いつか、ふたりは二匹 (ミステリーランド)

著者 :
  • 講談社
3.60
  • (21)
  • (46)
  • (62)
  • (7)
  • (0)
本棚登録 : 232
感想 : 55
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062705714

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ミステリーランド作品。寝ている間、猫に乗り移る事が出来る少年のお話し。設定はファンタジーでありつつ現代描写もしっかりしていて流石。

  • 面白かった。西澤氏にしては不思議な設定が細かくはない。それも読みやすくてよかった。まあ一応子供向けだからなのか。味噌汁作ってくれる義弟っていいな・・・。洗濯までやってくれる小学生。

  • 「その時が来るまでは、ずっとふたりで、一緒にいようね。」 
    ミステリーランド第4回配本です。
    ジュブナイル向けということで、文字も大きかったり、さして複雑なトリックなども用いられていません。
    しかし、小学6年生の男の子が、猫の身体に乗り移れるといっただけで、俄然興味を引かれ、読み進めていけます。
     

    男の子は寝ると、猫のジェニィとなれます。
    男の子は、猫になったのだから、猫ならではの行動なんかをすればいいのに、犬のピーターと一緒のお昼寝が大好き。
    そして、このピーターもまた後で、重要な役割を果たします。
    が、それは読んでのお楽しみに♪
     

    西澤作品といったら、突飛な設定で物語を進めていきます。
    今回も、少年としての行動と、猫としての行動を使い分け、物語の核心に迫ってきます。
    猫としてしか出来ない行動で、犯人を追いかけ、ある女の子を助け、いろいろな情報を手に入れます。
    そこで、少年(と、ピーター)が突き止めた真実は!!!!
     

    最後がちょっぴり切ないエンディング・・・。

  • このシリーズとしてのコンセプトにふさわしい作品でしょう。冒険心、好奇心を存分にくすぐられ、楽しく読める作品である。このシリーズの中で、太田忠司『黄金蝶ひとり』に次ぐ作品であり、満足満足(^^) それに久々に自分の好きなタイプの西澤作品でもあったしね(^^)v

  • 猫に乗り移れるおとこのこのお話。とってもよかったー。ラストも綺麗で、せつなくなります。

  • とりあえずミステリーランドシリーズは装丁がかわいくて本棚の中にあるだけでちょっとうれしい。文字がでかいのでw読み応えはいまいちですが、挿絵も可愛くてなんだかルドルフとイッパイアッテナみたいな感じでなつかしくて好きです。

全55件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西澤保彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×