日暮らし(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
4.01
  • (229)
  • (308)
  • (209)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 2155
感想 : 136
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062762052

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 人の情って…、としみじみする読了感。この期に及んで総右衛門が表向きには何の制裁も受けていないのが、何とも言えない含みになっている。最後、佐吉に最高の幸せが訪れてくれて安心?、満足して読み終えることは出来た。

  • この本から、宮部みゆきさワールドにはまりました。

  • 「上」を参照

  • お六やお徳や彦一やおみねやいろいろな人を丹念に描いたあとの最後に、急転直下、展開して犯人は、たぶんあるかなと思っていた2-3人の中の一人へ。
    読後感よく終えられる。

  • 解決編となる「日暮らし」の続きと
    エピローグである「鬼は外、福は内」の2編。

    お徳の商売が上手くいっていたり、
    葵殺しの下手人が判明するのは良いのだけれど、
    沢山のことを描いてやっとたどり着いたわりには
    いまいちスッキリしない真相でした。
    辻褄が合わないわけではなく、「え、犯人そいつなの?」的な。
    匂いに言及した辺りから怪しかったですが、まさかなーと思っていたので。

    それに、弓之助は賢いし愛くるしいキャラクターだけれども、
    謎解きは全部弓之助というのもなんとなく微妙な気分です。
    とはいえ、登場人物たちがそれぞれしっかり描かれているので
    全体としてはやっぱり面白いのです。
    下手人が誰かということより、そちらの方が読んでいてすごく興味深かったです。
    おでこの踊りは想像するだけで楽しくなってくるし、
    それぞれが主人公の物語も書いてほしいぐらいの気分です。

    「ぼんくら」「日暮らし」ともにチラリと茂七が話の端に上がって嬉しくなったのだけれど、
    お初がどうなっているのかがものすごく気になってしまいました。

  • 再読。
    くどいようだけど、宮部みゆきの時代物は何度も読みかえしたくなる良さが溢れてる。

  • 弓の助とおでこさんに癒される。

  • 犯人とその動機が……
    人のおろかさみたいのがちょいちょい出てくる割には、重たい感じになってないのがさすが。

  • 多少、失礼な言い方だが内容的にはもう少しかなと言うのが正直な感想だ。でもこのシリーズはこれ位でいいのかもしれない。
    何とも言えない居心地のよさが、とても良い。
    言葉、文章も良い。

  • ぼんくら」の続き。「ぼんくら」で事件の当事者であった湊屋が今回もぐるぐる絡まっている。どう仕様も無い悪人も出てくるが、皆少しだけ人間味を匂わせていて、人というのは面白いと思った。

全136件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

宮部みゆきの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部みゆき
宮部 みゆき
宮部 みゆき
宮部みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×