ハゲタカ(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062753524

感想・レビュー・書評

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  • 敵を知り、己を知れば、百戦危うからず

  • 今更だけど。何かがっつり経済小説が読みたくて。

  • 面白い!下巻が楽しみになった。

    ハゲタカは実際には存在しない鳥で、ハゲワシは存在する。
    死肉を餌とする動物で、あるファンドが不良債権を食い物にする姿をなぞらえている。
    実際、死肉を餌とすることで、腐臭が発生するのを防ぎ、環境悪化を防いでいることが、不良債権を買い叩き、それを再生する姿に似ているという、本のネーミングセンスもめっちゃぴったり。
    バブルっていうのがどういうものか、わかった気がする(実際問題はわからないけど)

  • 一気に読めた。遠い世界の話ですが見て来たかのような感覚。これぞ読書!

  • あまりに評判なのでかえって敬遠していたがそろそろほとぼりが冷めたので読む。期待以上のエンターテイメント。面白い。

  • 主人公である鷲津の、交渉にあたって周到な準備(情報収集)と、ストーリーの組み立て方は鮮やかとしか言いようがないが、それゆえに情報がどれだけ大事かを考えさせられた。

    金融業界で働いていない自分にとってなじみのない用語も多く、ライブドアが世間で注目を浴びていたころ、よく耳にするようになった用語が非常にたくさん出てきた、という印象。

    下巻にも期待したい。

  • バブル崩壊当時、私は田舎の学生だったので、新聞の見出しに踊る「公的資金注入」「破綻」「自主廃業」といった文字を見てもいまいちピンとこなかった。

    バブル崩壊後の、めちゃくちゃになった頃に社会人となってから、バブル経済はなぜ崩壊したのか・何があったのかに興味を持つようになった。そして本書を手に取った次第。

    そうか、あの見出しにはそんな内幕が・・・という覗き見のわくわく感もありつつ、日本のゆるさ・甘さにぞっとした。バブル期とその崩壊後の銀行や政府の非道ぶりが、私が生まれ育った国の出来事(本書はフィクションですが)ってことにも。

    紳士の皮をかぶった悪魔がたくさんいる。
    そして今も。

  • 展開がスピーディなこともあり一気に読み終わりました。

    フィクションでありながら「現実?」かと思わせるまでの
    リアリティあふれる作品です。

  • 日本を買い叩く‼ こんな人はいつか現れのかな⁇

  • M&Aを軸に置いた企業の買収や再生の話に色々人間模様が絡みます。
    話自体は結構固いので、とっつきにくいのですが、とにかく主人公の鷲津
    があんまりに魅力的で、それだけで物語に引き込まれます。
    こんな男性がいたらみんな参るだろうな・・・と。
    話の内容も非常に勉強になります!サラリーマン必読です。

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著者プロフィール

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。映像化された「ハゲタカ」シリーズをはじめ、 『売国』『雨に泣いてる』『コラプティオ』「当確師」シリーズ『標的』『シンドローム』『トリガー』『神域』『ロッキード』『墜落』『タングル』など話題作を発表し続けている。

「2023年 『それでも、陽は昇る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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