物理数学の直観的方法―理工系で学ぶ数学「難所突破」の特効薬〈普及版〉 (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062577380

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  • 「物理数学の直感的方法〈普及版〉」長沼 伸一郎
    ブルーバックス・数学。
    通商産業研究社から1987年に初刊刊行されたものの普及版。

    ベクトル解析、フーリエ変換、複素積分などの物理数学の持つ意味を直観的に解説。非常に噛み砕いて説明してくれる参考書。
    物数って、意味を把握してなくてもテクニックとして覚えてしまえばある程度は問題なかった気がする。
    そもそもテクニックとして使える、というかテストで点取れるまでが大変で…

    数学もイメージで意味を捉えた方が、物理の問題とつながったときにとても面白い。と思う。
    ただ、この本を読んで直観的理解をしても、演習で身につけなければいけないのは変わらないだろうな。

    個人的には、複素積分とフーリエ変換の章は学生時代に読んでいたかった!
    線形代数とラプラス変換についても書いてほしい…
    ベクトル解析と解析力学の章は、自分の理解の仕方で合ってたって感じ。
    熱力学の章はこの本で読んでももやもや分からない… やっぱり苦手。統計力学も苦手。

    これはぜひ物理やってる学生さんは読むべきだと思います。目を通してるか通してないかで、全然理解の容易さが違う。
    おすすめ。(5)

  • この年になって、やっとrotのイメージができた。目からウロコです。今更ですが。

  • この本がブルーバックスで再刊されるのはうれしい驚き!ベクトル解析で挫折ひとはこれでリベンジだ。

  • 著者は早稲田の応物のOB!
    物理数学の基礎と熱力学・解析力学の概念を、かなり簡潔にまとめてある。

    なかなか内容はしっかりしており、読み応えがある。ただこれだけで学習するのには向いてないか。

  • 2011/9/24 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2011/12/1〜12/13

    学生時代に名前だけは知っていたが,見たことがなかった本書。ブルーバックスで刊行されたのを見て買ってみた。
    大学にはいってすぐ,厳密な定理の証明を延々繰り返されてさっぱり数学がわからなくなったことを思い出した。この本を当時読めていればもう少し違った道があったかもしれない。いくつかの点については非常に良くわかったけれど,やっぱりわからないものも沢山ある。まあ,数学から離れてかなりたつので仕方ないか。
     でも,今現役で学んでいる学生さん達にはおすすめである。

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著者プロフィール

パスファインダー物理学チーム代表

「2022年 『世界史の構造的理解』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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