていると思ったら、中島さんは脚本家でもあるのですね。
-
好き放題言う周りのキャラも良かった。図面が出てきたら良かったな。
-
家を建てたい。あこがれ。