痾 (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062639705

感想・レビュー・書評

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  • 「夏と冬の奏鳴曲(ソナタ)」の続編にあたるみたいです。

    それを知らずに読んだので何だか損した気分。

    • 寝虚さん
      好みにもよると思いますが、私はこの本を読んだ後、 『痾』→『夏と冬の奏鳴曲』の順で読みたかったと思 いました。
      好みにもよると思いますが、私はこの本を読んだ後、 『痾』→『夏と冬の奏鳴曲』の順で読みたかったと思 いました。
      2012/06/27
  • 夏と冬の奏鳴曲の後日談、というか、
    烏有のその後の話。

    よく分からないものは、良くわからないままだった印象
    烏有の焦燥・葛藤・鬱々した気持ちは晴れないままだし。
    桐璃はずっと“桐璃”で、わぴ子の真相も「なるほど!」て感じでもなく。
    もやもやとした烏有のこころのまま、物語ももやもやしつつ終わったかな。
    リテラアートの行をみると、絵画芸術が好きなのかな?って思った。(まだ「夏と冬の奏鳴曲」といくつかの短編しか麻耶氏の作品を読んでいないが)
    今作は好みでは無いが、烏有は気になる。

  • 「夏と冬の奏鳴曲」に続く時間軸の如月烏有を描く物語。
    この物語にも爽快感は微塵もなく、ただただ暗い。事件の真相でさえこの物語の終着でなかった。烏有の閉塞状況を楽しむ小説なのだろうか。
    先にメルカトルシリーズや「名探偵木更津悠也」を読んでいたので、メルカトル鮎、木更津悠也も登場するのはとても嬉しい。

  • もやもや

    夏冬の後日譚?
    わぴ子×327回 327の意味が分からん

    烏→白鳥

    “桐璃”

    リテラアートがいまいち……うーん?

  • 記憶喪失の烏有くんとわぴ子ちゃんの話。

  • 既読。

  • またまたよくわからないものを……。しかし登場人物が豪華だ。

  • 放火と聞くと「金閣寺」を思い浮かぶ。
    燃えていく美しき建築物。
    ……それは烏有の記憶とともに灰になる。

  • メルカトル鮎シリーズ

    和音島の事件後、記憶を失ってしまった烏有。出版社の正社員として取材に赴く烏有。画家の巫子神のアトリエで出会ったわぴ子と呼ばれる女性に魅かれる烏有。連続放火殺人事件の発生。放火したのが自分であると感じる烏有。現場で目撃したわぴ子。放火殺人の被害者となった烏有の会社の同僚・荒木。荒木のはまった新興宗教「エホバの教」と事件の関係。再会したメルカトル鮎。メルカトルの見せた犯行現場。被害者・香山の正体。メルカトルに渡されたクイーンの小説。ミステリー同好会の探偵・木更津の推理。桐璃との関係。尊敬する先輩・藤岡の死。殺害されたわぴ子。わぴ子の正体と事件との関係。

    船橋図書館
     2011年6月9日読了

  • いつかわかる日がくるか、と思いながら目眩ましに合い続ける。

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著者プロフィール

1969年三重県生まれ。京都大学工学部卒業。大学では推理小説研究会に所属。在学中の91年に『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』でデビューを果たす。2011年『隻眼の少女』で第64回日本推理作家協会賞と第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞。15年『さよなら神様』で第15回本格ミステリ大賞を受賞。

「2023年 『化石少女と七つの冒険』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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