四季 夏 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062755696

感想・レビュー・書評

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  • 四季四部作の第二弾です。
    「すべてがFになる」で始まった読書ですが、
    とうとう事件の背景が…!

    感想を書くためにパラパラ読み返しましたが、
    Vシリーズを読み終わった今、
    いくつかの繋がりに感動。
    先にVシリーズを読めばよかったかも、と。苦笑

    真賀田四季のなかに瀬在丸紅子の存在感。
    各務と保呂草、林に祖父江。
    Vシリーズの登場人物たちがかなり出てきます。

    そして、途中からは驚愕でした。
    真賀田四季に感情はあるのか。
    なぜ叔父なのか。
    どこに向かうのか。

    最後は畳みかけるような展開で、
    読み進める手が止まらず。

  • ようやく『すべてがFになる』に繋がって、絡み合っていた糸が解けていくような快感

  • 220224*読了
    「すべてがFになる」につながり、舞台が整った。
    天才の中の天才である四季にも、人を愛する気持ちが芽生えた。人間離れしすぎている彼女の人間味に触れ、心がこそばゆくなりました。
    でも、ラストの展開ではやはり誰にも理解されない四季の孤高さを感じました。

    夏の遊園地のシーンが好き。
    Vシリーズのメンバーがたくさん登場するのもいい。
    Vシリーズが終わっても、それぞれがそれぞれの道を歩んでいる様子が分かって、ほっとします。

  • S&Mシリーズに登場した天才科学者・真賀田四季が13歳のときに起きた出来事を描いた物語。四季シリーズ4部作の2作目。

    真賀田四季の恋、そして、S&Mシリーズ第1作『すべてがFになる』に至る過程が描かれています。

    VシリーズとS&Mシリーズの登場人物が数人登場しており、2つのシリーズをつなぐ物語にもなっています。

  • あの出来事は「夏」で起こるのかと、ちょっと予想していなかった。
    「春」と比べると感情が豊かになっている印象。
    そのことが逆に魅力を損なうような気がしていたが、最終的に真賀田四季は裏切らないのだなと再認識。

    ただ読む順番を間違えている感じが否めない。
    他のシリーズも読まねば。

  • 登場人物が豪華すぎる。
    林さんの名乗ったあの一言に痺れたり。
    まさかの彼女は彼に惚れていたり。
    彼は相変わらずの泥棒さんだったり。

    S&MシリーズとVシリーズを通して読んできた読者にはご褒美の巻だったかと。

    Fにつながるあの事件の核心が描かれる。
    四季はただ、恋をしただけなのかな。
    それともそれも、計算通りだったのかな。

  • 保呂草と各務, 紅子とへっくん(犀川先生)と喜多先生, 林と七夏。
    なんて豪華な四季シリーズ。

    真の天才たる四季に人間らしさを一瞬だけ感じた暑い暑い夏。
    なるほど, これが「すべてがFになる」の前置きだとすると, どれだけ練りに練られた作品なんだ…圧倒される。
    「すべてがFになる」の再読のタイミングを決めかねちゃう。

  • なるほどやっと四季が両親を殺した真相がわかった
    チラチラ出てくる保呂草さんと各務の絡みも良いし紅子さんも良い感じで出てくる
    しかしへっ君高校生か……

  • うわーもう、うわーっ!!!
    犀川先生に喜多先生に保呂草さんーっ!!!
    林さん紅子さんともう・・・。
    オールキャスト勢揃い万歳って感じで。。。
    今まで読み進めてきて良かったなぁってニヤニヤしちゃう一冊でした。
    『すべてがFになる』の印象もさらに変わった。
    全て最初から計算ずくなのであれば本当に凄い。

  • 四季シリーズ第二弾。四季の青春時代の物語。これまでの中で一番人間らしい四季の話。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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