- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062639705
感想・レビュー・書評
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「夏と冬の奏鳴曲(ソナタ)」の続編にあたるみたいです。
それを知らずに読んだので何だか損した気分。詳細をみるコメント1件をすべて表示-
寝虚さん好みにもよると思いますが、私はこの本を読んだ後、 『痾』→『夏と冬の奏鳴曲』の順で読みたかったと思 いました。好みにもよると思いますが、私はこの本を読んだ後、 『痾』→『夏と冬の奏鳴曲』の順で読みたかったと思 いました。2012/06/27
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夏と冬の奏鳴曲の後日談、というか、
烏有のその後の話。
よく分からないものは、良くわからないままだった印象
烏有の焦燥・葛藤・鬱々した気持ちは晴れないままだし。
桐璃はずっと“桐璃”で、わぴ子の真相も「なるほど!」て感じでもなく。
もやもやとした烏有のこころのまま、物語ももやもやしつつ終わったかな。
リテラアートの行をみると、絵画芸術が好きなのかな?って思った。(まだ「夏と冬の奏鳴曲」といくつかの短編しか麻耶氏の作品を読んでいないが)
今作は好みでは無いが、烏有は気になる。 -
「夏と冬の奏鳴曲」に続く時間軸の如月烏有を描く物語。
この物語にも爽快感は微塵もなく、ただただ暗い。事件の真相でさえこの物語の終着でなかった。烏有の閉塞状況を楽しむ小説なのだろうか。
先にメルカトルシリーズや「名探偵木更津悠也」を読んでいたので、メルカトル鮎、木更津悠也も登場するのはとても嬉しい。 -
記憶喪失の烏有くんとわぴ子ちゃんの話。
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既読。
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またまたよくわからないものを……。しかし登場人物が豪華だ。
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放火と聞くと「金閣寺」を思い浮かぶ。
燃えていく美しき建築物。
……それは烏有の記憶とともに灰になる。 -
いつかわかる日がくるか、と思いながら目眩ましに合い続ける。