- Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062730129
感想・レビュー・書評
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S&Mシリーズ7作目!
奇数章だけという前作に続いて
今作は偶数章だけ
ということよりも何よりも
あくまで前作の奇数章の方で動いてるからか
今作はS&M視点で話が進まない…
大半がM=萌絵の親友であり
今作の事件の渦中の人物でもある
杜萌視点!
S&Mの会話や空気感が好きな身としては
物足りない…
もちろん2人のちっとも進まない関係は
出てこないのだから
尚更進まない…
杜萌視点だと昔の萌絵と今の萌絵が
友達目線で同じレベルで描かれるから
そこは楽しめた。
今までも萌絵の友達ポジションはいたけど
今作の杜萌は親友というだけあって
萌絵の過去を知っていて
萌絵としっかり繋がっているというか
それでいて
同種というか同等というか…
そして今作は萌絵の代わりではないだろうけど
萌絵の叔母の睦子さんが
ちらほら出てきてくれるのが救い。
「あんなにお優しくてはね、ちょっと大物にはなれません。これ、嫌味じゃなくてよ」
なんて、叔母さまが言うからこそ素敵。
乗馬とゴルフの小話も良き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
次作『今はもうない』と同時期に起こった事件として奇数章のみの構成
次作の方がおもしろいかな
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森博嗣のS&Mシリーズも7作目まできて、彼の物語は「そんなのありー?」と若干思いつつも、途中でなんとなく予想がつきつつ、
それなのに早く先が読みたくなり、読み終わった後も読んだことを後悔しないし、やっぱり面白いなぁと思う -
星3.5
前作とほぼ同じ時間軸で進行していました、という珍しいテイストを持つ今作、犀川と萌絵特に犀川の出番が少ないのはそのため。
二人が不在でも全体としてメリハリが利いていた点を評価、二人が介入してからはさらに引き込まれる、特に終盤萌絵が真相に辿り着くシーンときたら、、、誰しも胸にグッとくるものがあるだろう。
作者が文中でくどいほど説いている通り前作との関連性は皆無と言ってよい。シリーズ読者であれば今作は飛ばさず読むことを推奨する。 -
シリーズ7作目。前作と同時期に起こった事件を描いた作品。前作と間をあけずに読んだけれど、間をあけて読んでも大丈夫かも。
今回は萌絵と犀川先生が中心ではなく、萌絵の友人、簑沢杜萌の目線で話が展開していく。話の中で、キーポイントなんだろうなという事柄はわかるのですが、真相ではそうつながるのかと思うものの、何だかちょっとすっきりしない部分も。
ミステリを読むというより、萌絵と犀川先生の関係を楽しむ方向になってしまっているかな。 -
?????え?????
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確かに同時に起こったもう1つの事件と比較すると地味かもしれませんが・・・いや、十分とんでもない。