日暮らし(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 136
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062762052

感想・レビュー・書評

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  • 弓之助、可愛い。

  • なんとも気持ちのよい、大団円。


    ここにこれが?というような、いままでに語られたなにげない一言やエピソードが、
    ぱちりぱちりとキレイにはまる。なんって気持ちのよい、カタルシスに酔う一冊。

    でもできればこのシリーズ、もう少し読みたいな。
    例えば平四郎の美しいかみさんとのエピソードや、
    お徳のダンナさんとの今はない気持ちのよいエピソードなど。
    もちろん弓ノ助のこれからや、でこの活躍が、もっともっと見てみたい。

    いい話だった〜

    気がついたら前作の「ぼんくら」をすっかり忘れていたので、
    再読、決定です。

  • 面白かった。
    宮部みゆきの時代小説はそれほど読んでなかったのだけど、これは面白かった。とくに、弓之助とおでこの三太郎の子供ふたりがすばらしい。これに同心平四郎、その奥方、政五郎親分などが絡んだ雰囲気というか空気感が好き。弓之助のこまっしゃくれぶりもちょうどよい。
    3分冊になると上巻が短編集、中・下巻が長編という組み立てになる。

    「ぼんくら」の続編とは知らずに読んだのだが、大して問題はなかった。だが、「ぼんくら」事件の経緯が分かってしまうので、可能であれば「ぼんくら」から先に読んだほうがよい。

  • 結末は強引な気もするが、まあそーいうこともあるかなあと。

    今回は謎解きより、平四郎を支える脇役たちのキャラが立ってきたことが魅力だと思う。特に弓之助とおでこのコンビが微笑ましい。

  • 亡者のあたしよりつめたいねぇ…。

    弓之助の仕掛けはどう出るか!

    13にもなって、まだおねしょをする弓之助。
    頭が切れすぎて、心が追いつかないのか。

    そんな弓之助と叔父上のやりとりや、記憶力のめちゃくちゃよい同じく13歳のおでこの三太郎がかわいらしく、一見嫌な殺人事件をかなりやわらげてくれる。

  • こんがらかっていた話がスッキリ。
    弓之助くんみたいな聡明なこがお友達にいないかなぁ・・・。

  • うーん、素晴らしい!しばらくご無沙汰してた時代物宮部ワールドに、すっかりハマっている私ww いやー、やっぱりすごい人だな、宮部さんは!きびしいのに、温かい。人の心の、怖いほどの闇を書きながら、一方では、馬鹿みたいに篤い人情を書きだす。人が世で生きていくことのあれこれが、宮部さんの手にかかると・・・まさに、小説の醍醐味に!!

  • 弓之助とおでこちゃんのコンビが可愛い。

    なんだか悲しい感じではあったけど、さすが面白かった

  • 謎解きの下巻。大きな流れの大団円で、多くの人が救われたと思われる。ぼんくらを先に読んでおいた方が何かと都合がいいと思われる。

  • 日暮しの最終巻。
    犯人はいきなり出てきた印象。
    弓之助とおでこちゃんのコンビが可愛らしく、暗くなりがちな物語に色を添えている。
    それにしても、二人とも賢すぎて大人は必要ないくらい。
    やっと会えた母親が、既に亡くなっていた佐吉も、幸せになりそうなラストでホッとした。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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