物理数学の直観的方法―理工系で学ぶ数学「難所突破」の特効薬〈普及版〉 (ブルーバックス)
- 講談社 (2011年9月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062577380
感想・レビュー・書評
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これは理系の人の必読書だと思った。
抽象的な数学的概念の取っ付きにくさを払拭してくれる。ただし簡単ではないので、繰り返し読む必要はあるけれども。
まさに,「オッカムの剃刀」。 -
序文でわかりやすさを謳いつつも、そんなにわかりやすい内容ではなかった。大学などの教科書の補助的役割としてか書いたともあり、本書籍だけで理解するのは難しいし、補助的なに使うとしても理解に難しいように感じた。結局、他に分かりやすい本が必要ということになれば、本書籍は必要なさそうだ。
著者は自分で、世に分かりやすい本がなかった、と言っているくせに、本書籍もわかりにくい。何を感じながら、書いたのか疑問だ。この人の感性が疑わしい。
題で「直観的」と言っているくせに、全然直感的ではない。学校教育と大して変わらない論法だ。
分野ごとに完結しているので、分野ごとに読んでも問題ない作りになっている。
生物学が専門の自分としては、フーリエ級数・フーリエ変換や、エントロピーが特に気になって読んだ。比較的わかりやすい分野だったが、半分も理解できなかった。
もっとわかりやすい本を探して、理解を深めたいと思う。 -
こんな書籍になぜもっと早く気づかなかったのかというレベルの内容。
私的には、"ベクトルのrotと電磁気学"の話がたいへん役に立ちました。
理系学生を対象にしている様ですが、あえて文系学生や社会人が読むと面白いかも知れません。 -
タイトルの通り、物理数学にまつわる様々な疑問を直観的に理解するための本。
複雑に見えるいろいろな式を、単純化して、それを図で示して直観的な理解につなげていく
前野さんの『今度こそ納得する物理・数学再入門』は
図を用いて「説明する」といったかんじであるのに対して
本書はイメージづけに特化している印象
解析力学や行列式、rotやエントロピーなど似たようなことに触れているが、それぞれ微妙に異なったアプローチとなっている
こんな見方、考え方があるのか と知れる本
4章のオイラーの公式、5章のrot、8章の複素関数の話が直観でイメージするという特徴を一番表している -
新書文庫
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ベクトル解析、フーリエ変換、複素積分など、数学の「10の難所」をカバー。「難解な数学的手法の意味が理解できた」と絶大な支持を得た不朽の名著!
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異なった見方を学ぶ。
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幾つかのテーマを取り上げ、これまでの教科書とは違う見方を提供している。学びとしては面白いが研究法としてはいかがなものか。私にはそれほどの名著とは思えなかった。歴史的な記述は素晴らしい。
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虚数の解説がものすごく解りやすかった。