人形式モナリザ Shape of Things Human (講談社文庫)
- 講談社 (2002年11月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062735858
感想・レビュー・書評
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今作も、事件の構造自体はシンプルなものだったけど、背景がしっかり練り込まれていた。人形論が悪魔や神に派生していって、それが物語と密接に結び付いているのが、印象的。
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VシリーズNO.2
人形の館にて乙女文楽の演者が衆人環視の中で殺された。悪魔崇拝者の血縁者が2年前にも亡くなっており、さらに関係者が亡くなった。
この事件は誰が?はしつこいようなヒントでわかるはず。それよりももっと考えなければならないことが、最後にえっ!となってから出て来ました。うーん、作者に弄ばれたまま読んでいたのだと気付き、読後の感想はうれしい落ち込み方でした。
ただ、他の小説に比べ、謎がそのままだったり、結末が読者次第だったりで、大変なシリーズです。リドルストーリーか?と感じましたよ。
まだ2作目ですのでわかりませんが、前シリーズのようにシリーズ内でつながっているかもしれないから頑張ります。
スカートは、七夏はミニ、紅子はロング。髪もショートとロング。この文章、何か印象的でした。
また、子宮ってマトリクス? -
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推理小説。今回はオカルトチックな題材だがなかなか面白い。保呂草の人物像が気になる。 -
紅子、林、祖父江の三角関係がなんだか大変そうなのは覚えてるけど肝心のミステリの方はあんまり覚えてない。
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スッキリしない読後感でした。犯人、動機、前作からの登場人物の設定など、読み進めていきたくなる要素は多いです。ただ、その影響もあってか、いまいち焦点が絞れませんでした。
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蓼科に建つ私設博物館「人形の館」に常設されたステージで衆人環視の中、「乙女文楽」演者が謎の死を遂げた。二年前に不可解な死に方をした悪魔崇拝者。その未亡人が語る「神の白い手」。美しい避暑地で起こった白昼夢のような事件に瀬在丸紅子と保呂草潤平ら阿漕荘の面々が対峙する。大人気Vシリーズ第2弾。
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文庫版で再読
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紅子さんたちの話。
モナリザの謎については、なんとなくそうじゃないかなーと思っていたのがそのままだった。
犯人の話がこじつけだなーと思う。
所詮言葉でしかないの。ってそれ言っちゃったら小説の意味ないじゃん。