強く生きるノート 考え方しだいで世界は変わる (KEIO MCC Intelligence Series)
- 講談社 (2013年11月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062180047
作品紹介・あらすじ
■慶應丸の内シティキャンパスの人気講座を出版化!
■常に満員御礼、限られた参加者のみしか聞けなかった貴重な講演の中から、特に受講者から反響の大きかった講義のみ、刊行決定!
■これは、くじけそうになったとき、自分に自信がなくなったとき、もっと賢く決断したいときに、役に立つノートです。
経営者や僧侶、劇作家、大学教授たちなどによる、働き方や人生、人間関係への濃いアドバイスがたくさん書かれたこの本を、じっくりと読んでください。
この本では、例えば、こんな疑問に答えていきます。
● 生き方や働き方が多様化する社会で、自分はどんな選択をしたらいいか
● 情報を知恵に変える思考方法とは何か?
● どうしたら不安から自由になれるのか?
● もっと、相手と通じ合えるコミュニケーションをとるにはどうしたらいいのか?
● 世界中からスカウトされるスキルを、どうしたら身につけられるのか?
楽しく働きたい。もっと悩まずに生活したい。人から強く求められる人材になりたい。周囲ともっと円滑にコミュニケーションをはかりたい。新しい時代の変化に対応したい。
……こんなこと、叶うはずがないと思っていたら、今すぐこの本を読んでください。
あなたより少し先に夢を叶えた人たちによる、「希望」をつくる方法が説かれています。
情報や選択に溺れずに、しなやかにじぶんらしく強く生きる方法が、ここにはあります。
この本には、岐路に立たされた今に一番必要な、「頭の使い方」が結集されています。
【著者一覧】
本田直之[レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長兼CEO]
ちきりん [社会派ブログ「Chikirinの日記」運営者]
小池龍之介 [月読寺・正現寺住職]
平田オリザ [劇作家・演出家]
竹中平蔵 [慶応義塾大学総合政策学部教授]
原田泳幸 [日本マクドナルドホールディングス株式会社代表取締役会長兼社長兼CEO]
村上憲郎 [グーグル日本法人前名誉会長]
感想・レビュー・書評
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本書のタイトルの通り、ビジネスマンとしての考え方の基礎を各業界の先人から重要ポイントを抜き出して教えてもらう形の本。
本田直之氏の著作は本作以前のものや本作以降のものもほぼ全部読んでいたため真新しい情報は特になし。
「子供は時間割があるからあれだけ多くのことを密度高く行動できる。大人も自分の時間割を作れば効率的に動ける。」という主張は参考になる。
一見、自分の行動を決めて行動することは窮屈なように感じるが、自分で選び、自分で決めたことであれば嫌なことなどないはずだ。
それに当然生活の上での優先順位は変わっていくので、時間割は適宜ブラッシュアップしていく必要がある。
なので、自分で決めた予定が窮屈になるまいかと考えることは杞憂だろう。
もちろん、「やれること」と「やらなければならないこと」の間には大きなモチベーションの差異がある。
しかしもし自分がやりたいことが「やらなければならないこと」に変わった途端にやる気がなくなるようならば、おそらくそれは本当にやりたいことでないか、あるいは強制されたことに対してはなんでもかんでも反抗してしまう悪い癖がついているかのどちらかだろう。
いずれにしても、自分の欠点を洗い出すいい機会なので、時間割を作るのはメリットが大きいように思う。
竹中平蔵氏に関しては、新自由主義を擁護・推進し日本の経済をめちゃくちゃにした経済学者、という印象を持っていた。
この人の単著は読んだことがない。
事前情報通りの主張ではあったが、本書で主張されている主題としては「経済古典を読むべし」であり、それに関しては異論なし。
自分は経済学については疎いため、改めて国富論をはじめ、きちんと読もうと決心した。
また村上憲郎氏も英語と経済学と宗教を学ぶべしと主張しており、経済学を学ぶ上では『マンキュー経済学』のミクロ編とマクロ編を読むように勧めている。
知らなかったの本なので参考にしたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんとゴーヂャスな講師陣!それぞれの講師のエッセンスがぎゅっと濃縮してあるが、それゆえもっと知りたい事も出てくるのでそれぞれの著書で深読みしたくなる。
○大人の時間割を作る。時間割で自動的に動くようにすれば、深く考えないでスムーズに行動できるようになる。タイムマネジメントのスキルアップは「てこの原理」で少ない労力で、大きな成果を上げる。(本田直之氏)
○情報収集やデータ分析は思考そのものではなく、考えるための材料集めに過ぎない。
○「なぜ」「どうすればいいの」この2つの質問を何度も自分に問うだけで、自然に思考が深まる。
○ブザーが鳴るまでの30分間、一切本を読んだり情報集めたりせず、ひたすらに考える時間を設ける。考えるための専用時間を確保することが重要。(ちきりん氏)
○他人のわがままな振る舞いを見せつけられると、抑圧している自分そのものを見せつけられているようで怒りがわき起こる。そうなった場合、怒っているありのままの自分を観察する。深呼吸する。怒りに対して「抑圧する」「こちらも怒る」というのは良い選択肢ではない。(小池龍之介氏)
○仕事を半分の時間で達成してみようとか、コストを下げて実現するとか、自分で目標設定すると、新しい発見が生み出される。
○仕事で最高の結果を出し続けるためには、残業をできるだけせず、決められた時間で仕事終わらせる癖をつける。与えられた時間の中で、与えられた目的を達成するのが仕事。(原田泳幸氏) -
多彩な考え方が参考になった。
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なぜ?だから何なの?どうすれば良いの?問い続ける
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各ジャンルで活躍している人たちによる、生き方の提案みたいな本。
本田直之さんとちきりんさんと小池龍之介さんと原田泳幸さん目当てで買ったけど、気づくことが多かった。
この本で悩みの半分は解決の糸口が見つかったと感じた。
2019/01/14読了 -
全体としては4の評価ですが、7人の連作?なので、執筆者によって評価に差がありました。確かに、P3 人生に限界が無い、P5 「希望」をつくる方法
1. 本田直之さん、P20 言い訳思考と工夫思考。P25 短期間でやれることをものすごく多く見積もって、長期間でできることは、とても少なく見積もっている。すぐに結果を求めてしまい、時間をかけて準備しないからできない。P 26 時代は常に変わっていて、やり方は進化している。P27 時代は物質主義から精神主義に。P28 副業ではなく、複業を持つことを勧める。スキル、特に「セルフモチベーション」が大切。P31 モチベーションを管理する時に、ドキュメンタリー映画を観たり、本を読んだりして、自分より辛くて大変な状況でも、チャレンジを続けている人に触発されて、モチベーションを維持。P38 縛られない生き方の為に、「住む場所を選ぶ」「会社以外の仲間を作る」「ものを減らす」「お金の使い方を学ぶ」「複数のフローを作る」P51 ① 常識とは何かを考える ② できないという「言い訳癖」をやめる ③ 制約されないための考え方、スキル、実践を学ぶ。 ④ お金を払ってでもやりたいことを見つける
2. ちきりんさん、P62 若者に対する転職に対するアドバイスの内容として、あなたの判断基準として重要な基準2つは?ちきりんさんは、・今の仕事は楽しいか、今の仕事を通して、成長できているか? P65 自分の頭で考えるために、① なぜ(WHY)と② だからなんなの(SO WHAT)?を問い続ける。
3. 小池龍之介さん、P86 あの人を「不快」に感じるのは、その中に「あなた自身」を見ているから。他人の行いの良いところは見習い、悪いところは反面教師にする。他人はまさしく鏡として自分を写す。
4. 平田オリザさん、P102 自分の子どもが、学校から嬉しそうに自宅に帰ってきて、「今日ね、僕、宿題やって行かなかったけれど、担任の先生は起こらなかったんだよ」に対するあなたの返答は?子供は、担任の先生が優しい先生だ、ということを伝えたくて嬉しそうに帰ってきた。その気持ちを受け取るべきで、宿題をしなかったことを責めると、そのギャップに子供が戸惑う。まずは、相手の気持ちを受け取って。「先生は優しいね、怒られなくてよかったね」の後に、「明日は怒られてしまうかもよ、宿題はやったの?」と、する。P110 そもそも心から「分かり合うこと」なんてできない。分かり合えない同士が、「共感できるポイントを見つけていく」ことで深く通じ合う、落としどころをみつける。日本は「察しあう文化」欧米は「説明しあう文化」
5. 竹中 平蔵さん、P126 「金持ちを貧乏人にしたところで、貧乏人が金持ちになるわけではない」byサッチャー元イギリス首相。
6. 原田泳幸さん、P151 「基本に忠実であること、ただし非常に革新的なやりかたをすること」そして、徹底してやることがポイント。成長している人に共通している事 1) 基本を大事にしているから、常に課題が見えている。 2) 成功しているときこそ、危機感を持っている。P164 自分で目標を設定すると新しい発見が生み出される。「変化を起こしてやろう」という気持ちが、心をふるいだたせる。P168 仕事で最高の結果を出し続けるためには、残業をできるだけせずに、決められた時間で仕事を終わらせる癖をつける。与えられた時間の中で、与えられた目的を達成するのが仕事。
7. 村上憲郎さん、P178 経済学とは、社会がその希少な資源をいかに管理するかを研究する学問。限られた資源を、どう増やして、どう分配して、社会全体の幸福に寄与できるか考えることが、貴方の仕事。社会全体に貢献するのが原理原則。P181 最低限、現地の歴史と宗教を勉強する必要性がある。 -
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■内容
生き方も働き方も多様化してゆく中で稼ぐ力を身につけるために知っておきたいことが具体的に書かれていた。
■どんな時に読みたいか
働き方が多様化し、仕事も働く場所も選択できる時代になりつつある。リスクを受け入れ選択すれば収入を増やすこともできる。このような時代の変化に戸惑ったり立ち止まった時に読みたい本。
■感想
稼ぐ力をつける為に何が必要なのか?という発想からこの本を手にとった。
とてもわかりやすく書かれていて、どの章にも自分が持ち合わせていない考えや発見があり、ひとつひとつ学びたいと感じた。ただしすべてを修得するにはかなりの時間を要することにも気付いた。時代が変化する中で、自分はどのように生きたいのか?と自分の考えを掘り下げ、思考し判断力を養うことが私にとっての課題だと感じた。
■抜粋
【情報収集でも分析でもなく”思考”に時間を】
「どんな情報があれば判断ができるか」ということを、情報収集を始める前に考えておく必要があります。
情報を集めれば集めるほどよい結論が出るわけではありません。ビジネスでも、「どういう状況になったら撤退するか」という判断プロセスを最初に決めておけば、ごく少ない情報で撤退の判断は可能です。一方そのプロセスを持っていないと、業績が悪化した時にも情報収集ばかりに明け暮れ、いつまでも撤退の判断ができません。このように、意思決定をする際には「判断基準」と「情報」を分けて考えることがとても重要です。《P61》 -
↓貸出状況確認はこちら↓
https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00241258 -
自分、こういう方の考えとは逆な考えばかりだな・・・反省。
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ちきりんさんの判断基準(楽しいか、成長できているか)と問い(なぜ?だからなんなのどうすればいいの?)に納得。小池住職の感情コントロール(あるがまま、目の前集中)に納得。オリザさんのコミュニケーション力(対話力と共感力)に納得。原田さんの基本徹底と現場重視に納得、
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今までの常識に縛られるのではなく、自分はどうしたいのかを考えることが大切。ドキュメンタリー映画・本。副業。お金を払ってでもやりたい楽しい、面白いことを見つける!(本田直之)。知識・経験が正しく考えることの邪魔をする場合がある。判断基準を明確に。「なぜ?」「だから何なの?」(ちきりん)。もっと〜もっと欲しいと際限なく貪欲に求めない。怒り、嫉妬、孤独を受け入れる。今、やるべきことに集中・没頭し丁寧に取り組む(小池龍之介)。
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読んでから登録までだいぶ時間があいてしまったので、内容を覚えていないという。
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本田直之の”お金を払ってでもやりたいことを見つける”というのは名言だな、と思った
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TSUTAYAにて。
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【568】
20160115
小池さんの話は理解できるけど、実践は難しいな。そして、仏教の教えは自己啓発だということがよく伝わった。 -
感情について
自分の感情は否定せず、切り替えずに認めてあげる。
ムカつく奴がいた時は、実は自分の中に溜め込んだり、ひた隠しにしている感情や言動を見ている。 -
冒頭の2章「希望の作り方」「心の持ち方」の内容に引き込まれました。特に「否定から入らない考え方の癖を変えるのは今できる」「自分の感情を声に出すだけで、冷静になれて感情の支配力が弱まる」の文が読めただけで本の価値があったなと。なお、後ろの章の方は最初が凄かっただけに「基本に忠実にやるのが重要!」など興ざめな内容でやや残念です。
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タイトル見て、なんちゃって本かなと思ってたら、中身がすごく濃くて…大変失礼致しました。
それぞれの方が大事にしてきたポリシー等がぎゅっと詰まった一冊でした。
単なるハウツーや工夫(ツール)が羅列された本ではありません。 -
良書
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子供が嬉しそうに「宿題やって行かなかったのに、全然怒られなかったよ」と言ったら、すぐさま叱りつける親でした。反省しきり。ひとつ学びました。
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様々な人が書いているため、共感できるひともそうでない人もいるが、自分の視野を広げるためにはいいきっかけになる。
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何でも得ようとすると、何も得られない。
何が自分にとっていらないことなのか、決める勇気が必要。
大量の情報を持っていると、ついつい考えた気分になってしまう。
その情報をどう判断するかが、考えるということ。 -
自分らしく生きるのって難しいけど、進まないことには何も変わらない。このままじゃ、いけないと思うし不安にもなる。少しずつ変化してみようと思う。
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いろんな方の「強く生きる」ための方法がまとまった一冊。
ひとりひとりのページ数は少ないので、内容もそんなに濃くないのかなと思いましたが、要点がまとまっていてよかった。
どのひとの話も、それなりに興味深く読めて、いい本でした。
特に、ちきりんさんの考えること、小池龍之介さんの心との付き合い方についてのお話はおもしろかった。 -
アダム•スミスの国富論について知る事が出来た。時代は物質主義から精神主義に変わって来ている。